ケンブリッジ Azur 650a 650c Cambridge 音質試聴テスト 評価 販売

Cambridge Azur 650c 650a

Naspecが輸入代理業務を行う、イギリスCambridge(ケンブリッジ)オーディオから比較的低価格のCDプレーヤーとプリメインアンプが発売されました。OPEN価格なのでインターネットで売価を調べてみると、CDプレーヤーのAzur650Cが約8万円、プリメインアンプのAzur650Aが約7万円までの価格で販売されていました。

この2台のコンポを3種類のスピーカーを切り替えながら3日間、BGM的にさまざまなソフトを聞き流すように使ってみました。

Specifications

DAコンバーター : Wolfson WM8740 デュアル仕様
192kHz/24bit
THD : <0.001%   @1kHz 0dBFs
  <0.0005% @1kHz -10dBFs
  <0.002%   @20kHz 0dBFs
IMD : <0.0005%   19/20kHz 0dBFs
周波数特性 : 20Hz – 20 kHz (+/-0.1dB)

リニアリティ :

+/−0.5dB (@-90dBFs)

Clock Deviation :

+/- 20ppm
Stopband Rejection : >90dB (>24kHz)
Total correlated jitter : >140pS
出力インピーダンス : < 50Ω
クロストーク : >-100dB @1kHz
  >-99dB @20kHz

S/N 比 :

>104dB
最大消費電力 : 25W (スタンバイ時<1W)

サイズ W×H×D :

430×85×305 mm
重量 : 4.8kg

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 Specifications

最大出力 : 75W + 75W  (8Ω)
THD : <0.002% @1kHz  (80%出力時)
  <0.03%  20Hz-20kHz  (80%出力時)
  <0.02%  20Hz-20kHz  @10W
周波数特性: 5Hz 〜 50kHz  (-1dB)
S/N比 : >92dB
入力インピーダンス : 47kΩ
パワーアンプ
ダンピングファクター :
>100
Bass/Trebleコントロール : ±7.5dB  @20Hz & 20kHz
最大消費電力 : 600W (スタンバイ時<1W)
サイズ  W×H×D : 430 × 115 × 345mm
重量 : 8.5kg

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試聴テスト

 Focal 1028Beとの組合せ

Focal1028BeはAzur 650には明らかにオーバースペックだが、ソフトによっては「えっ!」と驚く良い音が出た。

得意なジャンルは透明度が高い系のアコースティック音源のソースだ。バイオリンのソロや室内楽、ギターの弾き語り、ピアノの弾き語り、スローなジャズ、そういうあまり激しくないアコースティック系のソフトは実に上手く鳴る。

低音の量感はさほど多くないが適度。中音は滑らかで柔らかい。高音は透明感が高くやはり柔らかい。女性ボーカルはきめ細やかなシルキータッチで描かれる。バイオリンやギターなどの弦楽器は、倍音が透明で美しい。低音はやや遅く、膨らみがちでウーファーがきちんと動いていないイメージが強い。しかし、それが問題とならないソフトでは価格を信じられないほど良い音で1028Beが鳴る。

しかし、電気楽器系のソフトは良くない。低音が膨らみ、ベースラインが遅れて不明瞭になる。高音もジャリジャリとささくれた音になる。複数のPOPS系のソフトをかけてみたが、その傾向はほとんど変わらないのでソフトの録音の問題ではなく、低音の制動力・駆動力を求める音楽との相性が純粋に悪いようだ。

 Vienna Acoustics Beethoven Concert Grand

ウィーンアコースティック ベートーベン コンチェルト グランド(T3G)との組合せでは、意外なほど中低音に厚みが出る。

高音はやや曇りがちで伸びたりないのだが、T3Gの透明感と切れ味がそれを補って、鋭すぎないちょうど良い感じに高音が鳴る。中音はやはり滑らかでスィート。このセットで最も美味しいのは中音部で、特に女性ボーカルに上手くマッチする。1028Beでも感じたが全体に刺激が少ない音なので長時間聞いていても疲れることがない。

