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burmester USB-113 ブルメスター USB 113 DAC 音質 試聴 価格

Burmester USB-113 音質 試聴テスト 

Burmester USB-113 \650,000(税別) (製品のお求めはこちらからどうぞ

製品の概要


形式 DAコンバーター
入力数 USB×1、同軸×1、光×1
出力数 RCA/XLR 各1系統
出力インピーダンス XLR 130Ω/RCA 130Ω
周波数特性
(理論値)
20Hz-20KHz(44.1kHz)
10Hz-40KHz(96kHz)
DC-90KHz(192kHz)
サイズW/H/D、重量 200×60×165(mm)、1.5kg
付属品 電源ケーブル
ワイヤレスリモコン

使用機材

音質テストは、アンプに AIRBOW PM11S3 Ultimateを使い、Windows 7 Professionalを搭載するPCとUSB接続して行いました。

Windows 7では、USBオーディオ機器との接続で接続品質が選べます。USB 113との接続では「44.1kHz/24bit、48kHz/24bit、96kHz/24bit」のいずれかが選択でいます。数字だけで考えると出力信号は最も音が良い「96kHz/24bit」が有利なように思えます。しかし、CDをリッピングしたデーターは「44.1kHz/16bit」で記録されています。それをそのままUSB DACに出力するか、あるいはアップサンプリングして出力するか、そのいずれの音が良いかは実際に試す必要があります。

これまでに行ったUSB DACの音質テストでの確認では、量子化ビット数の伸長(16bitを24bitに変換して出力する)は再生される音が明らかに細かくなる、S/N感が改善するなど明らかに音が良くなりましたが、CDのリッピングデーター44.1kHzから整数倍ではない48/96kHzへのサンプリング周波数の変換は、高域の見通しが悪くなる、音数が減少するなど、音質は逆に悪くなりました。

Burmester USB 113でも同じ事前テストを行ったところ、44.1kHz/24bitよりも48kHz/24bitの方が明らかに音が細かく透明感も向上しました。周波数を96kHzに上げると音質はさらに向上しました。今までに経験したことのないこの結果は、今回テストするBurmester USB 113に44.1kHzをそのまま再生する機能がなく、44.1kHzの信号も48/96/192kHzのいずれかの周波数に変換されて再生されるためだと思います。そこで今回のテストは、PCの出力をUSB 113で最も音が良い96kHz/24bitに設定して行いました。また、アップサンプリングによる音の違いを比較するため、48/96/192kHzのそれぞれのポジションで試聴を行いました。

スピーカー

プリメインアンプ

ケーブル

PC

HP EliteBook 2760p Tablet PC

Vienna Acoustics
Beethoven Concert Grand(T3G)

AIRBOW
PM11S3 Ultimate

Audioquest
USB-Diamond

HP EliteBook 2760p Tablet PC
Windows 7 Professional

音質テスト結果

Bad-25th Anniversary
Bad-25th Anniversary ・ Michael Jackson ・ Man in the Miller

Up Sampling / 48kHz

Up Sampling / 96kHz

Up Sampling / 192kHz

出だしの高音は非常にきめ細かく、透明感が高く、美しく広がります。指打ちの音は細かいですが、少し音が軽いイメージです。

マイケルのハーモニーは綺麗に分離し、基本的な性能の高さを感じさせます。

全体的に明瞭度/解像度が高く、美しい音ですが中低音がやや薄く、エネルギー感に物足りなさを感じます。曲の終わりの低音の量感や広がり感も少し足りません。

 

出だしの高音の透明感は48kHzの方が少し高くスッキリクッキリしたイメージがありました。96kHzでは、余韻部分の音が濃くなって少し音が柔らかくなったように感じます。

マイケルのハーモニーの分離感も少し低下しますが、声の太さや肉厚的な感じは96kHzの方が良く出ているようです。

それでも低音がやや薄く、躍動感やエネルギー感には物足りなさを感じます。曲の終わりの低音もやはり少し足りません。

出だしの高音の透明感は再び向上します。指打ちの音は厚みが出てリアルになり、マイケルの声も肉声に近くなります。

絶対的には低音はまだ不足気味ですが、高域寄りだった音のエネルギーバランスはかなり改善します。パーカッションの音にも力が出て、ボーカルと伴奏のマッチングは192kHzが最もしっくり来ます。

