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HEGELからH80という新しいプリメインアンプが発売されました。逸品館がHEGELをお薦めしていること、また逸品館のレビューがお客様のみならず他のショップも参考にしているなどの理由により、今回はメディアよりも一足先にエレクトリから試聴機が届けられました。また。大型パワーアンプのH4SEも同時に届けられましたので、その音質をリポートしようと思います。

・使用機材

 AIRBOW SSS-2013

 AIRBOW SA11S3 Ultimate

 Vienna Acoustics Beethoven Concert Grand(T3G)

HEGEL H80
アナログ入力 LINE(RCA)×2、(XLR)×1
デジタル入力 S/PDIF(RCA/TOS)×各2
USB(TYPE-B)×1
アナログ出力 なし
定格出力 75W×2(8Ω)
サイズ W430×H104×D340(mm)
重量 12.0Kg
消費電力 20W(無信号時/逸品館にて計測)
希望小売価格 280,000円(税別)

HEGEL製品へのお問い合わせはこちら

付属リモコン

H80は、1つのUSB入力、各2つの同軸/光、S/PDIF入力、2つのRAC入力、1つのXLR入力を備える、薄型のプリメインアンプです。
仕上げは、他のHEGEL製品と共通のマット風のブラックアルマイト。発熱が非常に少ないので消費電力を測定すると、僅か20Wという小ささでした。コンパクトで引き締まったシンプルデザインは好みが分かれそうですが、機器の存在感をミニマムにしてお洒落にオーディオを楽しみたいとお考えなら注目して間違いのないモデルだと思います。

最初エージングを兼ねて、AIRBOW SSS-2013とSA11S3/UltimateをUSB接続しいろんな音楽を聴いてみました。電源投入直後から、かなり好印象に音楽を楽しませてくれましたが、数時間の鳴らし込みで中音の豊かと低音の力感が大きく向上しました。コンパクトなサイズ、比較的軽量な筐体から予想されるよりもずっと良質な低音が再生され、一番目の関門は軽くクリアしました。

そのまま一昼夜聞き続けた後、次はデジタル入力の音質をテストすることにしました。ところが本体のデジタル入力は確認していたのですが、あらぬことかとなりのUSB入力コネクターを見落としていたため、H80が搭載する内部DACの音質テストにSSS-2013のUSB出力を変換する目的でRatoc RAL-2496UT1を使って同軸デジタルでH80を聞きました。その後、カタログを見てUSB入力があることに気付き、SSS-2013とH80を直接USBで接続し音を聞きました。入力を変えても基本的なH80の音質はほとんど変わらず、またそれぞれがかなり好印象でした。そういう理由で今回のテストは、私が聞いたすべての入力音質からリポートしようと思います。

オデッセイ

Hayley Westenra

”Odyssey”

4曲目 Ave Maria

 AIRBOW SSS-2013 →  USBダイレクト入力

イントロの弦楽器の重厚な感じ、豊かな柔らかさがよく出ます。ヘイリーの声にも厚みがあって、彼女のふくよかなボディーが見えるようです。

この曲はスローで、一歩間違えば暗くなってしまいそうなのですが、H80の音は滑らかでしっとりしていながら以前のHEGELよりも暖かく明るく柔和で奥深いものに変化しています。宗教曲のように神経質すぎず、ポップスのように軽すぎず、ニュートラルよりもわずかに明るい理想的なバランスでこの曲を鳴らしました。

※本来音質を細かく書くべきこのリポートに音の細かさや、レンジ感、あるいは音の広がりなど「音質」に関する記述が少ないのは、H80の音がほぼ完全にバランスしているため、音楽そのもの(演奏そのもの)に集中してしまった結果です。ヘイリーが歌うこの曲も音を忘れさせる、非常に優れた完成度を持っています。

 AIRBOW SSS-2013 →  Ratoc RAL-2496UT1 → 同軸デジタル入力

イントロの弦の数が少し増えました。

USB入力ではホールのエコーとヘイリーの肉声が分離して聞き取れませんでしたが、RAL-2496UT1を使ったことで音質が明らかに改善し、ヘイリーの声そのものとエコーが聞き分けられるようになりました。また、声が消える部分のS/N感も向上し、空間の透明感が改善しています。

曲の流れが一段と緩やかになり、曲調がより厳かなものに変化しましたが、H80が本来持っている「音楽を聴くために良好なバランス」は、全く変わることがありませんでした。

