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audiopro(オーディオプロ) FS20 ピアノブラック Focal(フォーカル) Aria(アリア) 905 音質 比較 試聴 評価 テスト 販売 価格YARLAND(ヤーランド) TJ-84P 、 AIRBOW(エアボウ) TJ-84P Special
最近、中国製の真空管アンプが多くなってきました。「生産コストが安い」のが、その主な理由ですが、近年その音質と仕上げは大きく向上し、ヨーロッパ生産の真空管アンプの半額を大きく下回る価格で、それらに音質や品質が近い製品が登場しています。特に「Triode」、「YARLAND」、「CAV」など、日本が製品の設計や企画に関与している製品の品質は、ヨーロッパ生産のアンプに匹敵するほど向上しています。今回は、その中から逸品館がお薦めしている「YARLAND」の逸品館限定モデル(カタログ落ちになった製品ですが、逸品館からの発注により生産が継続されています)TJ-84P、そしてそのカスタムモデル「AIRBOW」 TJ-84P Special、日本法人の設立などで定評のある製品を輩出し続けている「CAV」からT-88α、T-50を選び、合計4モデルを比較しました。 YARLAND TJ-84P の特長 YARLAND TJ-84Pは小型の出力管「EL84:6BQ5」のクラスAB級プッシュプル動作で15W(4/8Ω)の出力を持つ、やや小振りな真空管プリメインアンプです。(サイズ/重量:W235×H200×D300mm / 12Kg) 使われている真空管は、ミニチュア管が「12AU7×1(JJ製)」、「12AX7×2(JJ製)」、出力管が「EL84×4(SHUGUANG製)」でそれぞれ吟味された良質なものが使われています。入力は、RCA×3(リア)、XLR×1(サイド:3番HOT)の4系統でフォノイコライザーは装備されません。出力は、4/8Ωのスピーカー出力に加え、標準ジャックのヘッドホン出力が備わります。リモコンは付属しません。 AIRBOW TJ-84P Specialの特長 AIRBOW TJ-84P Specialは、YARLAND社承認のもとでAIRBOWがカスタマイズした「高音質モデル」です。あらゆる部分を検証し、実験した結果「真空管を変更することなく」高音質が実現できると判明したため、電源平滑コンデンサーやカップリングコンデンサー、位相補正コンデンサー、その他の最低限で最大効率のカスタマイズが行われ、価格の上昇は抑えられています。しかし、その音質はオリジナルモデルを圧倒するほど向上しており、10万円中頃で手に入れられる真空管プリメインアンプとしては、群を抜く 水準に達しています。 カスタムモデルの証として、[AB]のロゴがフロントパネル上に取り付けられます。 CAV T-88α の特長 CAV
T-88αは、定評の高い出力管「KT88」のクラスAB級プッシュプル動作で45W(4/8Ω)の出力を持つ、本格的な真空管プリメインアンプです。 6SN7×4本で構成される、歪みの少ないSRPP回路が使われ、手作りの電源/出力トランスの搭載、8mm厚アルミフロントパネルの採用など、惜しみない高音質化と高い質感が与えられています。 使われている真空管は、ミニチュア管が「12AX7×1」、「6SN7×4」、出力管が「KT88×4」で、製造メーカーは不明ながらしっかりしたものが使われています。入力は、RCA×3(リア)、フォノ入力×1(RCA:MMのみ)の4系統です。出力は、4/8Ωのスピーカー出力のみで、リモコンは付属しません。 特徴的なのは、KT88の動作を「Triodeモード(3極管接続)」と「Beamモード(ビーム管接続)」に切り替えられることです。試聴の前に双方を聞き比べたところ「Triode:きめ細かく滑らかな音」、「Beam:元気が良いが少し粗い音」に聞こえました。今回は、「Triode]で試聴しています。 CAV T-50 の特長 CAV
T-50は、最高の技術と最高の材料を投じて作られた、CAV社真空管プリメインアンプのフラッグシップモデルです。出力管には、真空管の王様と称される大型でがっしりした「EL156」が使われています。この真空管はプレート最大損失が50Wの5極管で、KT-88を一回り大きくしたものとお考え下さい。EL156のクラスAB級プッシュプル動作で45W(4/8Ω)の出力を持つT-50は、大型で重い最高グレードの真空管プリメインアンプです。 T-50に使われる真空管は、ミニチュア管が「12AX7×1」、「12AU7×2」、「6SN7×2」、出力管「EL156×4」で構成されます。さらにT-88α同様に、手作りの電源/出力トランスの搭載、さらに20mmにも及ぶ極厚のアルミフロントパネルの採用など、フラッグシップモデルに恥じない質感が与えられています。 入力は、RCA×3(リア)、フォノ入力×1(RCA:MMのみ)の4系統。出力は、4/8Ωのスピーカー出力のみで、リモコンは付属しません。 アンプの試聴には、AIRBOW CD3N Analogueとaudiopro FS-20 Piano Blackを組み合わせました。 AIRBOW CD3N Analogue (お問い合わせ・ご注文はこちらから) audiopro FS-20 Piano Black (お問い合わせ・ご注文はこちらから) テスト概要のご紹介動画
試聴ソフト
試聴の締めくくりに「Grace Mahya(グレース・マーヤ)」のアルバム「Last Live at DUG」から、Mona Lisaを聞きました。
2015年11月 逸品館代表 清原裕介 |
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