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ELAC エラック スピーカー BS72 BS73 試聴 音質評価 販売 展示 価格Wharfedale(ワーフデール) REVA2 音質 評価 試聴
Wharfedale REVA2 メーカー希望小売価格 136,000円(税別) (お求めはこちら) 製品の概要 Wharfedale
「REVA2」は、Diamondoシリーズの上級モデルとして企画設計されています。 制振キャビネットの採用 キャビネットとユニットの特性を合わせて設計 高度なCAD技術を駆使して設計 美しい7層塗り仕上げ Wharfedaleの真摯な姿勢 これは、Wharfedaleの開発陣がロッキーインターナショナルと逸品館のオピニオンをとても大切にしていること、彼らが日本市場のために一切の手抜きなくより良い商品を提供しようとしている姿勢の表れです。 このWharfedaleの真摯な姿勢に深く感謝したいと思います。 試聴環境 今回の試聴には、AIRBOW PM11S3 Ultimate、N05 Ultimate、MSS-i3 MsHD6.7を使いました。 AIRBOW PM11S3 Ultimate (現金で購入)・(カードで購入)・(中古で探す) AIRBOW N05 Ultimate (現金で購入)・(カードで購入)・(中古で探す) AIRBOW MSS-i3 MsHD 6.7 販売価格 216,000円(税込み)〜
B'z Plasure 「ZERO」 イントロのパーカッションが歯切れ良く、リズムが弾みます。松本さんの奏でるギターは、やや金属的で「太い」というよりは「キレている感じ」に表現されます。 平井堅 Ken's Bar 「大きな古時計」 イントロのピアノの澄み切った音。美しい青空に吸い込まれていくように、高音が綺麗に抜けて行きます。 ヒラリーハーン 「Plays Bach」 1曲目 「高域ユニット」と「低域ユニット」の繋がりが完全でない2Wayスピーカーでバイオリン・ソロを鳴らすと、バイオリンの1弦から4弦への音の繋がりが乱れることがあります。それは低い音と(ウーファー)と高い音(ツィーター)が別々のユニットから出てくるので、ユニットに音色の違いがあると低域では「ガルネリの音色」に聞こえたバイオリンが、高域では「ストラドバリの音色」に聞こえるのです。ピアノなども同じで、繋がりの悪いマルチウェイ・スピーカーでピアノを聞くと、音程によってピアノのメーカーが異なるように聞こえる事があります。 しかし、REVA2は、Wharfedaleの主張通り「ユニットの繋がり(音色の整合性)」が素晴らしく、バイオリンの音程(音階)の「どのあたりでユニットが切り替わっている」かをまったく聞き取ることができません。そんな高いレベルで「音色の整合性」が実現している製品は、これまでは数十万円、あるいはそれ以上の高価なスピーカーに限られていました。それをこの価格で実現しているのはとても素晴らしく、そしてそれはWharfedaleの主張通り、キャビネット、ユニット、ネットワークのすべてを「自社設計することで完璧にマッチングさせられた」からでしょう。 バレリー・ゲルギエフ指揮 「シェヘラザード」 第1楽章 管楽器や、バイオリンのパートは問題なく鳴りますが、さすがにサイズの限界かコントラバスの台数は少なめです。 中音は解像度が高く、多くの楽器が使われる様子や、それぞれの楽器の音をぶつけないように(音場が濁らないように)慎重に演奏されていることがしっかり伝わります。 外洋をの大きなうねりを表しているかのような弦楽器メロディーは、うねりの大きさこそ少し小さくなってしまいますが、それ以外の要素の再生はほぼ完璧です。精緻な音で、十分にシェヘラザードの醍醐味を味わえました。 ディープ・パープル 「ハイウェイスター(ジャパン・ライブ)」 普段は仕事をしながら音楽を聞いているので、こういう激しい曲はあまり聞きませんが、REVA2のレポートにこの曲を選んだのは、来店されたお客様が「Rock」を聞きたいと言うことで選んだこの曲とREVA2のマッチングが完璧だったからです。 1曲目は「会場の音」から始まるのですが、REVA2はまだ音が聞こえない段階から「会場の空気感や雰囲気」を再現します。その空気感の変化に、イントロが始まる前からワクワクします。 キーボードの音が入り、徐々にテンションが上がる様子。観客がそのテンションに巻き込まれていく様子。 太くパワフルな音、スポーツカーでぶっ飛ばしたくなるようなサウンドで「ハイウェイ・スター」を満喫することができました。 試聴後感想 そういう強豪揃いの中でREVA2は、最も「ストレート」なサウンドを奏でます。Wharfedaleの主張通り、キャビネットの共鳴が完全に制御され、ツィーターとウーファーの繋がりも完璧。さらに、バスレフなのに「バスレフ臭くない」のは、TAD CE1にも通じる良さを感じます。これはベース部分に設けられた特殊なバスレフポートの効果でしょう。 もちろん、FOCALもWharfedaleにまったく引けを取らない完成度ですが、明らかな違いはその「音色」にあります。FOCALはフランス製品らしく「芳醇な音色」に仕上がっています。恋愛や情に関わるような音楽を聞くと、抜群の表現力を発揮します。ストーリテーラーの能力でFOCALを超えるスピーカーはないと感じるほど、音楽を濃密な情景感でゆったりと描きます。 Wharfedaleはイギリス製品らしく「理知的で癖のない音」に仕上げられています。REVA2は、音の出始めが早く、不要な響きを発生させず、響きを残しません。その音色は同じイギリス製品の「PMC」に似ていますが、REVA2の温度感はPMCよりも高く、スッキロとしていますが、決して冷たい音ではありません。 2016年6月 逸品館代表 清原裕介 |
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