 AIRBOW SSS-2013 →  AIRBOW SA11S3 Ultimate → RCAアナログ入力

音の細やかさ、レンジ感などは、それほど大きく変化しません。しかし、RAL-2496UT1で感じた「質の改善(精度の改善)」と同様の変化がさらに大きく訪れます。

ヘイリーの声が澄み切って美しく響き、弦の厳かな響きと完全に分離しながら、見事に混ざり合います。その気になれば「一台、一台の楽器の音を分離して聞き取れる」ほどの高い解像度が実現していますが、同時に「完璧な混ざり具合」も感じられます。演奏の質と深みが一段と向上し、生演奏を聴いているのと同じような感覚で音楽に引きこまれます。

H80の癖のないフラットバランスにドラマティックなパッションが加えられ、見事な演奏として引きだされました。

 AIRBOW SSS-2013 →  AIRBOW SA11S3 Ultimate → XLRバランス入力

中低音が豊かになります。レンジ感も広がり、ヘイリーを取り囲む空気感も濃くなりました。ケーブルのグレードが大きく違う(RCA:AIRBOW MSU X Tension、XLR:Space&Time RSC Master)ので、アンバランスとバランス入力を正しく比較できていないかも知れませんが、音質は明らかに改善しています。しかし、最初から高く評価してきたH80の音のバランス、とくに360度方向にムラなく広がる球形の音場がやや崩れた気がします。

ボーカルは一歩前に出ますが、低音も前に押し出してきて、前後方向の音の広がり(奥行)が小さくなりました。やや狭まった空間に、より多くの音が展開されるので、すこし窮屈な印象もあります。

機器により回路が異なるので実際には聞いてみなければその違いは確認できないのですが、一般的な傾向としてアンバランス接続とバランス接続を比較した場合、アンバランス接続は音の広がりが解放的で、また中高域のフォーカス感に優れる印象があります。バランス接続は、中低音の密度感や厚みに優れる印象があります。H80のアンバランス/バランス入力の音質の違いは、一般的な印象が当てはまりました。

オデッセイ

Hayley Westenra

”Odyssey”

4曲目 Ave Maria

 AIRBOW SSS-2013 →  USBダイレクト入力

各入力毎の音質テストが終わったので、ここからはSSS-2013とH80をUSB接続して音質を評価しようと思います。

改めてヘイリーが歌うアベマリアを聞いてみました。USB入力がこなれたのか、夜が更けた(8時を回りました)せいなのか、音に一段と深みと重厚感が出てきました。

H80が優れている部分をいくつか挙げてみます。まず、低音と高音のバランスが優れています。帯域エネルギーバランスに偏りがないので、低音が足りない、あるいは高音が足りないといった不満を感じることがありません。音楽を聴くとき特定の部分が強調されないということは大変に重要なのですが、H80の帯域バランスは素晴らしいものです。

次にすぐれているのが、色彩感のバランスです。色彩感のバランスを文字にするのは難しいのですが、H80では特定の楽器の音が強調されることがありません。楽器などの音色を着色しないというのは、AIRBOWのチューニングでも常に注意を怠らない部分です。なぜならば、特定の楽器を強調すると「音楽の内容」が変わってしまうからです。音色に不要な色を付けないことですべての音が公平に耳に入るようになり、演奏そのものも豊かに聞こえるようになります。

音色を公平に再現すると特定の楽器などが強調されることなく、伴奏の持つ「意味」もきちんと伝わるようになります。それをもう少し詳しく説明しましょう。演奏を行うときは、楽器毎に異なる楽譜を使います。そのそれぞれに意味があるのですが、音色が公平に再現されないと、一部の楽譜が強調され、演奏全体のバランスが損なわれるのです。音色に癖のないH80は、この点でも非常によいバランスを保っています。それ以外にも、音の大小や、鋭さ柔らかさなどのスケールもフラットに仕上がっています。

音楽を公平に再現できる能力を持つH80は、その点でAIRBOWのアンプとよく似ているのですが、AIRBOWはHEGEL製品全般よりもドラマチックで情緒的に演奏が再現される部分が違っているように感じました。

今回のH80のテストでは、他のクラシックソフトは聞きませんが、この曲を聴くだけでH80はほぼすべてのクラシックソースを、きちんと鳴らせることが理解できました。

Groovy

Red Garland

”Groovy”

.C-Jam Blues

次にインスツルメンタルのアップテンポなJAZZを聞いてみました。
この曲もヘイリーが歌うアベマリアで感じたのと基本的になにも変わらない、ウェルバランスで鳴ります。

