QUAD クォード 99シリーズ CLASSIQUE 99 PRE-AMPLIFIER STEREO POWER MONO POWER 909 STEREO-POWER  99 CD-P 99 CD-S 音質 評価 テスト


QUAD クォード 99シリーズ

99 Pre-Amplifire Classique /  909 Stereo-Power Classique

99 Stereo-Power Classique / 99 Mono-Power Classique

99 CD-P Classique / 99 CD-S Classique

音質 評価 テスト
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QUAD 99 CD-S (上段)

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QUAD 99 CD-P (下段)

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周波数特性 (+0〜-0.5dB) 20Hz-20KHz
THD <0.002% at 1KHz
S/N比 >110dB,24bit(20Hz-20KHz)
>95dB,16bit(20Hz-20KHz)
DAコンバーター 24bit/192KHz
アップサンプリング ×2
アナログ出力 RCA/QUAD-LINK 各1系統
デジタル出力 光(TOS) 1系統
再生可能ディスク CD-DA,CD-R,CD-RW,CD
外形寸法 H80×W321×D310mm
質量 4.5Kg
消費電力(待機/無信号時) 3W/4W
メーカー標準価格 ¥220,000(税別)生産完了
周波数特性 (+0〜-0.5dB) 20Hz-20KHz
THD <0.002% at 1KHz
S/N比 >110dB,24bit(20Hz-20KHz)
>95dB,16bit(20Hz-20KHz)
DAコンバーター 24bit/192KHz
アップサンプリング ×2
アナログ出力 RCA/QUAD-LINK 各1系統
デジタル出力 光(TOS) 1系統
デジタル入力 光(TOS) 同軸(RCA) 各3系統
再生可能ディスク CD-DA,CD-R,CD-RW,CD
外形寸法 H80×W321×D310mm
質量 4.5Kg
消費電力(待機/無信号時) 4W/7W
メーカー標準価格 ¥375,000(税別) 生産完了

QUAD 99 Pre classique

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QUAD 909 Stereo-Power classique

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入力 LINE:3系統
PHONE:1系統
TAPE:1系統
出力 LINE/QUAD-LINK/TAPE:各1系統
入力感度 100mV,300mV,775mV
フォノ入力 MM/MC 切り替え式
MC:100,300uV,MM:775uV
出力電圧 >775mV(MAX3.3v)
出力インピーダンス 100オーム
S/N比 78dB
周波数特性 LINE:10Hz-20KHz(+0dB/-0.3dB)
LINE:3Hz-56KHz(+/-0.5dB)
PHONE:20Hz-20KHz(+/-0.5dB)
PHONE:7Hz-53KHz(+0.5dB/-3dB)
外形寸法 H70×W321×D310mm
質量 4.42Kg
消費電力(待機/無信号時) 5W/7W
メーカー標準価格 ¥280,000(税別)生産完了
入力 RCA/QUAD-LINK:各1系統
入力インピーダンス 20Kオーム
入力感度 775mV(RCA入力)
出力 1系統(バナナプラグ使用可)
最大出力 140W/8オーム(0.05%THD)
250W/4オーム(0.05%THD)
S/N比 108dB(20Hz-20KHz)
周波数特性 13Hz-40KHz(-1.0dB/1KHz)
外形寸法 H140×W321×D240mm
質量 12Kg
消費電力(待機/無信号時) 30W/30W
※間違いではありません。
リモコンで電源を切っても消費電力は下がりませんでした。
メーカー標準価格 ¥365,000(税別)生産完了


QUAD 99 Stereo-Power classique

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QUAD 99 Mono-Power classique

