2010年1月31日〜2月2日の日程で、香港(シンセン)の見学に行きました。

主な目的は、中国のオーディオショップの視察と観光です。

香港には、関空からたった3時間のフライトで到着します。

市へは、香港から車で30分(通関の時間を省く)です。

今最も元気のある中国(中でも深市は成長率が高い)と低迷を続ける日本にどれくらいの差があるのか?

それは、頭で考えるよりも遥かに大きいものでした。

では、お隣中国のオーディオショップ事情のご報告と簡単な見学記を書いてみようと思います。

 

今、その存在意義を問われている関西国際空港から飛び立ち、お昼過ぎに香港国際空港に到着しました。

空港からタクシーで長い橋を渡り香港に入り、香港を縦断すると深市に入る前に「出入国管理センター」で

出国手続きを行います。イギリス領だった香港が、中国に返還された後も特別な自治権を与えられた「特別行政区

であることを知る人は多いと思います。

香港のお隣の深圳市も香港と同じく、行政に特別権限が与えられた「経済特区」なのです。

「特別区域」に指定されている香港と深圳市は、中国の中にある「外国」と同じような扱いになっていて、それぞれの

区域間を移動するときには、「出入境手続き」が必要になります。

余談ですが香港のお隣のマカオも同じで、もしマカオから香港、深圳市経由で中国に入ろうとすると、マカオ/香港、

香港/深圳市、深圳市/中国と三回の手続きが必要になります。

訪れた深圳市の「華強北商業街」は日本の「秋葉原」に相当するような電気街ですが規模が半端なく大きく、優に秋葉

原の5倍以上はあると思います。そのうえ「変なオタクショップ」が全くなく、電子パーツ、製品、オフィスなどが街を埋め

尽くしていますので、もしかすると秋葉原の10倍以上の規模があるかも知れません。

この大きな電気街に、平日・日祭日を問わず人が溢れています。そのほとんどが20〜30代で年配者をまったく見かけ

ないのも驚きでした。

最初は「中国」というイメージから、随分お堅い「共産国」をイメージしていたのですが、上上の写真からも分かるように

若いカップルが手を組んで歩いたりしています。注目はカップルだけではありません。その後ろのバスの混み具合を

ご覧下さい!まるでラッシュ時の満員電車のすし詰め状態です。観光客は危ないので、タクシーを使います。

下の写真は「華強北商業街」から少し離れてた「中央城」という地域にある、大型のショッピングモール(大阪なら難波

パークスのような)です。建物の中央部にある天井吹き抜けホールでは「ハイチ救援チャリティーライブ」が行われてい

ました。こんなセクシーなダンスが繁華街のど真ん中で堂々と繰り広げられている寛容さは、良い意味で日本以上に

開放的かもしれません。

再び「華強北商業街」に戻り、高級オーディオショップを見学しました。

メインウインドウに飾られているのは、皆様もご存じのSonusfaber Stradivari HomageMcintosh最高級システムです。

しかし、写真の「Mcintosh アンプとスピーカー」は、高すぎるため日本には入っていません。

左はお店の取り扱いメーカー一覧。右はメイン試聴室です。試聴室はこの部屋を含め3室ありました。

この写真からも分かるように、日本で最もポピュラーな「JBL」は影も形もありません。それは当然のことで、なぜなら

「JBL」や「BOSE」は、日本だけでしか売られていないと言っても差し支えないほど「日本市場だけに特化したブランド」

だからなのです。TANNOYも同じでStirlingやTurnberryもほとんど見かけませんし、それ以上の大型Tannoyは皆無です。

それとは逆に、最も露出の多いのが「Focal(JM lab)」です。私が何度がお話ししてきたように、ヨーロッパでのFocalの

売上はB&Wを大きく凌ぎます。香港でも事情は同じで、ポピュラーな高級スピーカーといえば、「Focal(JM lab)」でした。

このようなお店が5〜6軒まとまった場所にあり、それが中国の最もハイエンドなオーディオショップ街です。

これらのショップの品揃えは、日本を圧倒します(写真からも分かります)。しかし、ケーブルなどのアクセサリーの品揃

えは、日本が中国を圧倒しています。とにかく派手で高いものを求める「中国オーディオファン」に対し、地道にコツコツ

音を良くする努力を厭わない「日本オーディオファン」とお国柄の違いを感じられました。

これらのショップには超高級品ばかりではなく、手ごろな価格の製品も置かれています。それらのほとんどは、marantz

もしくは、DENONでした。国産の高級品では、Accuphase、Esoteric、Luxmanが目に付きました。

中国のHiFiショップは、逸品館と同じように「ホームシアター」にも力を入れています。日本ではとうの昔に売り切れた

Pioneer "KURO"が、配達先を書いた紙と一緒に廊下に置かれていました。

深圳市で一泊し、翌日は香港に入りました。旧正月が近いので、街に「正月の飾り付け」がされています。

狭い地域に高層ビルが乱立した香港は、完成=行き詰まりを感じさせる街で、想像していたものとはかなりの違いが

ありました。それもそのはず、深圳市はここ10数年で急成長し、香港はすでに100年以上前から成長を続けてきた街

なのです。つまり、深圳市では建物や設備、タクシーなど目に付くすべてが新しく(古くなっても土地が広いので建て直

しが容易)、それに比べて香港はかなり「歴史」を感じさせる古びた街だったのです。

香港に一泊し、翌日大阪に戻りました。

香港でもいくつかオーディオショップを見学しましたが、開放的で寛容な深圳市のショップと違って、日本の同業者だと

名乗り「あなたのお店を日本で紹介したいから写真を撮らせて欲しい」とお願いしているにも関わらず、高圧的な態度

で拒否され、頭に来ました。まったく、香港のハイエンドショップは日本のそれに似ています。こんなにひねくれたお店

になってしまった理由はいくつか考えられますが、すべてお店の責任とは言えない一面もあると思います。

例えば、中国のショップでは「買えない人」はあまりショップに入りません。それに比べ香港や日本はどうでしょう?

たった、2泊3日の短い旅でしたが、8日間掛けて回ったヨーロッパ見学に勝るとも劣らない収穫を感じました。

私が得た最も大きな収穫は「夢」です。

経済が低迷し、先行きが見えず、若者の8割が将来が暗いと言う、今の日本からたった「3時間のフライト」でちょうど

日本が高度成長期を迎えていたいちばん良い時代(私はそれをあまり経験していません)に相当する時代を迎えた

深圳市に到着します。

深圳市は若く、写真からも分かるようにエネルギーが満ち溢れ「人の数だけ夢がある」ことが体に伝わります。その

エネルギーが心に溜まっていた「負のストレス」を吹き飛ばしてくれました。

世界は自分の居る場所を中心に広がるだけではなく、脚を伸ばし視点を変え、自分の居場所を換えるだけで世界は

無限に広がります。人生の可能性が無限であるという、最も大切なこと「深圳市」に行って思い出しました。

それに対し、香港は経済が成熟するとどうなるか?を私に教えてくれました。「一部の富裕層とそれに関わる人達」、

「一生富裕層になれない貧民層」に社会が二分され、収入のみならず住む場所を含めた環境も完全に分かれるの

です。深圳市が日本のスタートだとすれば、香港は今の日本が目差している行く先なのかも知れません。

そうしたくない!と思うのであれば、諦めてはいけません。

未来はやってくるのではなく、作り出すものなのですから!

それが信じられなくなったときには、また深圳市に元気をもらいに行こうと思います。

2010.2.7 逸品館代表 清原裕介

 

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