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サウンドバー 音質 比較 試聴テスト
Focalから発売されている「Dimension」は、「高音質フロントサラウンドスピーカー」です。このモデルのためにFocalが新開発した10cm口径のフラット・フルレンジスピーカーを5台(上図参照)搭載し、オプションのサブウーファーユニットを駆動するためのアンプを含めた、最大出力90Wのパワーアンプを6台内蔵します。Focalが力を注いで作り上げたモデルですが、認知が上手く進まなかったためか、彼らが考えるほどのセールスが得られず、「Dimension」は、実力が備わりながら、早期在庫処分のため「特価」になりました。 今回は、この「Dimension」と専用サブウーファーユニット「Dimension Sub」のセットで音質を検証しました。 Dimension-Dimension SUB メーカー希望小売価格 415,000円 処分現金特価 180,000円 (お求めはこちらからどうぞ) 設置 Dimensionは、壁掛け・TVラックの上に載せるの2通りの設置を行うための取り付け金具が付属します。 接続 Dimensionは、「HDMI入力(2系統ありますが、切替はできません)」、「光デジタル入力(TOS)」、「ミニステレオアナログ入力」を備える、フロントサラウンドスピーカーです。 プロジェクターと組み合わせる場合には、2系統のHDMI出力を備えるBDレコーダー(プレーヤー)を使います(もしくはプレーヤーのHDMI出力を2系統に分配する装置を使います)。映像出力1系統のHDMI出力をプロジェクターへ、映像と音声の出力が備わる1系統を「Dimension」に接続します。 TVと組み合わせる場合には、TVの光デジタルアウトを「Dimension」に繋ぎます。TVのスピーカーが「Dimension」に置き換わり、サラウンド放送はサラウンドで、TVに繋いだBD/DVDの音声もサラウンでお楽しみいただけます。 BDレコーダーに2系統のHDMI出力が備わる場合には、1系統をTVへ、1系統を「Dimension」に接続し、TVと「Dimension」を光デジタルで接続します。BDの再生時に、「Dimension」の入力をHDMIに切り替えることで、BDがより良い音質でお楽しみいただけます。また、SACD/DVD Audioのサラウンドディスクも高音質でお楽しみいただけるようになります。 Dimension Subとの接続と操作 Dimensionの操作は、フロント右側にあるタッチパネルもしくは、リモコンで行います。 Dimension Subの裏側。Dimension本体と付属のスピーカーケーブルで接続します。 設置設定 設置状況に合わせて本体裏側の4個のスイッチを設定します。 a.距離の設定 Dimensionからリスニングポジションまでの距離を設定します。 b.配置の設定 Dimensionを設置する場所に応じて、配置を設定します。 c.部屋のタイプ Dimensionを設置する部屋の音響に応じて、部屋のタイプを設定します。 d.サブウーファーの使用 Dimension Subと使うので、このスイッチは「11(中央)」に設定します。 マニュアルダウンロード(PDF) ・Dimension 簡単インストールマニュアルをダウンロードする Dimensionの詳細と音質テスト動画
試聴後感想 Dimensionは、Focalの狙い通り「見事な高音質」を実現しています。 大型TVとの組合せはもちろんのこと、50畳を超えるような大型シアタールーム+150インチクラスのスクリーンと組み合わせても、それに見合うスケール豊かな大音量が実現します。スペックの「30Hz〜25kHz」に嘘偽りはなく、サイズを信じられないほどの重低音までが再現されます。 映画のサラウンド音声だけではなく、BD/SACDに収録されているサラウンドソースの音楽再生では、その実力が大いに発揮され、本格的なシンフォニーを納得の音質とスケール感で楽しむ事ができます。 また、古い時代のジャズCDを聞いても、驚くほどリアルな音質で再現されます。 Dimensionのスッキリとしたデザインは、スタイリッシュなリビングやシアタールームを煩雑にすることがありません。さりげない外観と、驚くほどの高音質を両立させるDimensionは、4K時代ふさわしい、優れたフロントサラウンドスピーカーだと思います。 2016年7月 逸品館代表 清原裕介 |
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