AMBROSIA 2000se AMBROSIA2000 AMPZILLA 2000se SON OF AMPZILLA アンプジラ 2000

Ambrosia 2000SE

Precision Stereo Pre Amplifier

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フォノイコライザー付きモデル

フォノイコライザーなしモデル

内部コンストラクション

James Bongiorno 第5 作 “ Aural Magic Processor"

アンプジラシリーズのプリアンプThaedra(テドラ)の21 世紀バージョンAmbrosia2000 がリニューアルしました。インプット−アウトプット・フルバランス設計の全く新しく進化したサーキットデザイン、アナログレコードのオーディオパフォーマンスを新たにするMC/MM カートリッジそれぞれにフル対応の高精度フォノイコライザー搭載バージョンとラインアンプバージョンの2 種が用意されています。

4 ポジション、ターンオーバー周波数可変のトーンコントロール、MC/MM/Line それぞれの独立した電源供給回路とトランス巻線など斬新な特長が織り込まれています。Ambrosia2000SE は既に発売のAmpzilla2000SE のベストパートナーとなります。

新型の特徴

  1. 新しいボリュームシステムは、スタティックノイズ(音量調整時のポップノイズ)を1/4 から1/5 に低減しました。

  2. 新設計のラインアンプは歪みをより低減、ノイズレベルも20 μ V 以下に改善しています。

  3. フォノイコライザー内蔵モデルのMC カートリッジ用サーキットは完全に再設計、より低い歪み、優れた低域安定性を得ています。

  4. クーリングファンシステムはコンストラクション再設計により、削除されています。

  5. ホームシアター用バイパス回路もコンポーネント間のシンプルなワイヤリングのために装備されました。

  6. フロントパネルはブラックアノダイズへアライン仕上げ、エンブレムはシルバーになりました。

  7. 製品ラインナップはフォノイコライザー内蔵モデルとラインアンプモデルの2 種になります。

  8. Ambrosia2000SEのコントロールは完全なメニュー操作式で、リモコンもアンプのフロントパネルそのままの操作が容易にできます。コントロールhは完全にデジタル制御されていますが、オーディオ信号経路にデジタル回路もしくはデジタル処理の過程はまったくなく、信号経路は100% アナログです。

主な特長

  1. 極低エミッションの電源トランス。それぞれ完全に独立の回路の電源入れに使用する四つの二次巻線があり、グランドループもしくは電 源ノイズの可能性を完全に排除します。

  2. 完全な電磁波耐性用に15 個の独立電源レギュレータを備えます。

  3. フォノイコライザー内蔵モデルはアナログレコードを最大に活かせる最高レベルのフォノイコライザーを内蔵しています。かつてのTHAEDRA にもあったようにMC とMM カートリッジ専用の完全にセパレートされた回路で、どちらもそれぞれ高精度なRIAA イコライザー機能を持ちます。

  4. MC とMM それぞれの回路に全ての内部スイッチングをバイパスするダイレクト出力があり単独のRIAA-EQ アンプとしても使用可能です。

  5. 各回路にはそれぞれ切替可能な専用ローカット(約20Hz)のフィルターがあります。

  6. 4 系統のライン入力(プラス2 セットのテープ入力と出力)の内、バランス入力1 セットはアンバランス変換プラグにより、アンバランス入力として使用できます。

  7. フロントパネルにある二つのヘッドフォンのジャックへは専用のユニークなチャンネル毎4.5 ワットのバランスド電源バッファアンプより供給されます。

  8. ラインアンプは本質的にゼロ歪みの非常にエキゾチックな回路で完全なバランスサーキットです。実際に、本機の全ての歪みはハイレベル入力においてのパッシブスイッチとボリュームコントロールからしか出ない特別なもののみです。これらのディストーション部分は「パッシブ」で、回路からのノーマルなダイナミックディストーションと比べても聞き取ることはできません。