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入力 RCA/QUAD-LINK:各1系統
入力インピーダンス 33Kオーム
入力感度 775mV(RCA入力)
出力 1系統(バナナプラグ使用可)
最大出力 90W/8オーム・120W/4オーム
S/N比 110dB(20Hz-20KHz)
周波数特性 3Hz-50KHz(+/-3.0dB)
外形寸法 H70×W321×D310mm
質量 6.25Kg
消費電力(待機/無信号時) 5W/8W
メーカー標準価格 ¥210,000(税別)生産完了
入力 RCA/QUAD-LINK:各1系統
入力インピーダンス 33Kオーム
入力感度 775mV(RCA入力)
出力 1系統(バナナプラグ使用可)
最大出力 150W/8オーム・220W/4オーム
S/N比 110dB(20Hz-20KHz)
周波数特性 3Hz-50KHz(+/-3.0dB)
外形寸法 H70×W321×D310mm
質量 6.5Kg
消費電力(待機/無信号時) 5W/12W(1台)
メーカー標準価格 ¥245,000(1台・税別)生産完了

特徴

今回、輸入が開始される99シリーズの最大の特徴は、“QUAD−LINK”が搭載されていることです。44シリーズでも同様な、専用コネクターケーブル(DIN端子)が用意されていましたが、内部を通過する信号はRCAなど一般的なコネクターを使用した場合と同じで異なるのは形状だけで、接続は簡単になっても音質にはメリットがありませんでした。

“QUAD−LINK”では、専用の入出力回路が開発されると共に内部を通過する信号にも“高音質を実現する独自規格”が採用されています。電圧は、通常の2倍にアップされバランス伝送が用いられることでよりS/N比が高くなり、伝送中の信号ロスが低減されます。その絶大なる効果は、試聴で確認されました。

外観の色と仕上げの質感は、先行発売されている真空管アンプ群と全く同じで塗装は厚みがあり、昔のQUADよりもしっとりした感じがします。全体的な雰囲気は、古い物を大切にするイギリスらしくレトロなイメージを引き継ぎながらも各部が現代的にリファインされている印象です。

ただし、プリアンプもパワーアンプもCDプレーヤーも、過去の製品と同じくスイッチが後ろ側にしかないのは、地球温暖化防止の観点からもマイナスポイントで特に待機電力の非常に大きいパワーアンプのスイッチを前面から切ることができないのは、早急に改善すべきでしょう。

QUAD-LINKによる接続

リモコンは、プリアンプとCDプレーヤーに付属しています。(写真:左からCD−P、CD−S、プリアンプ専用リモコン)

アンプ音質テスト

アンプ : QUAD / 99 Pre Classique + 909 Stereo Power

 

デジタルプレーヤー : AIRBOW / DV12S2/Special Mark2

スピーカー : Vienna Acoustics T3G

試聴ディスク

 THE CONCERT / 槇原 敬之 / WPCV 10181-2 (1枚目を使用)

プリとパワーをRCAケーブルで接続して音を出す。インジケーターがデジタルの数字になっているにもかかわらず、小音量時のボリュームの段階がかなり粗く、数字が一つ上がるだけで音量は、5割くらい増す感じ。好みの音量に調整できない。これは早急に改善して欲しい。

出だしの拍手の音が重い。低音が十分に出るというのとは違う。重いというよりも「鈍い」と言った方が適切な音の出方。QUADらしいといえば、QUADらしいがちょっと地味すぎるのでは?アンプのウォーミングアップをかねて、ディスクをリピートにして演奏する。1時間を経過することから、俄然音の抜けが良くなり透明感、高域の切れ味と明瞭度が一気に増加する。それでも、切れ味抜群!と言える音ではないが、66PRE+606POWERとほぼ同等くらいの音は出てくる。中域はそれよりも滑らかで厚みがあるだろう。

それでも、私の好みから言うと上の音がまだ丸い。パワーアンプのスイッチが切れないのも問題だし・・・。音質にもどこか疑問を感じる。ひょっとしたら、ケーブルのせい?付属している専用接続ケーブルにすれば、プリアンプと連動してパワーアンプのスイッチも切れるだろうし、メーカーもこのケーブルでの仕様を前提としてアンプを作っているはずでは?そう考えてケーブルを変える。

