逸品館メルマガ バックナンバー 038

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逸品館ショッピングカートメルマガ 2007.04.01
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いよいよ桜のシーズンです!暖冬でしたが、桜の開花は私の周辺では例年より1週間程度早いかな?といった感じでした。皆様の周りではいかがでいらっしゃいますか?


長らくお待たせしてきました、AIRBOW PS8500/Specialですがいよいよ最終仕様が決まり、今月中頃〜下旬に掛けて発売を開始できそうです。価格は、35万円(税込)で当分の間は、専用電源ケーブルをサービスいたします。

音質のねらいは「他用途性能(使い勝手)」の向上です。どんなにアンプの音が良くても「高音質録音ディスク」は良い音が鳴るけど「録音状態の悪いディスク」では良い音が出ないというのでは、失格です。なぜなら、愛聴盤が常に「優秀録音」だとは限らないからです。

音が悪いけれどこのソフトの演奏が好きで好きでたまらない。お気に入りの多くのディスクから、さらに音が気に入らないからと聴いていないディスクから、素晴らしい音楽をお聴かせしたくてこのアンプを作ってきました。最高の「音楽アンプ」として、自慢できるような性能を目差し、それが達成できたと思います。

PS7400/Specialと比べた場合、中低音の量感や余裕度が大幅に増強されています。さらに全帯域での音質バランスの徹底的なチューニングによりどんなスピーカーと組み合わせてもゆとりのある音場が再現されるはずです。リッチな中低音が達成された結果、空間の広がり、音の厚み、音楽表現力の深さなど感覚に訴える部分の「深さ」と「ゆとり」が、かなりアップしていると思います。

また、AVアンプには必ず設けられている「アナログ入力」と「デジタル入力」という二つの音の入り口を生かして、それぞれの音に「明確な個性」を持たせることにチャレンジしました。この思想は、AIRBOWプリメインアンプの最高モデル「TERA」に搭載した「ラルゴスイッチ」の考え方をより明確にし、進めたものです。

アナログ入力(7.1chダイレクト入力)でPS8500/Specialを使用した場合には、繊細かつ明瞭度も高い、音像がホログラム的に再現される、いわゆる「ピュアオーディオ的」なクリアなサウンドが実現します。これは、SACDやDVDオーディオといった「優秀録音ディスク」の良さを引き出すために重要なポイントです。また、本来AVアンプよりも遙かにお金のかかった高音質デジタルプレーヤーの内蔵DACの音質を引き足すためにも重要なポイントです。アナログ入力の音が悪ければ、どんなによいDVDプレーヤー(CDプレーヤー)を接続しても、その良さが生かされません。癖のない高音質で「良い音」を「良い音のまま」再現することを目差したわけです。

これに対しデジタル入力(同軸デジタル入力)でPS8500/Specialを使用した場合には、まるでアナログレコードを聴いているような滑らかなサウンドで音楽を楽しめます。世間の一般的な「HiFi製品」が最も苦手とする「録音の悪いディスク」を素晴らしい音でお楽しみ頂ける音質を「デジタル」で作ることにチャレンジしたのです。それは、デジタル音声入力の方が「プレーヤーの影響」を受けにくいからです。プレーヤーの影響が少なければ、それだけより厳密な音作りが達成できます。そのためにアナログではなく「デジタル」での音作りを選んだのです。

デジタル入力では、ソフトの録音の善し悪しにかかわらず「音楽を聴く楽しさ」に純粋に浸っていただけるでしょう。明瞭度を若干低下させ、写真をソフトフォーカスにすると「色気」が出てくるのと同じような手法を使っていますが、洗練度が非常に高いため「音が濁った」というようなマイナスイメージをほとんど感じることなく「雰囲気」が一段と濃くなるはずです。言い換えれば「音に意図した歪み加える」事により「雰囲気」を出しているわけですから、デジタル入力時に「S−DIRECT」を使用すると、音質バランスが損なわれます。多くの回路を通ることにより発生する「歪み」をプラスの方向に作用させている事実がそのことからお解りいただけると思います。これは、今までのメルマガでお話ししてきた「再生芸術論」を「実践」として成功させた例であるとお考えいただいて差し支えありません。

音楽的に徹底的なチューニングを施されたデジタル入力と相性がよいディスクは、音源がアナログの時代のJAZZやクラシックなどです。今までは、録音が古くて「うるさい」と感じていたソフトが、驚くほどの新鮮さと滑らかさ、艶やかさを持って蘇る様は、本当に「マジック!」と叫びたくなるほどの出来映えであると自負しています。

もちろん、その素晴らしいサウンドはCDのみならずDVDビデオディスクでも発揮されます。AIRBOWのAVアンプを購入したお客様の多くが「音楽DVDビデオを購入することが多くなった」とおっしゃいますが感覚的には、DVDビデオソフトの多くがCDよりも良い音と雰囲気でお楽しみ頂けると思います。

このアンプには、Bi−amp駆動システムが搭載され、Bi−wire入力対応のスピーカーと組み合わせれば、スピーカーケーブルをもう一組ご用意いただくだけで、Bi−ampでお使いいただけます。アナログとデジタルの二つの入力を備えること。DVDビデオディスクもいい音で鳴らせること。この特徴だけを生かして2chアンプとしてお使いいただいても、十分ご満足いただけるものと確信しています。


とにかく、手元にある、そして世の中にある「すべてのデジタルディスク」を「素晴らしい音楽に変えてしまおう!」というもくろみは、かなりの高いレベルで達成されたと考えています。4ヶ月、本当に長くお待たせいたしましたが、必ずお客様のご期待を上回るサウンドでお答えできると思います!現在の所は、まだ3号館に1台プロトタイプがある状態ですが、よろしければ、一度お聞きいただき感想をお聞かせ下されば光栄に存じます。

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