音は適度に前に出て、JAZZらしい雰囲気を持っています。ピアノはアタックから音が消えるまでの変化がリニアです。ウッドベースの音も魅力的です。

ドラムは音質は良いのですが、やや厚みが薄くエネルギー感が若干不足します。また、レッドガーランドはピアノを打楽器のように強く叩きつけるように弾くのですが、そのアタックがやや弱く優しいイメージでこの曲を鳴らします。

アベマリアを聞いてH80の弱点は「パワー感」と感じたので、あえて「鳴らしにくそうな曲」を選びました。バラード系、特に女性ボーカルとH80はベストマッチしそうですが、ハードなタッチのJAZZにはやや不向きかも知れません。H80の持つエネルギー感とアタックの強さは、このクラスのプリメインアンプの標準か若干それを上回るといった感じです。
この若干の「芯の弱さ」は、芯がシッカリした音のCDプレーヤーとの組み合わや、Focalのような「ハードドーム型ツィーター」を使うスピーカーと組み合わせれば、カバーできそうです。

Born This Way (Int'l Version)

LADY GAGA

”BORN THIS WAY”

YOU & I

試聴の締めに、比較的新しいPOPSからLady GAGAを選んで「You and I」を聞いてみました。

レッド・ガーランドで感じたように、H80は強く突っ込んでくる音はあまり得意ではなさそうです。しかし、ギターの重厚で美しい音色の美しさ、重量感のあるFuzz感(ギターのエフェクト感)は抜群です。また、楽器とボーカルの透明な分離感、ボーカルの表情も魅力的です。これで激しい音がもっと突っ込んでくれば文句なしですが、Beethoven Concert Grand(T3G)の性質とH80の基本的な性質がどちらも穏やかなので、そこはちょっと難しいようです。

レッド・ガーランドで感じたように、金属振動板をツィーターに使うFocalやB&WなどのスピーカーがH80にはよりマッチしそうです。

試聴後感想

音を出すまではその外観と重量からメーカー希望小売価格が20万円超程度ならいいなぁと感じていたH80ですが、想像よりは少し高くそのメーカー希望小売価格は28万(税別)でした。しかし、音を出してみるとその価格を決して高いとは感じなくなります。

改めてH80を見ると天板の隙間からかなり大型のトロイダルトランスが見えています。また、コンパクトにまとめられた増幅回路とシッカリした基盤への実装も見えます。H80は他のHEGEL製品同様、非常に真面目に作られています。見栄えに走ったり、あるいは意味のない新技術は使われていないことがわかりました。

しかし、それは決してHEGEL H80の技術レベルが低いということではありません。HEGELが発売するUSB入力対応DACが他社よりも音が良く柔らかく滑らかなアナログ的サウンドを実現するのと同じように、H80のUSB入力はこのクラスの水準を大きく超えています。特にPC/ネットワーク・プレーヤーでありがちな平面的で低密度なサウンドとはまったく異なる、中堅クラスのCDプレーヤーに遜色ない豊かなサウンドが実現するのには驚かされました。

H80は冒頭で評価したように、マシンミニマムを実現して素晴らしいサウンドで大人の音楽(特にクラシックやしっとりしたバラード)を聞くためにはベストと言える1台だと思います。国産アンプよりも遙かにシンプルな外観ですが、その音を知れば28万円というプライスは「全然高くない」と感じられるはずです。

HEGEL H4SE
アナログ入力 LINE(RCA)×1、(XLR)×1
アナログ出力 スピーカ出力×2
定格出力 300W×2(8Ω)
サイズ W430×H210×D550(mm)
重量 45.0Kg
販売価格 1,100,000円(税込)

HEGEL製品へのお問い合わせはこちら

オデッセイ

Hayley Westenra

”Odyssey”

4曲目 Ave Maria

H4SEは「パワーアンプ単体」で試聴機が届けられたので、まず「フェーダー」と組み合わせて聞いてみました。
パワーアンプの音量調節にフェーダーやアッテネーターを使うと、音が痩せて音場が平面的になりやすいのですが、H4SEはフェーダーを使っていても音が心地よく広がります。

アンプをH80からH4SEに変えたことで音の密度が増えて表現も深まり、演奏がより上質で厳かに聞こえます。しかしH80:28万円、H4SE:100万円という価格差ほど音の違いを感じることができません。また、これほど大型のパワーアンプを使っている割には、低音にも厚みがありません。