まずスイッチの連動を確認する。OK!プリアンプのリモコンでパワーアンプのスイッチが連動する。これなら前面にスイッチが無くても、使い勝手はそれほど悪くない。(後ほど測定すると909の待機電力は何と!30Wもあったので問題がある)それでも気になるようなら、パソコン用のスイッチ付きタップを購入してコンセントで電源を切るという方法もある。QUADの利点のひとつは、そんな無茶な(オーディオ製品としては)セパレートアンプの使い方をしても壊れないことだ。長期間故障せずに使えることを何よりも優先するQUADの良き伝統が感じられる。

専用ケーブル(QUAD−LINK)接続に変え、スイッチを入れて音を出す。ボリュームはやはり使い辛い。音質は?RCAケーブルで聞いていた音が何?と思えるくらい中域と高域のベールが剥がれた現代的なサウンドになる。低域の厚みと中域の滑らかさ、艶やかさはそのままに音場の見通しと高域の切れ味だけが一気に改善する。きっとRCA接続と専用ケーブル接続では、経由する回路が違うのだろう。それくらい全然違う音になる。見た目はしょぼく、到底オーディオ用とは思えないこのケーブルの音が良い。多分回路が違うのだろう(後ほど確認)。

見かけは小さいが、セパレートアンプらしい重厚な音質。セパレートアンプらしい、分離感と明瞭感に優れたいい音!この音質なら、66PRE+606POWERからの買い換えを考えているQUADファンも納得できるはずだ。最近、何度か倒産の憂き目を見たイギリス伝統のスポーツカー、アストンマーチンが見事に蘇ったが、QUADも同様に危機を乗り越えて、伝統をしっかりと守って完全復活した。新しい酒は新しい革袋にと言うが、QUADにその言葉は当てはまらない。良い道具だけが持つ使い込んで行くうちにじわりとしみ出てくるような、QUADならではの良い味が現代的にリファインされたこのアンプにも残っているからだ。

アンプ : QUAD / 99 Pre Classique + 99 Stereo Power

アンプを99 Stereo Classiqueに変える。中高域の切れ味がアップする。しかし、それと引き替えに魅力的だった中低音の厚みと滑らかさが失われる。少なくともT3Gとの組合せでは、909と比較して良いと感じられる部分はほとんどない。

ただし、この中高域の抜けの良さは、小型スピーカーとの組合せで生かされるはずだから、セパレートアンプとは思えないようなこの小さい筐体と発熱の少なさを生かし、さらにLS3/5Aのような小型高級スピーカーを接続して、超高級デスクトップシステムを組むというプランが現実的だ。

もちろん、QUADの11L2や12L2を繋いでも良いのだが、私ならそれよりももう少し小型のウーファーの口径が10cm前後のスピーカーを選ぶだろう。そうすることでこのセットの持つ「すがすがしさ」がより引き出せると思うからだ。

サイズやデザインのマッチングを考えながら、セットにするスピーカーに思いを馳せる。クォリティーの高い小型スピーカーとマッチングしたとき、きっとそのセットで聞くバイオリンソロは素晴らしいだろう!そう予感させるだけの高い透明感と外連味を兼ね備えている。

イギリスらしい、小型で知的なシステム。そういう方向性もまた素晴らしいものだ。気をつけなければいけない点はただ一つ、デスクトップで使うには、ボリュームの音量調節の段階が大きすぎることだけだ。

アンプ : QUAD / 99 Pre Classique + 99 Mono Power×2

 

パワーアンプは、発熱もほとんどなく小型軽量なので上下に積み重ねた状態で設置、試聴を開始する。接続ケーブルは、当然QUAD-LINK。アンプにはケーブルの入り口と出口が設けられ、アンプをシリーズ(直列)に接続できる(上写真参照)。アンプの音声入力の切り替えは、ケーブル差し込み口の横のボリュームを回すことで1ch〜6ch/RCAを切り替える。

(上がch2=右、下がch1=左)

今回は、左=1ch、右=2chで音を出した。3ch〜4chには、音声が来ておらずサラウンドに対応し最大6台までのアンプを接続する場合に予備だと考えられる。6chを越え、ボリュームを回しきると入力がRCAに切り替わるようになっている。

