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Esoteric
K-01 K-03 K-05 K-07 CDプレーヤー 音質 試聴 レビュー テスト 評価 エソテリック K-01 K-03 音質 試聴 K-05 K-07 CDプレーヤー 音質 試聴
Esoteric SACD ・ CDプレーヤー K01
K03 K05 K07 全機種音質テスト
32bit
DACを搭載したEsotericの新製品 K
Series K01、K03、K05、K07を一堂に集めて比較試聴を行いました。
(新製品のAIRBOW
K-05X Ultimateの試聴記事はこちらからご覧いただけます。)
試聴には次の機材を使っています。
さらにそれぞれのモデルにARIBOWのGPSを使った高精度10MHz
クロック・ジェネレーター GPS-10MHを繋いでその効果を確認しました。
AIRBOW
GPS-10MH
GPSを利用することで、ルビジウムを搭載した高精度クロックジェネレーターに匹敵する高い精度の10MHzを発信するオーディオ用クロック・ジェネレーター。
試聴ソフト
試聴には、これまでの経験でSACDに比べクロックジェネレーターを使用したときの音質の変化がより顕著に現れるCDソフトを用いました。
NORA
JONES / Come Away With Me / (CD) : Blue Note Records
Your
Best Tunes 101 / (CD) : Decca (2枚目の1曲目/チャイコフスキー弦楽セレナード)
試聴結果
今回は、電源ケーブルをEsoteric付属品(純正品)に統一して音質チェックを行いました。先ず最初にK07の音質を聞いて、それを10点としてその他の音質を相対的な点数として評価しましたが、あくまでも感覚に基づく採点なので正当性には嫌疑があります。一応の指標として参考になさって下さい。
試聴はJAZZ(ノラ・ジョーンズ)とクラシック(Your
Best Tunes
101)でクロック・ジェネレーターの「ない時」と「付けたとき」の二通りを聞き比べました。
全てのモデルのアップサンプリングは「4FS」、デジタルフィルターは「FIR1」にセットしていますが、これはそれが最も自然な音質に感じられたためです。
K07
メーカー希望小売価格 \390,000(税別)
(この製品のご注文、お問い合わせはこちらから)
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クロック・ジェネレーターなし |
クロック・ジェネレーターあり |
JAZZ |
JAZZ |
高域は伸びやかで明るくにメリハリがあるが、子音が少しキツい。
中音は暖かく、雰囲気がよい。
低音は切れ味が良く、音が前に出る。
音像は比較的中央によるが、響きが良く音場は前後左右へ立体的に広がる。
パワフルでメリハリのあるエッジの効いた音。ちょっとドライに感じるが、発音はハッキリ聞き取れ快活に音楽が鳴る。 |
高域がより伸びやかなり、エッジの硬さが緩和される。
中音はパワー感が増して、声に力強さが出る。
低音は太くなり、ベースやドラムに厚みが出る。
音がほぐれて音像が広がるが、密度感も向上する。
ハーモニーの重なる部分の分離が向上し、音が自然に分かれて聞き取れるようになる。ギターの音色も良くなって、弦をこする感じのわざとらしさも消えた。 |
Classics |
Classics |
高域は伸びやかで美しく、弦の音にハリがある。
中音・低音にもしっかりとした厚みがあり、音場が薄っぺらくならない。
弦の重なりも団子にならず適度に分離し、ユニゾンが美しく再現される。広がりもあり、39万円のCDプレーヤーとは思えないかなりよい音でクラシックが鳴る。 |
高域が柔らかくなり、響きの美しさが際立つようになる。
ホールの響きが深まり、音の強弱がハッキリする。
バイオリンの切ない響きが実に上手く再現される。
心にしみいるような音だ。 |
K05
メーカー希望小売価格 \550,000(税別)
(この製品のご注文、お問い合わせはこちらから)
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クロック・ジェネレーターなし |
クロック・ジェネレーターあり |
JAZZ |
JAZZ |
K07に比べて高域はうるさくないが、少し高域方向への伸びやかさが不足する。
中音・低音は、さすがにVRDSらしく厚みと力が出る。
K07と比べると全体的に音のスピードが遅く(アタックが重い)、音が少し重暗く感じられる。ギターの響きもくすんでいて、弦をこする音も不自然でわざとらしい感じに聞こえる。
空気感の軽さや広がり演奏の自然な雰囲気は、K07がK05を上回る。 |
高域の重さが大きく緩和されて、音が明るく柔らかくなる。
ハーモニーやユニゾンの分離感も改善するが、"なし/ある"の違いはK05よりもK07の方がより大きく感じられた。
K05で感じる不自然さがかなり緩和されたが、それでもギターの音は元気が足りず、弦をこする音もまだわざとらしい。
GPSクロック・ジェネレーターを追加した状態だと、K07がK05を超える感じがする。 |
Classics |
Classics |
K07で聴く弦楽は明るくハリがあって、抑揚が大きく元気が良い。K05で聴く弦楽は、厚みがあって演奏がゆったりと重厚に聞こえる。楽器の数も多く感じられる。快活で若いイメージで演奏を奏でるK07に比べ、K05は深みがありより落ち着いた大人の音で音楽を聞かせる。 |
弦の音の数、楽器の数(演奏者の数)が一気に増える。
やや詰まって聞こえたバイオリンの高音が綺麗に伸びて、楽器の響きが美しい。
