Naspecが輸入代理業務を行う、イギリスCambridge(ケンブリッジ)オーディオからSACDの再生も可能なブルーレイプレーヤーが発売されました。前回テストした、CDプレーヤーのAzur650C、プリメインアンプのAzur650Aの印象が良かったため、早速その音質をテストしてみました。 |
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Azur650BDは、CD/SACD、DVD/DVDオーディオ、ブルーレイとすべての光ディスクメディアに対応している。そこで今回はそれぞれの音質を確認した。 アンプはAIRBOW PM8004/Studio、スピーカーはBEETHOVEN-CONCERT-GRAND(T3G)を使った。 Vienna Acoustics Beethoven Concert Grand CD SACD DVD DVDオーディオ BD HDMIデジタル出力 |
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Azur650BDの魅力は、バランスのとれた音質、最新映像コンバーターを搭載したことによる緻密な映像の美しさにとどまらない。 購入したユーザーが一番最初に驚かされるのは「ディスク再生待ち時間の短さ」だろう。これまでのBDプレーヤーはディスクをセットしてから再生までに長い時間がかかり、場合によっては数十秒も待たされることがあった。 国産製品と比べて気になる価格だが、SACDに対応するBDプレーヤーはDENONが10万円を大きく切るエントリーモデルの発売を予定している。それと比べた場合、Azur650BDが高くないか?懸念はある。しかし、DENONやそのほかのメーカーが廉価なBDプレーヤーを発売しても決してAzur650BDに敵わない部分がある。それがAzur650BDの二つ目の利点「リージョンフリー」だ。 Azur650BDならディスクのリージョンコードに関係なくDVDを再生できる(BDはリージョンAのみ対応)。日本語字幕にデーターをとられないピュアな画質が記録された海外ディスクの美しさは別格だとマニアの間で言われている。 Azur650BDなら、その海外ディスクを再生できる。この長所だけは、国産プレーヤーがどうあがいても実現できない「禁じ手」だ。 |
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2010年9月 清原 裕介 |