音を出した瞬間の印象は「楽しい!」ステレオの二種類のアンプに比べて、音がストレスなく“スッ”と出てくる。まるでアンプの存在が消えたような魅了的な音だ。

従来のQUAD製品は、どっしりとした正三角形型の帯域バランスを持ってはいたが、その3つの頂点の先は少し丸いという印象だった。しかし、このアンプでは頂点はしっかりと尖っている。その言う意味では、QUADの業務用パワーアンプ501などに近いイメージだが、中域や高域の滑らかさスムースさは、それを遙かに凌駕する。

外観の小ささ軽さから予想されるよりは、ずっとしっかりした低域が出る。レスポンスも良いのだが、やはり重量級のパワーアンプのような厚みや押し出し感まではない。中高域の素直でスピード感のある音と相まって、スピーカーから軽々と音が出る印象だ。癖がほとんどなく、音楽の表情がそのままいききと伝わるので、余計な邪念を持たず音楽を聞くことだけに集中できる。QUADらしく高度にチューニングされた音に感銘する。

今回テストしたパワーアンプの中では、最も癖が少なくストレートな音。良くできたプリメインアンプのようだが、左右への音の広がりの大きさ(チャンネル間の音の濁りの少なさ)にモノラルアンプならではの良さが感じられる。

知的で軽やかな音。スピーカーが視界から消えてしまうような鳴り方。これがQUADが目差す、最新の「音楽サウンド」なのだろうか?オーディオファンなら、ちょっと物足りないかも知れないが、音楽ファン(特にクラシックファン)には受け入れられる「高度に自然な」音質という印象が強く残った。

CDプレーヤー 音質テスト

アンプ : QUAD / 99 Pre Classique + 99 Mono Power×2

デジタルプレーヤー :QUAD 99CD−S

スピーカー : Vienna Acoustics T3G

試聴ディスク

 THE CONCERT / 槇原 敬之 / WPCV 10181-2 (1枚目を使用)

AIRBOW DV12S2/Special Mark2からプレーヤーを99CD-Sに変える。驚いたことに音質は、ほとんど変わらない。観客のざわめきも槇原の声も、バックのピアノの音もほとんど変化を感じられない。プレーヤーを換えたのに音の印象がほとんど変わらない。なんだか不思議な感覚。

もう少し耳を澄ませて音を聞いてみる。高域のメリハリがやや強い。子音がよりクッキリと聞き取れる。ピアノのアタック(打鍵感)も少しクッキリしている。ボーカルの表情も少し細やかに再現されるようだ。しかし、これらの変化は「聞き流し」から「しっかり聞く」ことで私の感覚が変わったせいかもしれない。少なくとも、最低域〜最高域へのレンジ感、帯域バランスには、顕著な変化が感じられない。

聞いている感じが変わらないから、新しく感じることはほとんどない。でも、こんな調子で書いていても音質を伝えられないので気持ちを一旦リセットして、プレーヤーの評価を始めてみよう。

空気感と透明感は十分に高く音場の見通しが抜群によい。コンサートが始まる直前の観客のざわめきや拍手の粒立ちがとても細かやかだ。重なり混ざり合った音の中から個人を特定できるほどの高い分解能が素晴らしい。中高域は、透明感・明瞭感共に高い。切れ味も良く、シンバルもそれらしく鳴る。ボーカルは、濁りが少なく、しかも滑らか。低音は、多くも少なくもなく自然。中域が張り出すこともなければ、高域が突っ込んでくることもない。アンプ同様にとても自然で癖のないサウンドだ。

このシステムで66CDを聴いたことはないが、比べれば99CD-Sの方が情報量はかなり多く感じるだろう。音が細かくなると、音質がトゲトゲしくなりがちだが、99CD-Sにはそれがない。66シリーズで私はやや不満であり、しかし逆にそれが独自の味となっていた「中太り」感が99にはない。スッキリとした音だ。とはいえ、スカキン!と表されるような中抜けの音ではなく、中域にも十分な表現力がある。でもアナログ的か?デジタル的か?と聞かれれば、注釈付きでデジタル的だと評価するだろう。このあたり、そのソフトフォーカス感がアナログ的と感じられた66シリーズとの一番大きな違いだろう。では、どの部分がデジタル的か?と感じられると聞かれたなら、レンジの広さと歪み感、濁り感の少なさと答えたい。現代的で高解像度で癖のない音。それが99CD-Sの魅力だからだ。