  9. ラインアンプには完全なトーンコントロール、低音域と高音域、それぞれ4 つのターンオーバーポイント選択可能な回路を備えています。

  10. 外装はブラックアノダイズヘアライン仕上げのアルミフロントパネルと、14Ga の強固なスチール製シャーシで構成されています。

ambrosia 2000 SE 主な仕様

■ゲイン
  MC 0dB(1600x) to TAPE OUT : -6dB(800x) to TAPE OUT : -12dB(400x) to TAPE OUT
  (リアパネルでスイッチ切替)

  MM 42dB(125x) to TAPE OUT : LINE 21dB(11x) to MAIN OUT
  ( すべてのライン入力とテープ入力)
■ボリュームコントロール:-69 to +20

■モード切替:STEREO,STEREO-Revers,MONO

■全高調波歪率:MM&MC 0.05% 以下 20Hz - 20kHz (2V TAPE OUT)
  LINE 0.05% 以下 20Hz - 20kHz (2V MAIN OUT)
■ノイズレベル:MC 20Hz - 20kHz FLAT . 70 nV 以下 400Hz - 20kHz 35 nV 以下
  MM 20Hz - 20kHz FLAT . 300 nV 以下 400Hz - 20kHz 200 nV 以下
  LINE 20Hz - 20kHz FLAT . 5uV 以下
■最大出力:10V RMS
■ヘッドフォン出力:ステレオ専用アンプ、30 Ω、2out
■入力:TUNER,AUX,CD,BAL,HT MC,MM(フォノEQ 内蔵モデルのみ)
■入力インピーダンス:MC 1k Ω ,MM 47k Ω ,LINE 40k Ω ,
  バランスインプット-- ± 50k Ω バランス, 50k Ω アンバランス
■リトーンコントロール

  Treble -7 to +8、 ターンオーバー切替270,330,400,515Hz
  Bass -8 to +7、 ターンオーバー切替2.7k,3.2k,3.9k,5,0kHz
■パススルー:ON/OFF 可能
■消費電力:50W/ フォノEQ 内蔵モデル、35W/ ラインアンプモデル
■電源:100V(50/60Hz)、1A
■ AC アウトレット:スイッチド3 系統、アンスイッチド3 系統
■シャーシ:#14 ゲージスチール、パウダーコート仕上
■リモコン:フルコントロールリモコン付属(電源スイッチon/off を除く)
■外形寸法:444W × 178H(パネルH/158)× 372(シャーシD)/440(+ ノブ端子)Dmm
■重量:22.0kg / フォノEQ 内蔵モデル、18.5kg/ ラインアンプモデル
■価格:フォノEQ 内蔵モデル980,000 円(税別)、ラインアンプモデル 780,000 円(税別)

(説明文、主な仕様はエレクトリホームページより抜粋)

待望のAmbrosia 2000SEの試聴機がエレクトリからやっと届いた。そしてそれは、EMT JPA66と同じに送られてきた。先にEMT JPA66を聴きその素晴らしいサウンドに敬服し、熱い感動の念を気持ちがさめやらぬまま、まったく同じシステムでAmbrosia 2000SEを聴こうとしている。

私自身は先週末に行ったmarantz恵比寿試聴室でのイベントから戻り、疲れた体を癒す間もなく休日出勤して溜まった仕事を片付け、EMT JPA66の試聴をすませた直後だから心身のコンディションは決して良くない。しかも時刻はすでに夜8時を大きく過ぎている。本当ならすぐにでも熱いシャワーを浴びて、柔らかなベッドで眠りにつきたいのが本音だ。こんな心情の時はよほど良い音でなければ、試聴を続ける気分にならない。前回、Ambrosiaを聴いたときもそんな感じで少し疲れていたが、Ambrosiaはそんな気分を一気に霧散させてくれた。マイナーチェンジして顔がブルーからブラックに変わって、すこし「優等生」になったAmbrosia2000SEは、はたして「暴れて!」くれるのだろうか?期待と不安を胸に抱きながら、試聴を開始することにした。

