|
Burmester USB-113 音質 試聴テスト
Burmester USB-113 \650,000(税別) (製品のお求めはこちらからどうぞ)
製品の概要
入力したデジタル信号を最大192kHz/24bitまでアップサンプリングすることができます。サンプリング周波数は、写真フロントパネル"AUDIO"ボタンで切り替えられます。
主な機能と操作法(フロントパネル向かって右側のボタンから説明します)
Power:電源のON/OFFを切り替えます。メインスイッチは裏側にあります。
Phase:出力するアナログ信号の位相を「0°/正相・180°/逆相)に切り替えます。
Audio:入力されるデジタル信号のアップサンプリング周波数を選択します。
※USB 113は入力されるデジタル信号を最大192kHzまでアップサンプリングできます。
Bluetooth:Bluetoothを搭載する機器とワイヤレスで接続します。接続状況はホタンで選択します。接続すると「青い歯」のインジケーターが点灯します。
※現在、電波法認可の問題で日本国内でBuletooth接続は、お使いいただけません。
USB:PCとUSBで接続します。USB 113は192kHz/24bit(Class2/Mcintoshのみ/Highランプ点灯)と96kHz/24bit(Class1/Windows/XP以降/Lowランプ点灯)の接続に対応します。High/Lowの切り替えは自動では行わずボタンを押して手動で操作しますが、Windows/PCとの接続で"High/Class2"を選ぶと、PCに接続エラーが表示されるので注意が必要です。
Dig In:RCA同軸(192kHz/24bit)、TOS光(96kHz/24bit)のデジタル入力を選択します。
その他の機能
RCA同軸(192kHz/24bit)、TOS光(96kHz/24bit)のデジタル出力を装備します。
Burmester CDプレーヤー 069テクノロジーに基づく高音質回路・技術を採用しています。
RCA/XLR 各1系統のアナログ出力を装備します。
専用ワイヤレスリモコンが付属します。
|
使用機材
音質テストは、アンプに AIRBOW PM11S3 Ultimateを使い、Windows 7 Professionalを搭載するPCとUSB接続して行いました。
Windows 7では、USBオーディオ機器との接続で接続品質が選べます。USB 113との接続では「44.1kHz/24bit、48kHz/24bit、96kHz/24bit」のいずれかが選択でいます。数字だけで考えると出力信号は最も音が良い「96kHz/24bit」が有利なように思えます。しかし、CDをリッピングしたデーターは「44.1kHz/16bit」で記録されています。それをそのままUSB DACに出力するか、あるいはアップサンプリングして出力するか、そのいずれの音が良いかは実際に試す必要があります。
これまでに行ったUSB DACの音質テストでの確認では、量子化ビット数の伸長(16bitを24bitに変換して出力する)は再生される音が明らかに細かくなる、S/N感が改善するなど明らかに音が良くなりましたが、CDのリッピングデーター44.1kHzから整数倍ではない48/96kHzへの
サンプリング周波数の変換は、高域の見通しが悪くなる、音数が減少するなど、音質は逆に悪くなりました。Burmester USB 113でも同じ事前テストを行ったところ、44.1kHz/24bitよりも48kHz/24bitの方が明らかに音が細かく透明感も向上しました。周波数を96kHzに上げると音質はさらに向上しました。今までに経験したことのないこの結果は、今回テストするBurmester USB 113に44.1kHzをそのまま再生する機能がなく、44.1kHzの信号も48/96/192kHzのいずれかの周波数に変換されて再生されるためだと思います。そこで今回のテストは、PCの出力をUSB 113で最も音が良い96kHz/24bitに設定して行いました。また、アップサンプリングによる音の違いを比較するため、48/96/192kHzのそれぞれのポジションで試聴を行いました。
スピーカー |
プリメインアンプ |
ケーブル |
PC |
HP
EliteBook 2760p Tablet PC |
音質テスト結果
2013年 2月 逸品館代表 清原裕介
|