Projection
design
Action
model three
世界最高峰のDLPプロジェクター
画質紹介
|
|
Action
Model Three |
ボディーとレンズは、ハイエンドモデルらしくかなり大きい。
|
外観
|
|
標準レンズ付きセット価格
|
2,800,000円(税別)
|
デバイス・画素数
|
DMDパネル・1280×720
|
コントラスト比
|
最大 7500:1
|
輝度
|
500〜2500ルーメン
(アイリスで可変)
|
光源
|
250W UHP×2燈
|
ズーム
|
1.5倍 ズーム
(標準レンズ)
|
ワイド100までの投影距離
|
4.6〜6.9m
|
入力端子
|
DVI-D/HDMI(HDCP対応)
D-sub15Pin(RGB/コンポーネント)
3RCA(コンポーネント)
5BNC(RGB/コンポーネント)
1RCA(コンポジット)
S-Video(S端子)
|
質量
|
12.6kg
|
|
外形寸法、幅×奥行×高さ
|
510×376×223mm
|
|
Action!
model threeは、ホームシアター用プロジェクターとしてトップクラスのスペックを誇る、北欧ノルウェー製ホームシアター専用プロジェクターです。次にあげるような数々の独自の高画質技術と、精度の高い「オールガラスレンズ」の採用でホームシアター用プロジェクターとして、トップクラスの超高画質を実現しています。
Action! model
threeでは、他機種では例をみないデュアルカラーホイール方式を採用しています。デュアルカラーホイールは、シングルに比べてカラーホイールの径が小さくて済み、その分カラーフィルターの接合部分を小さくできる結果、光の利用効率を高くすることができます。またデュアルの場合、ロッドと呼ばれる光学部品がカラーホイールの後に配置されるため、UV光線で劣化する度合いが減るので寿命が長くなるという利点があります。デュアルランプ方式とアイリス調整機能もあいまって最大7,500:1の高コントラストを実現し、映像のコントラストを保持をしつつも黒の沈み込みを見事に実現する、DLP方式の実力を発揮します。
あらゆるスクリーン使用条件に合わせられるよう、個々のランプの光量を高精細な映像表現を保ったまま調整することができます。Action!
model threeは500〜2,500ANSI lumensまでの明るさの調整が可能です。
|
搭載するDMDチップ-The
HD2+ DC3(1280 x 720
ピクセル)は高解像度TVやビデオにとって理想的な素子であり、また最高7500:1のコントラスト比は、優れたディテールと解像度の再現を可能にします。
The HD2+
DC3は米国テキサスインスツルメント社から供給される最新のDMDチップであり、ホームシアターや小規模映画館のディスプレイに適した仕様であるとともに、従来のチップと比較して劇的な映像クォリティアップに成功しました。 |
|
Action!
model threeは評価の高いFaroudja製FLI2310チップを搭載し、ハイエンド、ハイパフォーマンスなビデオプロセッシングを施しています。FLI2310は標準的な解像度、高解像度のアナログ映像入力いずれに対しても互換性があります。また、3-2、2-2プルダウンなどといった特許技術により、悪条件の画像処理をも鮮やかにこなし、DCDi(Directional
Correlational Deinterlacing)回路、クロスカラー軽減回路、TrueLifeノンリニアエンハンスメント回路の組み合わせにより、シャープかつ深みのある色でディテールを再現する優れたプロセッシングを可能にしています。 |
|
Action!
model
threeは、あらゆるインストールの条件に応えられるよう6種類のレンズを用意しています。0.88:1という超短焦点タイプ(リアプロジェクションに使用される)から4.4-7.7:1という超長焦点タイプまで選択が可能です。(オプションレンズはそれぞれ価格が異なります)すべてCNC切削機で製造されたオールガラス製、高精度仕上げとなっています。
オプションレンズはすべて水平(±90%)、垂直方向(±110%)にレンズシフトが可能です。これにより、あらゆる条件下での歪のない映像を再生する完璧なインストールが実現します。 |
|
Action!
model
threeはRS232端子、TCP/IP端子を装備しています。またAMX
、Crestronといったシステムコントローラーでのセットアップも可能です。バックライト付き赤外線リモコンは、ワイヤード接続が可能。IDを設定すれば、複数台を個別にコントロールすることもできます。HDCP対応DVI入力、RGBHV入力、BNC入力などAction!
model
threeは可能な限り高精細信号処理に対応しています。加えて、同社独自のXport端子により将来のアップグレードにも備えています。 |
|
純光学コントラスト方式とは、どのような映像コンテンツであってもフルホワイトレベルとフルブラックレベルを表現できるものです。暗い洞窟の中でカメラが捕らえた松明は眩しく真っ白な灯りとして映り、同時に暗い部分は黒として表現します。
それに対してシーケンシャルコントラスト方式は、映像コンテンツをベースにプロジェクターの出力をコントロールします。したがって明るい映像コンテンツの時にしか明るく映し出すことができません。暗い洞窟は暗く表現しますが、明るく出力する要素を持っていないために松明はろうそくのように見えるはずです。
さまざまな要素が混在しているようなシーンでは、シーケンシャルコントラスト方式プロジェクターの映像はフラットなものになります。一方、常に最大のコントラストを維持する純光学方式プロジェクターははるかにダイナミックな映像を提供します。 |
|
純光学コントラスト方式とシーケンシャルコントラスト方式を比較したグラフです。
純光学コントラスト方式が常にホワイトレベルとブラックレベルを維持する一方で、シーケンシャルコントラスト方式ではダイナミックレンジが狭まっています。
|
|
上左:純光学コントラスト方式による暗闇の中の明るい白。
上右:シーケンシャルコントラスト方式による同じ映像。白がグレーになっています。
下左:純光学コントラスト方式による深みのある黒と明るい白。下右:シーケンシャルコントラスト方式によるフラットな映像。
|
|
テスト環境 |
|
DTSデモディスク #5 による比較 (以前撮影したmarantz VP8600+AIRBOW DV9500/KAIと比較しました) |
|
DTSデモディスク #9 の画像 |
|
総評 |
価格もすごいけど出力される映像もすごい!
これが嘘偽りのない印象です。
こんなものが家にあったら・・・引きこもりになってしまうかも(笑)しれません。
いやいや、間違いなく引きこもりになってしまうでしょう。
とにかく、その情報量の多さたるやすさまじいものがあります。たったDVDの皿一枚にこれほどの情報が入っていたなんてただ驚くだけです。初期はレーザーディスクに比べて色が悪い、デジタルくさいなどと悪口を言われ続けていたDVDですが、その進歩は驚くほど早く、CDがレコードに追いつくよりも先にレーザーディスクやビデオテープを抜き去ってしまいました。
映画館を自室に!と思っていたホームシアターですが、そのクォリティーは音質のみならず画質でさえ映画館を越えてしまいました。まったく、すごいものです。
見なければ良かった・・・。と思うか、目標が見えた・・・!とお考えになるかは、あなた次第です。 |
2005年12月24日 清原 裕介 |