AIRBOWマルチプレーヤーUX-1 Supreme emotion

CDプレーヤー AIRBOW UX1SE/LTD (クロックジェネレーター OCX使用)

AIRBOW'セパレートアンプCU80/Special&MU80/Fine Tune

パワーアンプ  AIRBOW CU80/Special + MU80/Fine Tuned (ボリューム最大で使用)

スピーカー    Zingali1.12

試聴テスト

ヨゼフ・シゲティー

 

バッハ

無伴奏バイオリン

ソナタ全集

(CD/2枚組)

ヨゼフ・シゲティー “無伴奏バイオリン・ソナタ全集” <CD>

まず始めにEMT JPA66で最後に聴いたシゲティーのCDから聴き始めた。

まずUX1SE/LimitedをCU80SP+MU80FTに直接繋ぐのと、CU80SPのボリュームを最大にしてAmbrosia 2000SEを経由してUX1SE/LimitedをCU80/SPに繋いだ音質を比較した。UX1SE/Limitedをダイレクトに繋いだときよりもAmbrosia 2000SEを経由させるほうが明らかに音が良い。高域の情報量が豊富でバイオリンの音が細やかだし、音色のコントラストも濃くなる。空間も大きく広がり「生演奏を聴いているように自然な雰囲気」が出てくる。そう、この音がAmbrosia 2000から引き継がれた、私の求めるSST INCのサウンド・テイストだ。

ここで少し注釈を入れる。なぜならば、一部にはプリアンプを使うことで「音が良くなる」ことが理解しがたい人もいらっしゃるかも知れないと思うからだ。しかし、それは事実として起きる。その上、理論的にも矛盾はない。まずそれを説明しよう。

オーディオ技術での一番大きな「誤解」は、マイクが捉えた音、CDに録音されている音が完璧であるとか、最高であるという考えだ。過去にも何度か書いてきたが、マイクが捉えた音は人間が聞いている音とは著しくバランスが異なっている。たいていの場合、高音と低音が強調されすぎて、帯域のエネルギーバランスが人間の感覚とかなりずれてしまう。ビデオカメラで撮影したシーンをプレイバックするとやたらと「余計な音」が聞こえるのは、マイクの「癖」が原因だ。聞こえる音のエネルギーバランスが偏っていたり、高音や低音のタイミングがずれてしまうと人間は正しく音を認識できなくなる。マイクと人間の感覚には明らかな違いがあり、それがデーター的には「正しく」とも「聞こえる音が悪い」原因となる。つまり原音を追求することが、すなわち高音質だとは限らないのだ。頭でものを考えるが現場を知らないエンジニア(オーディオマニアも含めて)は、この点を誤解していることが多い。私も昔はそうだった。

もう一つの問題は、これも過去に何度となく書いてきたことだが、人間が聞いている音は「脳が作り出した音」だという点である。例えば、私たちには夢の中で映像が見えたり音が聞こえたり(話し声が聞こえたり)するが、この時耳に音は聞こえず、目には何も見えていない。外界の刺激とは無関係に、脳が記憶を再構築することで「音」や「映像」を認識している。これは、目覚めていても同じだ。つまり、目覚めていようが寝ていようが私たちが聞いている音は、常に「生の音」ではなく「脳が作り出した音」なのだ。そのため「出ていない音が聞こえたり」、「出ている音が聞こえなかったり」ということが現実に起きる。これが測定結果と人間の感覚が異なる最大の原因だ。毎回同じ事を書いているが「脳が音を作っている」というのは、私がたどり着いた「オーディオの不思議」の結論の一つだから、これからも度々この主張は登場するだろう。