ベートーベン コンチェルト グランドをこのセットで上手く鳴らすためのポイントは、やや伸びたりない高域をどのように料理するかだ。CDとアンプを比べるとアンプがやや弱いようなので、アンプの電源ケーブルを良質なものに交換するとかなり音が良くなる可能性が高いと考え、電源ケーブルを付属品からAETのSCR/AC/EVDに交換してみた。低域の力感が大きくアップし、高音の伸びも良くなる。ボーカルの表情は比べものにならないくらい細やかになり、声のトーンも少し重心が下がる。訴えてくるボーカルの力は段違いで、聞き流せていたソフトに耳が奪われるようになる。音楽の温度感も向上する。その差は相当大きく「聞いていられる音」から「聞き逃せない音」へと華麗に変貌を遂げた。

 Starling Broadcast LS-3/5a

再び電源ケーブルを元に戻し、スピーカーをStarling Broadcast の LS-3/5aに変えて試聴を続ける。

このスピーカーのと組合せでは、高域、低域共にレンジが伸びきっていない感じがある。しかし、それは決して悪い方向ではなく、厚みのある中域を殺さない良い方向のチューニングに聞こえる。

チェロやボーカルなどの中音の帯域は絶品。シルキーで柔らかく、あたかも真空管アンプでレコードを聞いているようにCDが鳴る。Starling LS-3/5Aのこういう鳴らし方も「あり」だと思う。しかし、個人的にはもっと濃い色艶や、明瞭感が欲しいと思った。

スピーカーが小さくなることでアンプへの負担が減少し、低音の遅れも緩和されるがそれでも低音は少し緩いから、このアンプはそもそもあまり低音は得意ではないのだろう。

組み合わせるスピーカーにかかわらずアンプの電源ケーブルを良質なものに変えることが、使いこなしのポイントとなりそうだ。

試聴後感想

試聴を終えたAzur 650C/650Aのセットの印象は「面白い」だ。どう面白いのかというと、気まぐれな女性のように「機嫌良く鳴ったり」あるいは「やや不機嫌そうに鳴ったり」するところが面白いと感じたのだ。

試聴前のウォーミングアップを含めAzur 650を合計で5日ほど聞いていたが、そのうちの半分近い時間は「こんな価格でこんなに良い音が鳴るんだ〜」という驚きと好意を持てたが、残り半分の時間や試聴を兼ねて真剣に聞こうとすると「あれっ?こんな音だったっけ」と期待を裏切られることがあった。

その原因は、低音の制動力(力感)不足にあるのは間違いがないのだが、さらに突き詰めて聴くと原因は低音にあるのではなく、高音の明瞭度の不足にあると分かる。

Azurの高音はシルキーで柔らかく、まるで真空管のように聞こえることがある。しかし、高音までキリリと伸びきった音が好きでそういう音でいつもスピーカーを鳴らしている私にとっては、Azurの高域は絶対的な明瞭度が不足して感じられることがある。だから、高音がしっかりと伸びきったときには良い印象を抱くが、そうでないときは「あれっ?」と思ったのだ。

最新の良くできたヨーロッパメイドの低価格コンポの音質向上は著しい。うかうかしているとAIRBOWの地位さえ脅かされるほどに向上している。その例に漏れずAzur 650C/650Aの実力も相応に高いが、高音の鳴らし方をどう工夫するかでこの製品の評価は大きく二分されるだろう。

そういう意味で相性が良いスピーカーは、高音がメタリックでキツく感じられる製品だ。ドイツ製のスピーカーや金属リボンをツィーターに使った製品にそういう音が多いが、とにかく今聞いている音がキツくて優しく滑らかな高音が欲しいとお考えの方にはお薦めしたい「優しい音」のコンポだと感じられた。

2010年6月 清原 裕介

 

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