CEC CD3800とAMP3800のディスプレイ部分には、「輸送中の傷つき防止フィルム」が貼られています。
(黄色矢印部分)
AIRBOWモデルの開発中は、このフィルムをつけたままにしていたのですが、撮影のためフィルムを剥がすと「音がもやもやと悪くなって」しまいました。
そこで、ふと6〜7年ほど前に「INFRA
NOISE」から、ディスプレイに張り付けると音が良くなる「フィルム」が発売されていて、逸品館でも取り扱ったりCECのトランスポーターに張り付けるためのフィルムをお客様に差し上げたりしたことを思い出しました。しかし、ディスプレイの透明度を損ねたり、外観の見かけが悪くなると言う理由などから、このフィルムが売れることはありませんでした。
そう言えば!最近、携帯電話やノートパソコンの液晶ディスプレイを保護するための「透明シール」が沢山売られているではありませんか?これらのフィルムなら、ディスプレイの透明度を損ねたり、外観を悪くすることはありません。
とりあえず、2種類のフィルムを購入し音質テストを行いました。
左から、ELECOM EF-FL121(反射防止仕様)、Arvel APF121EGL(光沢仕様)。
(このフィルムのご注文は、アマゾンの逸品館インスタントストアからどうぞ)
まず、ディスプレイの大きさに合わせてフィルムをカットします。
次にディスプレイにフィルムを張り付けます。フィルムは静電気で吸着する感じで張り付くので、簡単に張り外しできます。ディスプレイに傷やノリ跡が残ることもありません。
少し見にくいですが、黄色矢印の部分からフィルムが張り付いています。
最初に「反射防止仕様」のELECOM
EF-FL121からテストしました。
CD3800のディスプレイに張り付けると、低音が増えて高音が軟らかくなりました。音像は、スピーカーの後方に向かって音が広がるように変化します。悪くはないのですが、少しおとなしくなったようなイメージです。
高域のざらつきを抑えたい時や高域の刺激を取り除きたいときに効果が高いと思います。
張り付けるフィルムをArvel APF121EGLに変更すると、全帯域で音がクッキリし低音の力感がアップしました。今回テストに使ったAIRBOW
CD3800/Specialは、どちらかというと「音が柔らかく感じられるプレーヤー」なので、APF121EGLがより高い効果を発揮しました。
CD3800に引き続き、AMP3800でもテストを行いましたが、ほぼ同様の変化が感じられました。効果の大きさもCDプレーヤーとアンプではそれほど大きな差は感じられませんでした。