結論を述べよう。オーディオは「脳を騙す」技術である。より良い音作りとは、原音を「脳が理解しやすい(騙されやすい)音質」に作り替える事だ。良質なプリアンプは、それを実現する。ずれてしまった「音のバランス」がプリアンプを通すことで修正されたり、あるいは録音された時以上に「良質な音のバランス」を作り出す効果を持っている。言い換えるなら、プリアンプが音源を「リマスタリング」することで、入力された音を「より良く聴かせる」ことが可能となるのだ。

いくら高くても正直すぎるプリアンプは、音がつまらないことが多い。なぜなら、何も足さず、何も引かない音ならパッシブフェーダーで事足りるからだ。パッシブフェーダーとプリアンプの違いは「電気増幅回路」が存在することである。外部からエネルギーが加わることで、プリアンプは「回路内で音を作り出す」ことが可能となる。つまり、実際に入力されたよりも「豊富な音(作り出された音が追加された音)」を出すことは不可能ではない。これらが、私がプリアンプで「音が良くなる」と考える理屈である。

閑話休題。つまらない理屈から話を戻す。前作のAmbrosiaは私の求める理想的な音を出してくれる希有なプリアンプだった。しかし、若干の残留ノイズやセレクター動作時のポップノイズ、過大な発熱、それに対応するための常時稼働するファンの搭載など、オーディオ用のプリアンプとしては見逃せないいくつかの欠点を持っていた。新作のAmbrosia 2000SEは、Ambrosia 2000の素晴らしい音質を一切損なうことなく、問題とされた部分がほぼすべて改良されている。フロントパネルもブラックになったから、あの色がどうも・・・と躊躇していたお客様もこの色なら抵抗は少ないだろう。

さて肝心の音質に話を進めよう。シゲティーが演奏するバイオリンの高次倍音が、Ambrosia 2000SEを追加する事で「天井が消えた」ように伸びやかになる。弦を擦る音も粒子が細かくなり、有機的な音質に変化する。ギコギコとややぎこちなく、無骨に感じられた弓使いが実に滑らかに感じられるようになる。ボディー部分の音には美しい木質的な響きが加わり、情報量や空気感が増加すると共に「楽器としての美しさ」、「演奏としての美しさ」も圧倒的に改善される。「CDの音がレコードを聞くように変化する」という表現を私は多用するが、Ambrosia 2000SEの音はまさにその表現がピタリと当てはまる。デジタルをアナログ化する素晴らしい能力をAmbrosia 2000SEは、製作者から与えられている。Ambrosia 2000SEが実現するこの甘美な美しい世界は、PCオーディオからは未だ取り出しにくい種類のものだ。それならPCを音源としてプリアンプにAmbrosia 2000SEを使ったら?そういう思いが脳裏をよぎった。

ヨゼフ・シゲティー

 

バッハ

無伴奏バイオリン

ソナタ全集

(2枚組)

ヨゼフ・シゲティー “無伴奏バイオリン・ソナタ全集”

Ambrosiaには最近珍しいほど本格的な「フォノイコライザー(フォノ入力)」が装備されている。前回のテストではフォノを聴くことはなかったが、EMT JPA66との比較の意味も含めて今回はフォノの音質をテストした。最初に気付くのは、CD(LINE)入力に比べアンプのゲイン(増幅率)が高いため、ボリュームを操作したときのポップノイズ(プツプツ音)がかなり大きいことだ。個人的には許容範囲だが、気になる方もいらっしゃると思う。

直前に聴いたEMT JPA66でのレコードとCDの音質差は圧倒的で、レコードがCDを明確に凌駕した。しかし、CDの音だけを聞き比べるならAmbrosia 2000SEは4-5倍高価なJPA66を上回った。Ambrosia 2000SEで聴くとレコードはCDとどれくらい違って聞こえるのか興味深い。

