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お手頃価格おすすめスピーカー polk Signature Elite 5モデル、ES15、ES20、ES50、ES55、ES60 聞き比べ ”polk audio” Signature Elite ESシリーズ 5モデル
”AIRBOW” HD-AMP1 Special , CD6007Live , Model 30 Replay DALI、B&Wを輸入しているD&Mホールディングが輸入を開始した、アメリカのスピーカー「Polk(ポーク)」の最も価格の安いモデル「Signature Elite Series」を聞いてみました。 Signature Eliteのツィーターは、Reserveシリーズの「リングラジエター型」から、一般的な「25mm口径テキスタイルドーム型ツィーター」に変えられていますが、振動板には「テレリン」が使われています。聞き慣れない名称ですが、一般的なポリエステルと同一の化学繊維です。ハイレゾ音源に十分対応できる、40kHzまでの超高音域の再生が可能でツィーター周囲の振動板は中央がややくぼんでおり、高域のメリハリを向上させる「ショートホーン効果」と指向性をコントロールする「ウェーブガイド的な効果」が与えられていると推測できます。 ウーファーは、Reserveシリーズの「タービンコーン」から「通常コーン」へと変更されていますが、ポリプロピレンにマイカ(雲母)を加えて強化された、軽くて強度の高い振動板が使われます。また、「独自のダイナミック・バランス・アレイ・プロセスにより、スピーカーの設計を完成させる前に不要な共振の原因をピンポイントで取り除いている」と紹介されるこの技術は、ウーファーユニットの「動き(ダイナミック)」を高度な解析装置により「動的に分析」し、その電気、音響、機械システム全体を「適正化(バランス)」することで、ウーファーユニットの動きをよりスムーズかつ均一化することにより、低域の歪みを大幅に減らすためのものです。polkの親会社「Sound United」が、イギリスのハイエンドスピーカーメーカー「B&W」を傘下に収めてからは、B&Wが使用しているさらに高度な分析装置や、ロジックがpolkにも導入され、今後その音質はさらに向上することが期待されます。 Reserveシリーズで採用されていたPOLKのオリジナル技術「パワーポート」は、Signature Eliteシリーズに継承されます。 パワーポートは、空気の出入り口に「突起」を設けることで、ポートを出入りする空気の流れをスムーズにし、従来のバスレフポートよりも歪みや乱流の発生を大幅に低減します。さらに開口部の面積が拡大されることで、低域の音圧(出力)が約3db増大します。このパワーポートの採用により、Signature Eliteシリーズは、一般的なバスレフ型スピーカーに比較して「低音の膨らみ」や「歪み」が少なく、透明感の高い伸びやかな低域を実現します。 スピーカーターミナルには、金メッキされた高級品が使われています。ブックシェルフ、センター、サラウンドのモデルは「シングル」ターミナルですが、フロア型の「ES50/ES55/ES60」では、バイワイヤリングに対応します。 小型ブックシェルフモデルの「ES15」には、壁掛け用の「キーホールスロット」が装備されます(下写真)。 仕上げは、すべてのモデルで「ホワイト」、「ブラウン」、「ブラック」の3色が選べます。 Signature Eliteは、下記の合計8つのモデルで構成されます。今回はES15/ES20/ES50/ES55/ES60の5モデルを聞き比べました。
聞き比べの概要 今回は「データー(PCオーディオ)」と「CD(ディスク)」で聞いてみました。 PCオーディオでは、デジタルデーターの送り出しにAIRBOWミュージックPCの「MBNーN54LTD2(約40万円)」を使い、プリメインアンプに「HD-AMP1 Special(約20万円)をUSB接続で使いました。 CDの再生には、CDプレーヤーに「AIRBOW CD6007Live(11万円)」、プリメインアンプに「AIRBOW Model 30 Replay(45万円)」を使いましたが、その狙いは、どちらも「D級」アンプを搭載し、セット価格が約60万円とほぼ同じだと言うことで、PCオーディオとCDの対決にもなると考えました。 USB接続 → RCA接続 → AIRBOW MBN-N54LTD 販売価格 385,000円(税別) (現金で購入)・ (カードで購入) AIRBOW HD-AMP1 Special 販売価格 180,000円(税別) (現金で購入)・ (カードで購入) AIRBOW CD 6007ES Live 販売価格 115,000円(税別) (現金で購入)・ (カードで購入) AIRBOW Model 30 Replay 販売価格 450,000円(税別) (現金で購入)・ (カードで購入) 各スピーカーのご紹介と聞き比べの概要(YouTube)
polk ES15 メーカー希望小売価格 52,000円(ペア・税別) (polk Reserve シリーズの聞き比べはこちら) 聞き比べの動画(YouTube)
polk ES20 メーカー希望小売価格 42,000円(ペア・税別) (polk Reserve シリーズの聞き比べはこちら) 聞き比べの動画(YouTube)
polk ES50 メーカー希望小売価格 88,000円(ペア・税別) (polk Reserve シリーズの聞き比べはこちら) 聞き比べの動画(YouTube)
polk ES55 メーカー希望小売価格 116,000円(ペア・税別) (polk Reserve シリーズの聞き比べはこちら) 聞き比べの動画(YouTube)
polk ES60 メーカー希望小売価格 150,000円(ペア・税別) (polk Reserve シリーズの聞き比べはこちら) 聞き比べの動画(YouTube)
聞き比べを終えて 前回は、polk audioエントリークラスの最高峰モデル"Reserve"を試聴しました。 このモデルには、Sonus Faberでも「上級モデル」にしか採用されていない高価な「リングラジエター型ツィーター」が使われていましたが、構造的に優れているはずのリングラジエター型ツィーターの高音が、ドーム型のツィーターよりも伸び足りなく感じられました。しかし、中低域の歪み膨らみの少なさや、透明感伸びやかさはこのクラスの水準を大きく超えるものでした。 今回試聴した"Signature Elite(ES)シリーズ”は、Reserveよりも低価格ですが、polkの優れた低音再現性に大きく寄与していると考えられる「パワーポート」や、優れた解析技術による製品の「最適化」は、同様に継承されています。さらに、ツィーターが通常の「ドーム型」に変更されていることで、もしかしたら「Reserveよりも音が良いのでは?」と期待は高まりました。 その期待に応えるように、Sinature Eliteシリーズは、とてもバランスの良い、またフォーカスがシャープで濁りの少ないナチュラルな音質で音楽を再生してくれました。また、Reserveのようにモデル毎に音が違うのではなく、価格に比例して音が良くなるところにも好感が持てました。 特に、大型のES60ではサブウーファーの助けなしに、十分高度なサラウンドに対応できる音質が実現していることに驚き、そしてこの価格でこれほどの音質を実現しているESシリーズの存在が頼もしく、同時に嬉しくもありました。 最近発売された、DENON AVR-X1700Hと共にお使いいただければ、価格比で従来の数倍のパフォーマンスは十分に発揮すると思います。 大型テレビは「安く」なりました。それに対応するサラウンドもスピーカーにpolk、アンプにDENON/marantzを使うことで、従来よりもずっと安くより良い音質が実現できると思います。さらなる高音質を狙われるなら、AVアンプはAIRBOWをおすすめいたします。 polk ESシリーズとAIRBOW SR6015 Specialによる驚愕のサラウンドの動画はこちらからご覧いただけます。
polk MXシリーズとDENON AVR-X1700Hによる驚愕のサラウンドの動画はこちらからご覧いただけます。
2022年2月 逸品館代表 清原 裕介 |
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