接続を専用ケーブルに変えると、意外なことに音量がほぼ半分になった。同じ音量を出すためには、ボリュームの数字がほぼ2倍になるから、ボリュームの段階が半分になり、あれほど気を揉んでいたボリュームの粗さがほぼ解決する。プリアンプとパワーの接続と違い音質は、RCA接続と大きな変化はない。それでも音質はよりスムースになり、前後方向への奥行き感が拡大したように感じられる。総じて音質は、0.5ランクくらいは上昇したような気配がする。少なくとも悪くなる部分は全く感じられないからボリュームの件も含めて接続は、QUAD-LINKを使うべきだろう。

デジタルプレーヤー :QUAD 99CD−P

締めくくりにCDプレーヤーを上級モデルの99CD-Pに変え、99シリーズ最高の組合せとする。念のため接続を再びRCAに戻し、音質テストを開始する。

帯域バランスやきめ細やかさは変わらない。でも表現の深さが一段と増す。木綿豆腐と絹漉し豆腐の違い。音の木目がグンと細かくなる。少しささくれていた音の輪郭や荒れていた子音が滑らかでスムースになる。ピアノの音はしっとりと深くなる。同じ音楽なのに、ずっと心の深いところに触れてくるようになる。音ではなく、表現力の差。さすがに上級機は違う!という音が出る。高級、上級という言葉の意味を知るイギリスのコンポらしい変化だ。99CD-Sがアストンマーチンなら、99CD-Pはロールスロイス。大人の音だ。

接続をQUAD-LINKにする。

もう一段、透明感、広がり感が増す。しかし、99CD-SではRCAよりも専用ケーブルによる接続が圧倒的によいと感じたが、(間違っていた?)専用ケーブルによる接続よりもRCA接続の方がレンジが広く味わいも深かったように感じられる部分もある。どちらもいい音だが、その判断は難しい。99CD-PをQUAD-LINKで接続すると、RCA接続よりも輪郭が少しクッキリする。RCAの輪郭は、少しだけソフトフォーカス気味になってソフトの粗を隠してくれるから、私には後者の方がより生演奏らしい感じに聞こえた。QUAD-LINK/RCAのどちらが良いか?は、リスナーの好みや組み合わせるスピーカーで評価が変わるだろう。 ボリューム調整の粗さが問題にならないのなら、QUAD-LINKとRCAの両方を接続し、リモコンで切り替えて楽しむという使い方も面白いかも知れない。

総合評価

99シリーズを聞き終えた感想は、素直で違和感がないの一言に尽きる。

AIRBOW DV12S2/Special Mark2と99CD-Sを比べたときにその差があまり感じられなかったことから、アンプを含めた音の方向性、性格は私が作っているAIRBOWのサウンドと強い類似性が伺える。人によっては、AIRBOWとQUADを一緒にするな!という反対意見が出るかも知れないが、少なくとも私が「音楽はこういう音で聞きたい」、「音楽はこういう音で味わいたい」と考えている音と99シリーズの音は、ほぼイコールだ。

癖が無く自然。知的でスマート。無理に音の良さを誇示するのではなく、音楽を聞くために必要な音だけを選んで再現する。そういうイメージのサウンドだ。

最後に念のため、もう一度付け加えるが99シリーズは、必ずQUAD-LINKで接続するべきだ。それは、必ず守らなければならない。RCA接続とは、通過する回路が違うし、接続ケーブルの音質まで考慮してチューニングされているはずだ。

接続は簡単で、使い勝手も良い。サイズは小さく、発熱も少ない。音楽を聞くために必要十分な機能、音質を最小限のボディーに納めた大人のコンポーネント。オーディオから最も遠く、音楽に最も近いオーディオセットがQUAD99シリーズだと私は思う。

2007年12月22日 逸品館 代表取締役 清原 裕介

 

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