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Tangent Quattro Mk2 / タンジェント クアトロ
ウェブラジオ / インターネットラジオ

見知らぬ国に思いを馳せながら、昔聞いた“短波放送”。 その“わくわく!”が、今蘇ります。

Tangent Quattro MK2は、有線/無線LANでインターネット回線に接続するだけで、

世界各国の“11,000局”を越える放送を聞ける優れものです!

写真のウォールナット色は完売しました。

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Tangent Quattro MK2 生産完了しました

タイプ

FM/ネットワーク/ラジオ (WiFi)

接続

RJ-45LANポート
ワイヤレス 802.11b/g

再生可能ファイル

Real audio,MP3,WMA,OGG vorbis
AAC,WAV,AIFF,AU

ユニット

7.5cmフルレンジスピーカー搭載

出力

5W/RMS

再生周波数帯域

80Hz-20KHz

入出力

miniピンジャック×各1入出力装備(ステレオ)

ヘッドホン出力

miniピンジャック×1(ステレオ)

付属品

ACアダプター、miniピンジャックケーブル

外形寸法

210W×111H×145

重量

2.4kg(ACアダプターを含む)

仕上げ色

ブラック、レッド(ピアノフィニッシュ)

背面の端子は、(左からDC12V入力・ラインアウト・ヘッドホン出力・ライン入力・LAN入力)です。

アンテナは、FMを受信するためのものですが、周波数は日本に合わせられていない(87.80MHz-108.00MHz)のでほとんどの曲は聴けません。関西の代表的なFMステーションでは、NHK−FM(88.1MHz)とKISS−FM KOBE(89.9MHz)くらいしか入りませんが、受信感度はかなり高いらしく、ビルの中でもクリアに受信できました。FMの音質は、なかなか優れています。

期待のインターネットラジオですが、接続は固定IPアドレスを使っていない(DHCP)なら、LANケーブルを接続するだけで完了します。無線LANにも対応していますので、エリア内なら特別な設定なし(本体のインターネット接続をAUTOにしておくと無線/有線が自動で切り替わる)でインターネットに接続します。

(接続など詳しくは、メーカーのHPをご覧下さいませ)

※逸品館の3号館では、固定IPアドレスを使用しているため、本体の機能で必要な項目を設定すると接続が完了しました。固定IPアドレスによる接続の場合には、ネットワーク接続に関して少し専門的な知識が必要となりますが、要領はPCのネットワーク接続と同じです。

ネットワークの準備が完了するとQuattroは、自動的に(http://www.reciva.com/)に接続し、必要な情報を取得します。すべての準備が完了すると(約数十秒)ディスプレイに<Station>の表示が出来ます。

右下にある[Select]ボタンを押すと表示が次のように変わります。

この表示は、受信可能なインターネットラジオ局が「11746局」あることを示しています。

操作を続けると、表示は次のように変わって行きます。

受信可能な局は、左のダイヤルを右に回すと[A(Afghanistan)→Z(Zimbabwe)」の順に表示されます。

ダイヤルを逆に回すと、Z→Aの順に放送局が進みます。

最も多かった国は、やはりアメリカで1989局が受信可能です。

受信できるのは、http://www.reciva.com/に登録された局だけですが、登録されていない局はhttp://www.reciva.com/にリクエストを送ると、追加してくれます。

また、http://www.reciva.com/に自分のページを作ると、お気に入りの局の登録など便利に使えます。Quattroは、http://www.reciva.com/に作った「MY Station」をダイレクトに呼び出す機能も搭載されています。

 

国別表示で「日本(JAPAN)」を選ぶと、89局が受信できることが表示されます。

一番最初の[ABC Music Paradise]を選曲しました。

選曲が完了すると、データーの読み込み(Buffering)が始まります。約10秒程度で音が出始めますが、その時にフォーマットやビットレート、受信状況などが表示されます。

11000を越える局の中から、お気に入りの局を見つけるのは大変ですが、Quattroには、6局までのプリセット機能が搭載されています。お気に入りの局をダイレクト選曲ボタンに登録すると便利です。

音質は、FM放送よりもちょっとレンジが狭く音が丸い感じがしましたが、AM放送よりは遙かに優秀です。そのまま聞いていても非常に楽しいのですが、Quattroには、ミニステレオジャックによるラインアウトが搭載されていますから、本格的なオーディオセットとの接続が可能です。早速その音質をテストしてみました。

接続には、自作のミニステレオ−RCA変換ケーブルを使いました。

AIRBOW Little Cosmos2 + Minima Vintage の組合せで聞きましたが、48kbpsという低い(低音質)のビットレートにも関わらず、音質はかなり良好でAMを遙かに超えFMに近い音質が楽しめました。この感触なら、高音質の128kbpsの放送なら、FMと同等以上の音質が期待できるかも知れません。とにかく、有線放送程度の音質は十分に確保できると思いました。

Quattro MK2は、LANを介してのWINDOWS2000・XP・VISTAの共有ファイル内(事前にPCやHDDに作成しておく必要があります)の音楽ファイルの再生にも対応していますので、CDから取り込んだりネットワークからダウンロードした音楽ファイルのLANを使った共有も楽しめます。

最後にLANケーブルで音が変わるかどうか?をテストしました。 生産完了しました

 

比較に使ったのは、左写真のaudio quest RJ-45G/2.0m (¥5,000/税別/日本未発売ですが、数をまとめて現在発注しています)と右写真の水色のLANケーブルです。

再生される音声データーは、Buffering(一旦保管)されていますから、ケーブルを変えても音が変わることは「あり得ない」はずです。にもかかわらず!

レンジが広がり、音がかなりクリアになりました。

LANケーブルを介して映像・音声の情報をやり取りできる「DLNA」が搭載されている製品には、このLANケーブルは有効な画質・音質向上アイテムになるでしょう。

総合評価

簡単な操作とかわいい外観で11000局以上の放送を楽しめるのは、とても魅力的です。

音質は、十分に吟味されたと思えるウェルバランスの味が感じられます。少なくとも薄っぺらな音しかしないような国産のラジカセとは、全く違う厚みと粘りのある音を聞かせてくれます。BOSEの高級ラジカセと比べても、自然さ味わいの深さでは勝るのでは、ないだろうかと思います。

チューナ部やアンプも十分に吟味されて作られているようで、本格的なオーディオ・システムと繋いでも、全く問題のない納得の音質で放送が楽しめるのも、その魅力を一層高めます。

世界各国の音楽をこのインターネットラジオで聞いてみませんか?

私も箱から出したときは、5万円を超えるその価格が“正直高い”と思いました。

しかし、触っている間に、音を聞いている間に“これは欲しい”と思うようになるまでそれほど長くの時間はかかりませんでした。なんといっても11000局以上!が24時間いつでも聞けるという驚きと“わくわく!”は、かなりのインパクトです。いい音で、1局当たり5円以下!これは安いです!!

事務所に置いてみると、女子事務員にも大人気でした。

事務員T
説明書を見なくてもなんとなくわかってしまうシンプルな操作で、色々な国のラジオを聴いてみたくなる好奇心が気づかぬうちにどんどん大きくなってきます。
とにかく楽しい! 試聴期間が終了した時は手放したくなくて寂しい気持ちになりました。


事務員M
朝、事務所に入るとかわいい箱から音楽が!見た目はインテリアにもなるようなかわいい外見ですが、なかなか出てくる音も聞きやすく、なんと言ってもインターネットラジオなのでいろんな国の音楽が楽しめる、いつも側にあると嬉しいラジオでした。

思わず社長におねだりしてしまいました。

2008年6月 逸品館 代表 清原 裕介