比較する両モデルの「価格」があまりにも違いすぎるので、フェアなテストとは言えないかも知れませんが、やはり「DLP」と「液晶」には、まだまだ大きな差があることがわかります。
撮影した画像では、LP−Z3の画像の方がクッキリしているように見えますが、実際はそうではなくACTION! MODEL ONE MK2の「色再現性/色の濃さ、色彩の正確さ、色調の豊富さ」が圧倒的に優れるため、役者の肌の質感やあらゆる「対象物の実在感/存在感」に非常に大きな差が出ます。
例えば、一番最後のアニメの画像でも、LP−Z3では「明らかにアニメ」然としているのに比べ、ACTION! MODEL ONE MK2では、「アニメであることを忘れる」ほど映画に深くのめり込んでしまいます。
撮影はしていませんが、U571の潜水艦内部の再現性やロストワールドの恐竜狩りの場面など、まるで「本物の場面」を観ているかと錯覚するほどの、素晴らしい再現性を見せてくれました。
ACTION! MODEL ONE MK2の表現力は、今回使用したデジカメの「限界を超えていた」のかも知れません。
問題点は「黒が沈みすぎ」、「白が飛び過ぎる」傾向が強いことですが、今回の設定値では「上手く両立できた」と思います。すでにACTION! MODEL ONE MK2をお使いなら、試してみて損はないと思います。
P.S.
このような「微妙な調整」は、テスト信号だけの調整では難しく「DVD映画の再生画像を見ながら調整」しなければなりません。適切な調整が出来るようになるには、適切な指導を仰ぎながら経験を積むことが必要ですが、頑張れば誰にでも出来ると思います。