It
Might As Well Be Spring
分離が良く、クッキリしているが、バランスも良く聞きやすい音。
The
Rose
透明感が高くきめ細かい。左手のピアノの音も良く出ている。
質感を伴うクリアな音。
Dreaming
曲の始まり部分のシンセサイザーの音が、とてもクリアでレンジも広い。
CDがいらないと思えるほどの滑らかで柔らかく、自然な音。
Jupiter
弦楽器の音が滑らかで、各楽器の分離も良い。
s/n感に優れ、帯域・音色などあらゆる部分のバランスが良く、聞きやすい。

(AET
電源ケーブルのご注文はこちらからどうぞ)
It
Might As Well Be Spring
低音が良く出る。高音もスッキリと伸びて行く。楽器の分離も良くなった。
KDK-OFCのバランスの良さ、音色の濃さはそのままで、無理のない自然なグレードアップが実現した。
The
Rose
ピアノの余韻が長くなり、音の数が増えた。
ボーカルの息継ぎの音や、ピアノのきしむ音が聞こえるようになった。
ボーカルは子音がやや強い。
Dreaming
シンセサイザーの低音が明らかに太く、低くなった。ボーカルは抑揚(強弱の調子)が大きくなる。
この曲でのグレードアップ効果は非常に大きく体感できる。
Jupiter
弦楽器の分離感、弦楽器と管楽器など、各楽器の分離感が向上し、見通しが良くなる。
曲調にメリハリがついて、演奏のスケールが一回り大きくなる。
この曲でも大幅なグレードアップが感じられる。CDからSACDに、ノーマル音源をハイレゾに変えたくらいの印象がある。

HD-DAC1 Specialの電源ケーブルを、AET EVO-1302Fに変えて試聴
(AET
電源ケーブルのご注文はこちらからどうぞ)
It
Might As Well Be Spring
EVO-1302Sに比べると低音が少しゆったりして、膨らみ気味になる。各楽器の分離感も、1302Sの方が優れていた。
ウッドベースの粘り方や、スムースさ、柔らかい質感の良さでは、1302Fが1302Sを上回る。
The
Rose
中音に厚みとゆとりが出て、ピアノの音がまろやかになる。ボーカルの子音も1302Sよりも刺激が少ない。
ボーカルの艶、ピアノの余韻感に魅力がある。
Dreaming
シンセサイザーの音が一段と滑らかでスムーズ。流れるような曲調で、音楽にストーリー性が出る。
パーカッションの木質的な音が、よりリアルに感じられた。
1302Sは「デジタル録音」、1302Fは「アナログ録音」を聞いているような印象がある。
Jupiter
1302Sよりも座席位置が後に下がった感覚。
直接音よりも間接音成分が豊富になり、音の立ち上がり(アタック)がマイルドになった。
1302Sは「音質」に魅力があり、1302Fは「質感」に魅力がある。

HD-DAC1 Specialの電源ケーブルを、AET EVO-1302S V2に変えて試聴
(AET
電源ケーブルのご注文はこちらからどうぞ)
It
Might As Well Be Spring
V2は1302S(旧モデル)よりもクリアな印象で、高域のメリハリも強く感じられる。低音の出方も少し早いようだ。
スピード感が増し、リズムがより弾む感じ。
The
Rose
ピアノの高音(高次倍音)がよりスッキリと伸びて行く。低音も伸びるが、それに反比例して中音が若干薄くなったような気がする。
子音はV2の方が穏やかだが、この曲は旧モデルのバランスが好み。
Dreaming
旧モデルよりも若干滑らか差が、増しているような気がする。
まとまりやバランスが向上し、1302Fに少し近づいたような感じ。
Jupiter
座席位置は、S(旧モデル)よりも前で、F(旧モデル)よりも後。
この曲でもまとまりやバランスが向上し、F(旧モデル)に近くなった感じ、
※EVO-1302S
AC
新旧モデルの違いは、聞き比べてもたぶん分からない程度の軽微なものでした。

HD-DAC1 Specialの電源ケーブルを、AET EVO-1302F V2に変えて試聴
(AET
電源ケーブルのご注文はこちらからどうぞ)
It
Might As Well Be Spring
V2は1302S(旧モデル)よりも低音に粘りが出て、1302Fの印象に近くなるが、中高音の明瞭度の高さ、濁りの少なさは1302Sの良さを引き継いでいる。
エイジングの違いもあるだろうが、V2になって若干だが、音が良くなっているように感じられる。
The
Rose
1302F(旧モデル)よりもV2はクリアな印象があるが、それはエイジング(使用時間)が短いためのような気がする。
音抜けも若干まだ悪いので、やはりエイジングが足りないようだ。
Dreaming
ボーカルが1302S(旧モデル)よりも明らかに太く、1302F(旧モデル)よりも低音に力がある。
この曲では、V2が良さそうに聞こえる。
Jupiter
1302FはV2になって、音がさらに細かくなり、メリハリが強くなって、バランスが向上している。
1302SとV2は、どちらにも良さがあり選べなかったが、1302FはV2が良さそうだ。

試聴後感想
正直、1302S/Fとも新旧モデルにどれくらいの差があるかは分かりません。
けれど、Sがメリハリの効いたハッキリした音で、Fが余韻や質感が滑らかに感じられるのは、間違いなさそうです。
音をハッキリさせたいときには「S」を、音を滑らかにしたいときには「F」を選ぶのがよいと思います。