曲の終わりの低音部も量感や重量感はもう少し欲しいですが、接続ケーブルやアンプの交換でほぼ解決しそうな感じがしました。

True Audiophile: Best of Groove Note 2
True Audiophile: Best of Groove Note 2 ・ Here's to Life / Jacintha

Up Sampling / 48kHz

Up Sampling / 96kHz

Up Sampling / 192kHz

ピアノの余韻、ボーカルの声の消える部分の表現が繊細で美しく、エコーは前後左右に大きく広がります。

エネルギーバランスはまだ少し高域よりな感じがしますが、すでに好みの問題と言って差し支えないレベルにまで改善しています。

PCで音楽を聞いていることを完全に忘れ去れる高域の高い透明感とファインシルクのように細かく上品な雰囲気は、BurmesterよりもLINNのサウンドを連想させるものがあり、ジャシンタの女性らしいデリケートなボーカルが実に細かく再現されます。トランペットの音も薄くならず、唇の柔らかさがきちんと再現されます。音は明るめで、救いようがないほど暗いムードでにはなりませんでした。

 

高域の繊細感透明感はほとんどそのままですが、余韻の部分が濃くなり、それぞれの基音もシッカリします。少しよそよそしかったボーカルの表現がグッと親しみやすくなり、ボーカルとの距離が一歩近くなった感じです。

ファインシルクのようなきめ細やかさと滑らかさにコットンのような柔らかさと暖かさが少し加わった感じです。

遠い昔を見ている(懐かしんでいる)ような48kHzのイメージから、直近もしくは現在進行中の心象を謳っているようなイメージに変化します。この曲の主題、表現したいところには96kHzの音が近いと思います。心なしか曲のテンポも少しゆったりと感じました。

96kHzと基本的な音調は変わりませんが、音の表情や楽器とボーカルの調和感がさらに深まります。

声に力が出て表現力がさらに強まります。ピアノの音は逆に静かに感じますが、タッチの繊細さは深くなります。

つやつやと光っていたファインシルクの質感に柔らかさと暖かさが加わり、何とも言えない肌触りの良さが醸し出されます。

ジャシンタがライブステージで渾身の情感を込めて究極のデリケートさでこの歌を歌っているというイメージでこの曲が再現され、寸評を書こうとする意識はあるのですが、その前に曲に聴き入ってしまい、思わず筆が止まりました。この世界感はBurmesterの高級機そのままの素晴らしさです。

Violin Concertos (Hybr) (Ms)
Hilary Hahn Bach Concertos ・Los Angels Chamber Orchestra ・ Jeffrey Kahana (CD/SACD)  ・ Grammophon
Up Sampling / 48kHz Up Sampling / 96kHz Up Sampling / 192kHz

繊細で美しい弦楽器の倍音がきめ細かく層状に美しく再現されます。バイオリンの質感、各弦楽器の分離感は、このクラスのCDプレーヤーの水準を大きく上回るでしょう。少なくともPCからこれほど美しい倍音を再現できるのは、素晴らしい能力だと思います。

高域はPCに起因するノイズ感が完全に消し去られているだけではなく、CDの高域の頭打ち感をまったく感じません。澄み切って伸びやかな高音はそれを聞いているだけで気持ちまでスッキリします。

低音楽器のパートの量感はもう少しあった方が好みですが不足することはなく、コンサートマスターの2弦3弦の音はなかなか魅力的は太さで鳴ります。

音の癖、音楽の再現性の癖がほとんどなく、フラットに音楽を再現してくれるその性質は、バッハの楽曲にぴたりとマッチします。

感情に流されるのではなく、理が立ちすぎるのでもなく、美しく清潔な音でバッハが聴けました。

 

ジャシンタの歌では48から96へのアップサンプリングの変更で音が良くなったように感じました。しかし、この曲では高域の透明感や分離感が若干損なわれたように感じます。

