HT-1100J
第一印象はとにかく明るいの一言です。HT-1000Jでも十分クッキリしていたのですが、さらにクリアな画質に進化しています。
HT-1000Jのややグリーンに偏りがちな色合が改善され、バランスの良いすっきりした絵作りに進化しています。
HT-1100J(HT-1000J)でNECが目差している画質は「TVと違和感のない高画質」。
画像の質感は、PLUS-VISION“PIANO/HE3200/HE3100”が目差したフィルムの持ち味である「しっとり感」を重視したものとは傾向が異なり、最近のデジタル編集で作られた映画のような、黒色がしっかりと締まるコントラストのハッキリした「クッキリ感」の強いものです。
色乗りはたっぷりと豊かで、引き締まったコントラストと相まって「色の濃い」画像を再現します。
画像調整機能が非常に充実しているので、マニアライクな使い方にも問題なく対応します。
今回の比較テストには掲載していませんが、HT-1000Jから飛躍的に向上したのがハイビジョン画像です。
ハイビジョン対応のHD2+パネルを搭載した機器と見間違える程のシャープな映像は、DVD映画がメインでハイビジョンもたまに見たいと言う方や、何でも見られ画質調整を駆使して使いこなしたい方にもお薦めです。
DVI-D(HTPC)入力時も画像調整が出来、デジタル接続の最高画質に挑戦してみたい方にも使って頂きたいモデルです。