○音質(ノートPC・GATEWAY 7430JP・Windows XP)
GATEWAY 7430JP
OS |
Windows(R)
XP Home Edition Service Pack 3 |
CPU |
モバイル
AMD AthlonTM64 プロセッサ
3700+ (動作周波数 2.4GHz) |
メインメモリ |
PC2700
DDR-SDRAM 512MB (最大 1.5GB)メモリスロット×1(空き×1) |
サウンドシステム |
AC'97 Audio |
ハードディスクドライブ |
80GB (IDE /
ATA-5) |
前モデルReveal
5aの国内標準価格は¥77,700(税別)でした。輸入代理店が変わったことと、円高を半減してかNEWモデルの501aは¥47,500(税別)、601aは¥74,000(税別)へと大きく値下がりしています。
内容も悪くなっていないか?気になるところですが、見た目は変わりありません。肝心の音はどうか?今回はスピーカースタンドに乗せた状態で音質を聞いてみました。
念のため、音量調整をPCで行った場合と、PCの音量を最大にして、スピーカー側で音量調整を行った場合を比較しましたが、PCで音量を下げると「デジタルのビット落ち」が発生し、音数が少なくなるのが感じられました。できれば、面倒でもスピーカー側で音量を調整される(ボリュームは背面にあります)ことをお薦めします。ただし、PCにアナログボリュームが搭載されている場合は、この限りではありません。
REVEAL
501a
ビリー・ジーン (マイケルジャクソン)
中低音がパワフルで曲が弾む。音もどんどん前に出て気持ちが良い!周波数レンジが広く、明るい音で、ポップスがリズミカルに楽しく、パワフルに鳴る。
スピーカーとアンプが直結したパワードの良さが「音の押し出し感の強さ(パワー感の強さ)」に生かされている。また、アンプで低域を持ち上げられるので「サイズよりも豊かで量感と力のある低音」が再現された。
my
love ヘンデル /
私を泣かせてください (平原綾香)
ピアノのアタックに力があり、響きが美しい。高域が少しざらつくが、PCのせいだろう。ピアノは左手と右手のバランスに優れ、サイズを感じさせないスケールで鳴る。ファルセットはキュートで、地声に変わると声に太さと迫力が出る。その描き分けも見事に決まる。
Like
a virgin (マドンナ)
高域はきらきらと心地がよく、マドンナの声もキュートに再現される。
中域はパワフルに弾むが、低域は少し膨らみ「タンノイらしさ」が感じられる。
Lately (スティービー・ワンダー)
音が素直で自然に広がり、圧迫感は全く感じられない。適当にスピーカーを置いただけにもかかわらず、スピーカーの存在感が消えることで、指向性の緩やかさが確認できる。中域は暖かく、まろやか。ボーカルの表現力は、価格を超えて十分な説得力がある。低域は、やはり少し膨らむがバラード調のこの曲にはよく合っている。
民生用TANNOYのフュージョン(Fusion)シリーズと血のつながりを感じさせる、タンノイらしいまろやかな音だ。
REVEAL
601a
ビリー・ジーン (マイケルジャクソン)
基本的な音調は501aと同じだが、不思議なことに低音の膨らみが消えている。再生周波数帯域の加減が伸びたために、聴感上のバランスが良くなったためだと考えられるが、通常キャビネットが大きくなると低音が膨らむ傾向にあるのに、少し不思議な感じがした。とにかく、低音は601aが良質だ。
その反面、高音の切れ味は501aよりもダウンする。
車のエンジンの排気量にたとえると、501aが2Lで601aが3Lの感じだ。
my
love ヘンデル /
私を泣かせてください (平原綾香)
ピアノの余韻の透明感が向上し、響きが非常に美しい。低音も改善し、グランドピアノらしい余裕と厚みのある音が出るようになる。501aもサイズよりも遙かの良質な低音が出たか、601aではサブウーファーが不要とさえ思えるほど豊かな低音が出る。
ファルセットはキュートさに加え透明感が向上し、倍音が心地よくすっと伸びる。この高域の変化は、良質なサブウーファーを使ったとき、高域が改善する感覚とよく似ている。501aでPCの問題だと考えていた、高域のざらつき感も601aでは消えている。
ファルセットから地声に変わる分の変化はより大きく、声のウェットな透明感、質感がアップし、ゆとりが感じられるようになった。
Like
a virgin (マドンナ)
501aよりもボーカルの透明感が高い。低域から高域にかけてのバランスが改善され、ゆとりが感じられるようになる。低音は、パン!と前に出た501aに比べると、ゆったりとパワフルになり、演奏にタメが感じられるようになる。大人の音楽になるが、はじける感じ、楽しい感じは501aが601aを上回る。
Lately (スティービー・ワンダー)
低音が増強されたことで曲のスケールが一段と大きくなり、時間がゆったりと流れるように感じられる。ボーカルは質が高く、表現が細やかで滑らか。音調はあくまでもモニタースピーカーらしくニュートラルで、おかしな癖がなく安心して音楽を聴いていられた。