ウイーンアコースティック S-1G,T-3G VIENNA ACOUSTIC

 ウィーンアコースティック/VIENNA ACOUSTIC
S−1G,T−3G音質インプレッション

逸品館が先陣を切り日本に広く紹介したウィーンアコースティック“S−1”の後継モデルが発売されました。“S−1”のモデルチェンジに伴い、木目仕上げの美しい“Tシリーズ”もすべて刷新されました。

今回インプレッションをお届けするのは、ローエンドモデルの“S−1G”と中級モデルの“T−3G”です。

 

 

  

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Model S-1G Model T-3G
形式 2ウェイ、2スピーカー
(フロントバスレフ)
ユニット 2.5cmツィーター

15cmウーファー
インピーダンス 4オーム
再生周波数帯域 42〜20,000Hz
音圧レベル 89dB
許容入力 25W〜180W
カラー ローズウッド
寸法(mm) 174×361×265(W,H,D)
質量 10Kg、1台
形式 3ウェイ、5スピーカー
(リアバスレフ)
ユニット 2.5cmツィーター
14cmミッドレンジ
17.5cm×3ウーファー
インピーダンス 4オーム
再生周波数帯域 28〜22,000Hz
音圧レベル 91dB
許容入力 50W〜300W
カラー ローズウッド
寸法(mm) 190×1085×400(W,H,D)
質量 32.5Kg、1台

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各モデルの特徴

共通仕様

スキャンスピーク社との共同開発による2.5cmシルクドーム型ツィーターを採用。

エッジ部に硬化しにくい天然ゴムを使用したX3Pコーンを採用。

ツィーターの音を左右に拡散し、ステレオイメージと音場を広げる「位相拡散システム」搭載の新型グリル(保護ネット)を採用。
※上写真左S−1Gの下右写真、中央の構造材にスリットが設けられた新型グリルの位相拡散システム。

S−1G

バスレフポートをツィーターユニットの背面に設置。(上写真左S−1Gの下左写真)

チェンバーを内蔵し、従来のツィーターを越える高域の再現性を達成。

T−3G

ウィーンアコースティック製17.5cmスパイダーコーンウーファーを3本搭載、低音域の瞬発力とダイナミズムを強化。

T−3Gの性能を100%引き出す、インテリア製にも優れたアルミ製スタンドを付属。

各モデルの音質

S−1G

旧モデルのS−1と比べ「質感」が大きく向上し、ワンクラス上位のスピーカーの存在感があり、スピーカー端子もかなり上質なものが使用されるなど「細部へのこだわり」を強く感じさせる。

ウーファーユニットは旧型とほぼ同等。ツィーターは旧S−1よりも透明度、明瞭度、繊細さが改善されている印象。

バスレフポートの全面への変更に伴い、旧型ではやや気になった「低域のふくらみ」が解消されると同時に、残念ながら「低域の量感」まで喪失しているように感じられる。

新設されたツィーター回りの「チェンバー」の効果で、中高域の透明度、メリハリが強く、確かに高域の性能は向上したのだが、中低域の改善が伴わず「ややハイ上がり」のイメージが強く、この状態では「安心して音楽を楽しめる」とは言い難い。

「位相拡散システム」を搭載した付属のグリルを装着すると、高域が拡散され、柔らかさが増すと共にハイ上がりのバランスが補正されるので、かなり「聞きやすくなる」が、本質的な改善とは感じられない。

旧型よりも、性能は向上しているのは認めるが(同時に価格も高くなった)、私が推奨していた「旧S−1のバランスの良さ」が失われてしまった。この価格帯なら、他に推薦したいスピーカー(PMC TB2+など)があり、このモデルは逸品館では積極的に推奨できないと感じたが、ウィーンアコースティック独自の「透明度の高さ」は旧モデルを確実に凌いでるし、バスレフポートがフロントに移されたことによる「設置の自由度の改善(背後に大きな空間を設けなくても良い)」などの恩恵は無視できないから、興味があれば一度聴いてみても悪くないだろう。

T−3G

旧モデルのT−3と比べS−1Gと同様「質感」の向上が著しく、仕上げの良さ、インテリア製の高さに磨きがかかっている。S−1Gと同等の高級スピーカー端子にくわえ出来の良いアルミ製スタンドが付属するなど、メーカー標準価格で14万円の値上げ分に等しいだけの改善は感じられる。

旧モデルは「音のふくらみや濁りの成分がやや多く」、いわゆるタンノイ的な「ウォーミー」なサウンドだったが、ツィーターの改善により「中高域の明瞭度が著しく増加した」ため、柔らかさ、ふくよかさ、というウィーンアコースティック独自の良さは一切損なわず、「透明度」に大きく磨きが掛けられている。

中低域も目に見えない部分(キャビネットの強度、ネットワークの設計など)の着実な改善により、ウィーンアコースティックの持ち味である「低域のふくよかさ」を損なわず「ふくらみ」や「濁り」の成分が効果的に除去されている。

「位相拡散システム」を搭載した付属のグリルを装着すると「透明度の劣化」、「高域のエネルギー感の減少」が気になって、個人的にはT−3Gは「ネットなし」で使う方が良いと感じた。

逸品館お薦めの、この価格帯の「同クラススピーカー」には「PMC OB1」、「B&W 804S」などがあるが、いずれのモデルも「明晰」、「論理的」なイメージの強いサウンドを展開するが、T−3Gはいわゆる「ロジャース」などに代表される「ヨーロピアンサウンド」の印象が強く、それらにくらべ「はるかに色彩に富むソフトなタッチ」で音楽を描き出す。さらに、繰り返しになるが「旧モデルで問題とされた中低域の膨らみすぎ、にごり、だぶつき」がほぼ解消し、中高域の透明度、明瞭度には磨きがかけられ、14万円という標準価格の上昇以上の「大きな改善」が実現している。

結果として、この価格帯のスピーカーとしてT−3Gは「トップクラスの実力」と「コストパフォーマンス」を実現した、お薦めスピーカーと思う。また、T−3Gで実現した音質改善が引き継がれているなら、やがて輸入されるはずのもう一つ下位モデルのT−2Gの音質にも期待できそうだ。

2005年 3月20日 清原 裕介

 

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