2012年10月5日(金曜日)〜10月7日(日曜日) ・ 東京有楽町 交通会館12階

逸品館は今年もハイエンドショウ東京に単独ブースで出展いたしました。


ハイエンドショウ2012秋 逸品館 デモンストレーション プログラム

今回のハイエンドショウ逸品館ブースのメインテーマは、"Growing UP! Your Systems"です。GRowing UPの日本語訳は、「成長する」。このタイトルについてご説明いたしましょう。  

昨今、PCオーディオの台頭でオーディオの情報はデジタルに偏っています。過去にSACDが登場したとき、DVDオーディオが登場したとき、そしてそれに続くBDの登場時にも「CDを超えるスペックのデジタルサウンドの凄さ」が訴えられてきました。PCオーディオでは、それを「スペックで優れるハイレゾだからCDよりも音が良い」と断言しています。しかし、この言葉は明らかな誤りです。現実に目を向ければ、現在CDを超えるスペックのデジタルで普及した音源は皆無だとわかります。あれほど「高音質」という宣伝が繰り返されてきたSACDから発明元であるSONYは手を引き、DVDオーディオは新譜の発売がなくなりました。BDは?宣伝すらありません。逆にCDを下回る品質のMP3は、ダウンロードを中心に一気に普及しました。なぜ高音質デジタルが普及しないのでしょう?それは、デジタルの品質(フォーマット)がオーディオ音質の決め手ではないからです。

文字や図形情報で音の良さをアピールするには、「デジタル理論」が最適です。数字がハッキリしていて、論説しやすいからです。さらにカタカナの難しい言葉と数式をいくつか付け加えれば、それなりに格好良く見えるでしょう。しかし、それだけです。見かけが格好良いという安易な理由で「デジタルスペック=音質の可否」と決めつけるのは間違いです。まやかしの言葉を忘れ、現実を振り返りましょう。CDプレーヤーを変えるより、スピーカーを変ればより音が大きく変わります。アンプを変えると音が全然変わってしまうのも、デジタルのスペックとはまったく無関係です。これらの簡単な事例を挙げるだけでも、オーディオセットから出せる音質がデジタルのスペックだけに左右されないことは自明です。オーディオの本質、音の決め手は今も昔も「アナログ」で変わっていません。


ではなぜ「アナログの情報」を誰も訴えないのでしょう?一つは説明が非常に難しいからです。しかし、最大の理由は「それがお金にならないから」です。ユーザーのメリットが大きくても、利益を生まない情報はメーカーやメディアにはデメリットです。販売に必要な情報だけを異様なまでにクローズアップする。利益を守るために情報を操作して口をぬぐう。この業界だけではなく、繰り返される過ちです。しかし、インターネットの透明性がその過ちを過去のものに変えつつあります。

話を元に戻します。今回の逸品館のデモンストレーション、"Stereo"、"PC Audio"、"Surround(AVアンプ)"の異なる3つのシステムから「よりよい音質をひねり出す方法のご提案」で構成されます。"Stereoでは、スピーカーのセッティングから始まり、調音パネルの使い方、接続ケーブルによる音の違いの確認と進んで行きます。"PC Audio"では、DAコンバーターとトランスポーター(PC/CD)の音の違いの確認、さらにはAIRBOW GPS-10MHを使った高精度クロックによる音質向上の確認へと進んで行きます。"Surround"では、AVアンプに搭載されるiPodインターフェイスやEthernet(DLNA)を使った、ご家庭でのネットワークオーディオの構築から入り、ステレオソースの疑似サラウンド体験、そしてDVDやSACDマルチを使った本格的なサラウンド体験へと進みます。

ハイスペックのデジタル機器を開発、生産できるAIRBOW(逸品館)だからこそ、ご提案する「アナログ(スピーカーセッティングやルームアコースティックの重要性を含む)」の大切さには重みがあると思います。それはデジタルを軽視しているのではなく、アナログを重要視している現れだからです。

システムに自分自身が手を加えることで、どんどん良くなって行く。その過程を皆様と一緒に体験することで、「良い音とは何か?」、「オーディオの喜びとは何か?」を再確認できればと考えています。自分自信の力で良い音を出せた!という喜びがオーディオで一番大きいのは、私達も同じです。システムを「Growing UP!(成長する)」する方法をご紹介することで、ご自宅でのシステムを「成長させる(音質改善する」)ヒントを掴んで頂ければ私達も嬉しく思います。数字で語れるデジタルの世界を後にして、難解で感覚的なアナログの世界にチャレンジしてみませんか?アナログの領域で難問を解決した喜びはとても大きく、そしてその音質改善効果もデジタルよりも遙かに大きいのです。


実施しましたデモンストレーションの時間割とプログラムです。

このイベントの模様は、録画(Ustream)でご覧いただけます。

  10月5日(金) 10月6日(土) 10月7日(日)
10:00-11:00   Stereo Stereo
11:00-12:00   Tube Tube
12:00-13:00   PC Audio PC Audio
13:00-14:00 Stereo Surround Surround
14:00-15:00 Tube Stereo Stereo
15:00-16:00 PC Audio Tube Tube
16:00-17:00 Stereo PC Audio PC Audio
17:00-18:00 Tube Surround Surround
18:00-19:00 PC Audio Setting/Q&A  
19:00-20:00 Surround Digital-Live  

※Setting/Q&Aの時間帯は、定められたプログラムはありません。セッティングについてのご質問などを承ります。

※Digital-Liveの時間帯は、デモンストレーションはありません。お気に入りの音楽を良い音で演奏させて頂きます。


逸品館 Ustream Channel

"Growing UP! Stereo"

スピーカーの位置調整に続き、スパイクベース、スピーカーベースによる音質改善、音調パネルの使い方、波動ツィーターとサブウファーの追加によって「システムの変更(買い換え)なし」で音質を改善する、アナログ的な音質改善方法をご提案いたしました。

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"Trying Tube Sound"

AIRBOW Master Systemのトランジスターアンプと新型真空管アンプのTRV-88SER Vintage、Stingray Ultimateを複数のスピーカーで鳴らし比べます。トランジスターアンプとはひと味違う、真空管の音色の魅力をご提案いたしました。

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"Growing UP! PC Audio"

AIRBOW K07 Ultimateを使い、USB接続時の音質改善、GPSクロック・ジェネレーターによる音質改善、DA3N AnalogueとのDAコンバーター音質比較、PCとTL3N Analogueとのトランスポーター音質比較をデモンストレーションします。最後に音響パワーイコライザー Real Sound Apecを使い、デジタル的な音質改善方法をご提案いたしました。

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"Growing UP! Surround"

AVアンプを核に使い、iPodやDLNAを使った簡単なネットワークオーディオの音質体験に続き、ステレオソースを疑似サラウンド化してお聞きいただきます。さらにDVD、SACDマルチと本格的なサラウンドソースを使って、サラウンドシステムの魅力をご提案いたしました。

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