ホールの響きの豊かさと複雑さが大きく改善され、音場が大きく広がった。
クラシックの再生でのGPSクロック・ジェネレーターの効果はJAZZよりもずっと大きく、クロック・ジェネレーターを追加するとK05がK07を確実に上回った。 |
K03
メーカー希望小売価格 \800,000(税別) (この製品のご注文、お問い合わせはこちらから)
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クロック・ジェネレーターなし |
クロック・ジェネレーターあり |
JAZZ |
JAZZ |
K07/K05に比べて明らかにグレードの高さ、音質の違いを感じる。
K05で感じた「重さ」はまだわずかに残っているが、音が明るくなり声にも張りが出るので、そのネガティブは気にならなくなる。
ギターの音は重いが、それは元気がないのではなく、わざとけだるさを出すためにそのように演奏していること多伝わるようになる。弦をこする音もきちんと「音楽の一部」になってきた。
ハーモニーの部分では、ノラ・ジョーンズの声が分離して聞き取れるようになる。また、ボーカルの表情の細かさや豊かさも全然違っている。 |
特定の部分が改善されるのではなく、全ての部分がバランスを保ったまま大きく改善する。
「それぞれの音が綺麗に分離する」クロック・ジェネレーターの最も美味しい効果が発揮されて、ボーカルと伴奏が美しく完全に分離する。
ボーカルは暖かく、血が通ってくる。ギターの音にも弱々しさはまったく感じられず、重なっていた音が分離して複数のギターの音が聞き取れる。
GPSクロック・ジェネレーターの効果は非常に大きく、音をより自然でリアルに変えてくれる。 |
Classics |
Classics |
弦の数が大きく増し、倍音が重なった厚みが出る。ホールの響きも複雑で上質なものになる。同じホール、同じ奏者、同じ楽器で奏でられている演奏とは思えないほど音質が大きく向上している。
K05/K07にGPSクロック・ジェネレーターを追加したときの音質を、K03は単体でそれを超える。上質で素晴らしい楽器の音が聞けるだけでK03を選ぶ価値がある。 |
楽器の音程感が下がり、音像も下に下がる。
響きがゆったりとして、厳かな雰囲気が出る。
各パートのメロディー(旋律)が完全に分離して聞こえ、それが見事なハーモニーを形成する。その素晴らしいシンフォニクスと演奏に聞き惚れてしまう。
鏡のような水面に石を投げ入れたときのように、静寂の中に静かに音が広がった。 |
K01
メーカー希望小売価格 \1,400,000(税別) (この製品のご注文、お問い合わせはこちらから)
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クロック・ジェネレーターなし |
クロック・ジェネレーターあり |
JAZZ |
JAZZ |
K03+GPSクロック・ジェネレーターと比べて良いところと、そうでないところがある。音の厚みや色彩感、表現力は素晴らしいが、音場の透明感や見通しの良さはK03+GPSクロック・ジェネレーターがK01単体を上回る。
とはいえやはり醸し出される雰囲気の濃さ音質の良さは良好で、音の厚みとパワー感には違いが感じられる。
電源トランスを4個に分離して、独自に給電している「電源の良さ」が音に出ている感じを受ける安定した音質だ。 |
GPSクロック・ジェネレーターを接続してから「LOCK」が完了するまでの時間は、K07/K05がほぼ即時なのに対しK03/K01はかなり時間がかかる。また、クロックを探している間、小さいが「キューン、ウィーン、ウィーン」という高周波音が出る。クロック回路が異なるからだ。
GPSクロック・ジェネレーターを使うと、K03同様に音場の透明感が大きく向上する。ギターの音がとても上質になって、生演奏を聴いているような生々しくみずみずしい音になる。
全体的に不自然さや誇張感の全くない、実に自然で深い音で音楽を楽しめる。 |
Classics |
Classics |
K03+GPSクロック・ジェネレーターと比べると音場に濁りがあり、解像度感や音の分離の悪さが気になる。しかし、楽器の音色は色彩が豊富で美しい。
K
Seriesに至るまでのEsotericのデジタル製品は、全般的に音が硬く生演奏を基準とすると音が随分硬く、演奏も下手に感じられる事があった。しかし、K01を筆頭とするK
Seriesは音楽的表現力に長け、これまでのEsotericデジタルプレーヤーに対する偏見を過去のものとするに足る十分な音質を持っている。
K01の音は自然で説得力があるし、なによりもこれまでは見えなかった「演奏者」の存在がしっかりと感じられるようになった。価格も高いが表現力は、それに伴っている。音ではなく音楽を聴けるなら、それをより強く感じられるはずだ。他の国産CDプレーヤーと比べても、一頭抜けている音であることは間違いがない。 |
GPSクロック・ジェネレーターなしでも十分なレベルで音楽を再現する力を持つK01だが、GPSクロック・ジェネレーターを追加する事で国産品プレーヤーの音作りに対する不満を完全に過去のものにできる素晴らしい音を出す。
音が細かく音場は大きく広がる。音場の拡大に情報量の増加が負けていないので音の密度感も高く、まるで演奏をその場で聴いているような濃密な雰囲気が醸し出される。
国産のデジタルプレーヤーで、この次元の音を聴けるとは、少し前までは想像すらできなかったほどだ。
Esotericにはさらに効果なセパレート式デジタルプレーヤーもラインナップされるが、K01+GPSクロック・ジェネレーターがあればそれで十分。あえてこれ以上効果なデジタルプレーヤーを購入する必要はないと感じられる。 |
2012年6月 逸品館代表 清原裕介