まず、Ambrosia 2000SEのMCフォノ入力にプレーヤーからの出力をダイレクトに繋いで聞き比べを行った。この状態でのレコードの音は、CDプレーヤAIRBOW UX1SE/LTD+OCXと比較してやや聴き劣る。具体的には、高域の透明感がやや不足し、バイオリンの音数も少なく感じられる。とはいえ、絶対的にはかなり良質な音で外付けフォノイコライザーに例えるなら数十万円クラスの良くできた製品に明らかに匹敵するように思う。レコードの音が悪いと言うよりは、レコードを凌駕したUX1SE/LTD+OCXを誉めるべきだろう。それはそれとしてAmbrosia 2000SEのフォノ入力は、透明感が高くアタックの立ち上がりも早い。低音の力感や量感も十分だ。

この音により一層の倍音の鮮やかさと空間の見通しの良さが加われば文句はない。現状では「ほんの少しさっぱりした印象」がある。カートリッジを変えて見るのも良いが、まずレコードプレーヤーとプリアンプの間に昇圧トランス AIRBOW T4-291を追加すれば、音がどのように変わるか聴いてみた。

NEUMANN-BV33

AIRBOW Step-Up Trans T4-291 \88,000(税込)

昇圧トランスを追加したことで、Ambrosia 2000SEフォノ入力をMCからMMに変える。MCからMMに切り替えるとアンプのゲインが下がり、ボリューム動作時のポップノイズが小さくなった。MM入力で使用するなら、ボリューム動作時のポップノイズはほとんど気にならないだろう。

音質は明らかに改善する。物足りないと感じていた高域の分解能や倍音の伸びやかさが改善し、同じレコードを聞いているとは思えないほど音が澄んでくる。音場の透明感が増し、聞こえなかった音がどんどん出てくる。やや細くて冷たく感じたバイオリンの音が太く暖かくなり、演奏に血が通ってくる。通常レコードを聴くなら、この音質に文句を付けられることはまずないはずだ。

もちろんレコードの音を「あれほど素晴らしい!」JPA66と比較することは無理だが、音調や音楽再現の方向はかなりよく似ている。余計な着色が少なく、ストレートで心地よい音だ。もちろん組み合わせるカートリッジや昇圧トランスで音質はいくらでも変えられるのだが、基本的には素直な癖のない音なのは間違いなさそうだ。仮にJPA66の音を良くできたMCカートリッジに例えるなら、Ambrosia 2000SEの音は良くできたMMカートリッジに相当するだろう。

先にも書いたがこの試聴は、恵比寿のイベントが終わり帰阪し翌日から溜まった仕事を連日深夜までかけて片付け、やっとこさホッとできる休日に行っている。頑張ったご褒美に、本当は久しぶりにのんびりお休みする予定だった休日。しかし、しばらく中断していた試聴機を聞く仕事が溜まっていたので、やむなく休日出勤している。

こう言うときはたいてい気分が乗らず、いつもよりも「音が悪く」聞こえるし「筆も進まない」のが現実だが、JPA66に続いてAmbrosia 2000SEを聞いていると、そんな重い気分は知らぬ間に消えている。長い文章をすらすらと淀みなく書くことができるのも、JPA66とAmbrosia 2000SEの音が耳に心地よく、脳を活性化するからだ。音楽をを聞いていると、すらすらと文章が浮かんでくる。インスピレーションがインスピレーションを呼び、感情が止めどなく言葉になって溢れてくる。良い音は素晴らしい。

フランスの言語学者、アルフレッド・トマティス博士が「耳は脳のジェネレーター(発電機)」だと著書に記しているが、私はまさにその通りだと思う。良い音は脳を活性化し、心に力を与えてくれる。そんな素晴らしい装置を「お金」で買えるオーディオもまた素晴らしい。

では、入力をCDに戻しいくつかの異なるジャンルの音楽を聞いて行こう。

展覧会の絵

 

チェリビダッケ指揮

ミュンヘン

フィルハーモニック

(2枚組)

 

AUD-7009-10

セルジゥ・チェリビダッケ指揮 “展覧会の絵”

