MITSUBISHI LVP-HC3000MITSUBISHI LVP-HC1100
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主なスペックの比較
モデル クリックでメーカー HPにリンク |
メーカー 標準価格 |
画素数 | パネル サイズ |
明るさ 最大輝度 |
ランプ 出力 |
コントラスト 比 |
ワイド100 投影距離 |
デジタル 入力 |
アナログ 入力 |
外形寸法 (mm) |
質量 消費電力 |
LVP-HC1100 |
OPEN | 1280*720 | 0.62" | 1000 | 200W | 3000:1 | 3.6-4.4 | HDMI*1 | 3RCA*1 D-SUB*1 |
W310 H100 D245 |
280W 3.0Kg |
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LVP-HC3000 |
38万円 | 1280*768 | 0.65" | 1000 | 200W | 4000:1 | 3.6-4.4 | HDMI*1 | 3RCA*1 D-SUB*1 |
W310 H100 D245 |
280W 3.0Kg |
100インチ以外のスクリーンをお使いの場合の投影距離の計算方法
画素数とパネルサイズについて
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明るさについて
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コントラスト比について
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投影距離について
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入力について
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ランプ出力、消費電力、外形寸法などについて
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入力端子の形状を比較
VLP-HC1100 RCA/S端子は凹みの中にあり、大きなコネクターのケーブルは接続できません。接続できる高画質ケーブルは限定されます。 |
VLP-HC3000 RCA/S端子は凹みの中にあり、大きなコネクターのケーブルは接続できません。接続できる高画質ケーブルは限定されます。 |
撮影した角度が違うので、端子が違って見えますが、実際には同じで変更はありません。 |
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信号入力数と画質メモリー機能の比較
LVP−HC1100とLVP−HC3000に差はありません。(同一です)
モデル |
信号種別 |
入力数 |
メモリー数 |
メモリー別のガンマ調整について |
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LVP-HC1100 |
S |
1 |
3 |
カーブが固定された、 AUTO , SPORTS , VIDEO , CINEMAの4つのガンマカーブと、カーブを細かく調整できる、USER1 , USER2 の合計6のガンマカーブがそれぞれのメモリーに個別に設定できる。 |
コンポーネント |
2 |
3 | ||
HDMI |
1 |
3 | ||
LVP-HC3000 |
S |
1 |
3 |
カーブが固定された、 AUTO , SPORTS , VIDEO , CINEMAの4つのガンマカーブと、カーブを細かく調整できる、USER1 , USER2 の合計6のガンマカーブがそれぞれのメモリーに個別に設定できる。 |
コンポーネント |
2 |
3 | ||
HDMI |
1 |
3 |
入力信号の種類と画質調整機能の対応、1080P対応の比較
モデル | 信号の種類 | コ ン ト ラ ス ト |
明 る さ |
シ ャ | プ ネ ス |
色 の 濃 さ |
色 合 い |
R G B 色 合 い |
R G B ゲ イ ン |
色 温 度 |
ノ イ ズ リ ダ ク シ ョ ン |
1 0 8 0 P 対 応 |
備考、その他 |
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HC1100 |
S |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ | × | − | シアタープロジェクターを謳っている割には、意外に調整機能がすくなくいが、コンポーネントとHDMIでは「色合いの調整」がきない。HDMIでの「色の濃さ」はHC1100から調整可能になった。HC3000からちょっと進歩している。 |
コンポーネント |
○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | ○ | × | − | ||
HDMI |
○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | ○ | × | × | ||
HC3000 |
S |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ | × | − | シアタープロジェクターを謳っている割には、意外に調整機能がすくなくいが、コンポーネントとHDMIでは「色合いの調整」ができず、HDMIではさらに「色の濃さ」さえ調整できなくなる。痒いところに手が届かず、不満が出るかもしれない。 |
コンポーネント |
○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | ○ | × | − | ||
HDMI |
○ | ○ | ○ | × | × | × | × | ○ | × | × |
メニュー画面の比較
LVP-HC3000と基本的に変わりませんが、画質調整の項目にスクリーンサイズと映像ポジションが追加されています。
モデル |
標準画質設定メニュー画面 |
詳細画質設定メニュー画面 |
LVP−HC1100 |
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LVP−HC3000 |
筐体からの光漏れとファンノイズを比較
部屋を暗くしても、プロジェクターのボディーから光が漏れては「洒落」になりません。ボディーを小さくしたり、コストを下げると冷却方式にお金がかけられないので「光漏れ対策」がお留守になることがあります。プロジェクターを実際に投影し、ボディーからの光漏れの量を調べてみました。
ファンノイズはデジカメに搭載されているマイクを使って収録しています。
画質を比較
実写画像をデジカメで撮影して比較しました。DVDプレーヤーは、AIBROW DV9500/Specialを使用し、1080iで出力、HDMI(DVI−D)で接続しています。プロジェクターの設定は、ビデオモードもしくはシアターモードのいずれかきれいだと判断できるモードを使用し、詳細な調整は行わず画質調整は、すべてデフォルト(未調整)でテストしました。
LVP−HC1100 |
LVP−HC3000 |
グレイスケール ・ カラーバー |
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グレイスケールの階調は良く出ていますが、全体的に緑が強く、カラーバーでも赤と青がやや弱い感じがあります。写真からわかるように、LVP-HC1100はカラーコントラストが強くなりLVP-HC3000よりも発色が濃くなっています。 |
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ジュラシックパーク(DTSデモソフトより) |
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LVP-HC1100は、色乗りが良く楽しめる映像になっています。HDMI入力では「色の濃さ」が変えられないLVP-HC3000と元々色が濃く、HDMIでも色の濃さが変えられるLVP-HC1100は、進歩したと言えるでしょう。 |
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桜(DVD) |
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桜(ハイビジョン) |
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DVDでは、LVP-HC3000が赤みがほんの少し強いのに比べハイビジョンでは、LVP-HC1100が明らかに赤みが濃くなっているのは、デジカメのせいではなく実際に見た目も同じように赤みが濃くなっています。発色的には好ましい感じです。 ピントやコントラスト、解像度などの基本的な性能には問題ありませんが、LVP-HC3000は、ランプの色温度の個体差が大きく、一台ずつ色のばらつきがありますが、全体的に緑と青が強めになります。色のばらつきが多いのに、色合いやホワイトバランスの調整が少ないのは、引き続きちょっと気になります。 |
まとめ
LVP-HC3000から アイリス(虹彩絞り)機能がが省略されていますが、HDMI入力による色の濃さの調整機能が可能となりました。
コントラスト比がHC3000の4000:1から3000:1のスペックダウンしていますが
黒の締まりは申し分なく再現して問題ございません。
LVP-HC3000の下位モデルで画質低下を心配しましたが、画像や操作性の違いは感じられず
この価格でこの画質が得られれば言うことなしの、お買い得感の高い製品です。LVP-HC3000の後継モデルのLVP-HC3100の進化に注目したいところです。
※デジカメの撮影による比較は、カメラの癖やプロジェクターとデジカメの相性などにより実際に見た感じをそのまま反映しているとは言い切れないことがあります。購入前には、実際に逸品館店頭にて画像をご覧頂きますようお願い申し上げます。
リポート掲載日:2006年8月29日