音質的には若干低下したようにも感じられるのですが、演奏の雰囲気や奏者の味わいは逆に深まったように思います。

同じ演奏を聴いているの座席の位置が変わったような変化で、48kHzは音が最もクリアに聞こえる「ベランダ席」96kHzはホールトーンが最もリッチに聞こえる「S席」の雰囲気です。

演奏の盛り上がり躍動感も大きくなって、鑑賞するバッハから、体で感じるバッハへと曲のイメージが変わりました。

この音の方が、普段聞き慣れている音に近いイメージです。

アップサンプリングを192kHzに変更すると、音の重心が一段と下がります。チェロやコントラバスのエネルギー感が増大し、相対的にコンサートマスターの存在感が薄くなります。

音質を評価しようと思っても言葉が浮かんでこないのは、音のバランスが優れ「生演奏に雰囲気」に近づいているからだと思います。

座席位置は、演奏が最も理想的に聞こえるとされる「SS席」です。

もはや何の違和感もなく、またオーディオ的なイメージもなく、ただただ演奏に聴き入ることができます。

この完成した世界観を生み出せるのは、フルセットなら1000万円を遙かに超える製品を長年作り続けている(信頼されている)高級オーディメーカーならではのノウハウと責任感によるものだと思います。

十分に説得力のある音質でバッハを堪能することができました


試聴後感想

最近最も驚いたのは「Ethernet(有線LAN)」で接続しているDLNAサーバーの下に「オーディオボード」を入れたときでした。クライアント(再生機器)までは、30mもある安価なLANケーブル、さらにはHUBも介して繋がっているサーバーにオーディオボードを使うという発想はなかったのですが、アイレックスが輸入を開始した廉価なMac Bookとほぼ同じくらい高価なアメリカ製のオーディオボードをその時音出ししていた、サーバーでテストすると高音の透明感や抜けの良さ、明瞭感や細やかさが全く違ってしまい、えっ!と驚かされました。

今回驚いたボード以外でも接続用USBケーブルで音が変わるなど、確かに頭で考えると訳が分からないことがPCオーディオには沢山存在します。それを「理解できないから」といって否定するのは簡単です。しかし、実際に音が変わることを求めた上で、それを楽しむのが趣味としての本来の姿だと思うのですが、それはともかくとしてPC/ネットワークオーディオには「計り知れない謎」がまだまだ山積しているのは間違いのない事実です。

私は経験から、スペックや搭載する技術を謳うオーディオ製品の音が芳しくなく、中身について深く言及しない製品の方が音質が良い(音楽的に優れている)という感覚を持っています。Burmesterは明らかに後者に属する製品です。なぜそうなるのかは、理論的に最も解明し安いに違いないPC/ネットワークオーディオに最も謎が多い事と一致します。オーディオの高音質化は、これほど科学技術が進歩しても「理論や技術」ではなく「明確にできないノウハウ」が、未だにより有効だからです。つまり、音の良さは作っているメーカーでさえそれを明確には説明できないのです。豊富なノウハウが密接に関連して、それぞれの機器の音質は改善します。

今回テストしたBurmester USB 113はまさにそのようなノウハウの塊です。外観的にも、機能的にもさしたる優位性はありません。しかし、鳴らしてみるとその音からは、紛れもなくBurmesterのハイエンド機器に繋がる高い完成度が伝わります。音楽を鳴らすためにはどういう音を出せばよいか?USB 113はその答えを持っています。

邪推ですがUSB 113は中低域が驚くほど分厚いBurmesterの高級セットと組み合わせて開発されたので花井かと思います。そのため「普通のアンプ」と組み合わせると、中低域がやや薄くエネルギーバランスが高域に偏る傾向があるように感じられました。特に電気楽器が使われるPopを聞いた時にその傾向が強く、組み合わせるアンプやスピーカーとの相性如何では、低音が出ないDACという烙印を押されるかも知れません。その部分を除き、非常に高いクォリティーと音楽性を持っている製品です。

2013年 2月 逸品館代表 清原裕介

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