レコードと比べると弦がやや硬質に感じられるが、比べればという範囲で十分納得できる柔らかくしなやかな音だ。UX1SE/LTD+OCXの美しく伸びきった高域の良さをAmbrosia 2000SEは見事に生かしてくれる。低音も厚みがありパワフルだが、レコードと比べるとパワー感がやや劣る。しかし、それもAmbrosia 2000SEが至らないのではなくJPA66があまりにも素晴らしすぎるからだ(それに400万円もする!)。それを除外して聞くならば、倍音の澄み切った感じや空間の広さ、オーケストレーションの美しさなどチェリビダッケの凄さを充分に伝えてくれる音質に仕上がっている。特に複数の弦が重なった部分での分離感が素晴らしく、デジタル音源であることを完全に忘れてしまうほど見事だ。

八神純子

 

Best of Me Vor.2

バラードコレクション

 

NACL-1020

八神純子 “ベスト オブ ミー Vor2”

伴奏のピアノの美しい響き、八神純子の澄みきったボーカル、それぞれの絡みが実に見事で息をのむ。こんなに素晴らしい歌があるのだろうか?スピーカーに大型2wayホーンのジンガリを使っていることを完全に忘れるほど透明に大きく広がり、伸びやかな高域と立体的な空間再現が実現する。

伴奏に使われるバイオリンの弦の音も見事なまでに甘美で、ボーカルをこれ以上はないムードで引き立てる。このソフトは、フォルテの部分で音がやや歪みっぽくなり、うるさくなってしまうことが多いのだが、このセットはその難しい部分を完全にスムーズに再現する。

低音から高音までスッキリと一切の澱みなく澄みきったサウンド。見事なまでに美しい音楽。これがJ-POPだとは信じられないほど高音質で再現される。濁りがまったく感じられない、透明で澄みきった空間。それはデジタルでしか実現できない領域の表現だ。このソフトが発売されたのはレコードだが、アナログから焼き直されたCDも甲乙付けがたいくらい素晴らしく、アナログソースもデジタルソースも双方が見事に両立した。

峰純子

 

Child is Bone

 

TDCN-5127

峰純子 “チャイルド イズ ボーン”

高精度クロックジェネレーター Antelope Audio OCXの凄さを真っ先に実感したのがこのソフトだ。元々の録音に優れるこのCDは、OCXを使うことで立体感がより一層大きくなった。音質の改善効果も素晴らしく、ボーカルや楽器の音とマスターテープのヒスノイズが完全に分離して空中を浮遊した。あの驚きは、きっと生涯忘れることはできないだろう。

OCXの凄さもそうだが、実はEMTのカートリッジの凄さを初めて知ったのも峰純子のレコード“ジェシー”だった。もしかすると峰純子のボーカルと私は、特別に縁が深いのかもしれない。いずれにせよ私のオーディオ遍歴の中で彼女のボーカルは欠かせないソースには違いない。

JPA66で先に聞いたレコードと比べると透明感がやや劣り、空間にほんの少し霞がかかったように感じられることがあるが、音色やバランスはレコードに劣らず素晴らしい。ボーカルは優しく語りかけてくる。ピアノはボーカルにピッタリと寄り添って鳴る。それぞれの分離も素晴らしく、説得力も抜群だ。心と体を委ねていつまでも聞いていたい、そんな実に素晴らしいムードでJAZZが鳴る。もはや、デジタルとかアナログとか、そういうことを考えることすら面倒になる。ただただ、美しい音に身を委ねていたい。そんな気分に引き込まれる。

仕事で試聴しているが、この時間の気分は休日にふさわしい。明日からまた頑張ろう!自然とそういう気持ちになる自分を感じ、とても気分が良くなった。ありがとう、音楽。ありがとう、演奏家のみんな。ありがとう、レコーディングに携わったすべての人達。こんな素晴らしい音を残してくれてほんとうにありがとう。感謝の思いが心に溢れてとても幸せな気持ちになれた。EMT JPA66とAmbrosia 2000SEを聴けて良かった。

2010年6月 清原 裕介

 

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