機器の相性を価格で計りたくはないのですが、100万円以下ではなかなか「音をよくするプリアンプ(EAR 912のような)」を見付けられません。また、100万円でパワーアンプを購入し、フェーダーやアッテネーターでそれを使うくらいなら、50-80万円程度のプリメインアンプを使う方がほとんどの場合、音が良いと思います。また、この音なら、聞き比べなくてもほぼ同じ条件で聞いたHEGEL H300やAIRBOW PM11S3 Ultimateの方が上だと思います。

SPL Volume2

そこでまずフェーダーに変えてSPL Volume2を使い、SA11S3 UltimateとH4SEをバランス接続してもう一度ヘイリーを聞いてみることにしました、

フェーダーを使うH4SEの音は、粒子は細かいのですが乾いていました。SPL Volume2を使うと、その音に潤いが出ます。特にチェロの音が太く、柔らかくなりました。ヘイリーの声にも艶が出て、ふくよかな女性らしい声に変化します。ただ、それでもHEGELのH300を単体で使った場合と比べると、若干、あるいは聞き比べなければ違いがわかりにくい印象です。

これは決してH4SEの音が悪いのではなく、H80/H300/H4SEのそれぞれの音色や音作りの精度が高くその音の違いは聞き比べなければわかりにくいのだと考えられます。しかし、フェーダーをSPL Volume2に変えた事で聞こえる「音」はそれほど変わらなくても、音楽のふくよかさや雰囲気の良さは数割〜5割くらい向上したように感じました。

フェーダーからSPL Volume2に音量調節器を変えても、まだH4SEの音に完全に納得できなかったのでデジタルボリュームを使わない(デジタルボリュームで音声を出力するとビット落ちのため小さな音が消えてしまいます)本格的なアナログ可変出力が装備されているUSB入力付きDAC AIRBOW DA3N Analogue2とH4SEを直接繋いで聞いてみることにしました。DA3Nのカスタマイズ時に可変出力回路は特に入念に音を作りましたから、そのDA3N Analogue2の「デジタル・プリアンプ」としての仕上がりも確認してみようと思いました。
基本的にSA11S3 Ultimateよりも響きが豊かなDA3N Analogue2との音の違いもあるのですが、DA3N Analogue2とH4SEを直接繋いだことで音の広がりが一段と大きくなりました。また響きの成分がかなり増え楽器とボーカルの分離も向上しました。また、気になっていた「低音の量感」も若干増えましたが、この大型パワーアンプに見合うほど出ていない気がします。しかし、テストする多くのパワーアンプが最近特に低音の量感や力感を大事にしているAIRBOW製品、例えばPM11S3 Ultimateと比べて低音がもっと出て欲しい(Luxman M900uもそう感じました)と感じたことから、これはH4SEが出ないのではなく普段AIRBOWで低音が出ているのに慣れすぎているのかも知れません。また、後述しますがこのソフトでは出ていないように思えた低音が、JAZZやPOPSでは十分出ていることがわかりました。

DA3N Analogue2を使うと音楽のグレードが一段と向上します。実際にそのように歌っているかどうかはわかりませんが、ヘイリーが天を仰いで祈りを捧げている様子が脳裏を横切ります。ただの「良質な音楽」が「感動的な音楽」に変わり、演奏の現場が「見える(可視化)」濃厚な音場が実現します。チェロとコントラバスの響きもより重厚で深みを増しました。

DA3N Analogue2+H4SEの組み合わせで解像度感(音の細やかさ)が格段に向上するわけではありません。また、その音はオーディオ的に無理矢理音を細かくして「理」に訴えるようなものではありません。五感を通じて「心」に直接音楽が届けられるような自然な深みを持ち、身体で感じとれる雰囲気がグッと濃くなります。演奏者・ステージとの距離が一段と近づき感動に手が届きました。

Groovy

Red Garland

”Groovy”

.C-Jam Blues

DA3N Analogue2とH4SEの組み合わせが思った以上に良かったので、そのまま試聴を続けることにします。

ヘイリーでは、「音の違い」は余り意識しませんでした。しかし、レッド・ガーランドでは「ピアノの音」が全然違うのに即座に気づきます。ウッドベースも同様にグッと音が良くなり、左手のコントロールが見えるように細かく音が変化します。

H80で聞くガーランドのピアノはやや軽く、タッチも粗いイメージでした。しかし、DA3N Analogue2+H4SEでそれを聞くと、質が桁違いに上がります。レッド・ガーランドが奏でるピアノに上質なピアノらしい「密度の高い美しい木の響き」が感じられるようになります。また、粗く感じていたレッド・ガーランドのタッチが「知的で緻密なもの」へと変化します。

私の中でのレッド・ガーランドのピアニストとしてのイメージは、パーカッションのようにリズミカルに鍵盤を叩く「感覚派」のものでした。しかし、DA3N Analogue2+H4SEでレッド・ガーランドは、実に計算された緻密なタッチで演奏するどちらかといえば「知的」なピアニストに聞こえます。

100万円のパワーアンプと聞けば「何かが根本的に違う感じ」を求めます。しかし、すごく良いけど面白みが少ないと評価されることの多いメルセデスの中堅セダンのように、H4SEはあくまでも計算され尽くした完璧なバランスを崩そうとしません。わかる人にはわかる、「通好み」のサウンドです。

Born This Way (Int'l Version)

LADY GAGA

”BORN THIS WAY”

YOU & I

楽器の質感がH80とは比べ物にならないくらい向上しました。驚くほど透明で美しい響きです。

低音は量感こそそれほどすごいとは感じませんが、パワー感と押し出し感は100万円のパワーアンプの期待を裏切りません。この音はプリメインアンプでは出せない音です。またH80では不明瞭だった「GAGAさまの発音」が完全に聞き取れるようになりました。

その奇抜なパフォーマンスがクローズアップされがちなレディー・ガガさまですが、彼女のボーカリストとしての実力は並はずれて高く、伝説の「ジャニス・ジョプリン」にも引けを取らないと私は感じています。その「GAGAさま」らしい艶と張りのあるパワフルな声が、存分に味わえます。

一流のボーカリストらしい「質の高い声」、一流の楽器らしい「質の高い音」、その素晴らしさが伝わるだけでH4SEの100万円という価格が私には価値あるものに感じられます。

自画自賛するのではなくDA3N Analogue2も価格を遙かに超える出来の良さですが、それにH4SEとBeethoven Concert Grand(T3G)の組み合わせは、想像を遙かに超えて素晴らしい音質で音楽を奏でます。

そして、どちらかといえば「大人しい機器を3つ組み合わせた」にも関わらず、やけどしそうなほど「HOT」な音でROCKが聞けたのも意外でした。素晴らしくハートフルな熱いサウンドで「GAGA」が鳴りました。

試聴後感想

フェーダー、SPL Volume2との組み合わせではその実力を出し切れなかったHEGEL H4SEですが、DA3N Analogue2と組み合わせた途端、文字通り「様変わり」しました。

最後に聞いたGAGAさまの「You & I」があまりにも良かったので、追加で「Michael Jackson」を聞いてみると、まるでマスターテープを聴いているようなその音の鮮やかさ、エネルギー感、美しさにしばし声を失うほど感動しました。すぐに社員を呼び、これを聞かせると皆納得の表情でした。

HEGEL H4SE、AIRBOW DA3N Analogue2、Beethoven Concert Grand(T3G)のトリオは、単体では割と「柔らかい音」です。しかし、それが組み合わさるとどうしてこんなに熱い音が出るのでしょう。不思議です。

音楽を聴くために最適なバランスを実現しなければならないのは大切なことですが、音楽を「すごい」と感じさせるには「躍動感」・「音の鮮やかさ(美しさ)」、「広がり感(定位感)」のそれぞれが「大きく再現される」ことがさらに重要なポイントになります。

H4SEは「組み合わせる入力機器(プレーヤーやプリアンプ)」をきちんと選べば、価格以上の「仕事」をします。それを間違うと「地味なアンプ」と感じることになるでしょう。今回奇蹟のようによい音を聞かせてくれた、DA3N Analogue2とH4SEのセットは高価なプリアンプなしで、高級セパレートアンプの音を存分に楽しませてくれました。この組み合わせでは、アナログ入力が使えずデジタル入力だけになりますが、それでも良ければ価格を遙かに超えるハイクォリティーなサウンドが聴けることを保証します。

逸品館がお薦めしているTADもそうですが「情熱に答えられる製品」の多くは「こけおどし的な色づけ」が少ないため、使い手側に機器を信じて「鳴らしてやろう!」という心がなければ、「音」として答えてくれないのかも知れません。

そして、本来プロの道具というのは、そう言うものなのかも知れません。

2013年12月 逸品館代表 清原 裕介

 

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