逸品館メルマガ バックナンバー 177

9月4/5日に開催したPIONEER合同イベントで聞いたTAD D600の音が忘れられなくて試聴機を取り寄せて聞いています。イベントは会場の音響がとてもデットで高域も低域も吸われる傾向が強く、聞き慣れているAIRBOW UX1SE/LTD+OCXが上手く鳴りませんでした。こんな経験は初めてですから、音響がとても特殊だったと思われます。イベント会場ではD600の性能をきちんと見極められないと思い、昨日からずっと聞いています。

会場で聞いたときは中低域の厚みが凄く、まるでマスターテープを聴いているような錯覚を覚えたほどですが、3号館で改めて聞くと会場ほどの驚きはなく、割と「普通」に鳴っています。少なくとも3号館ではAIRBOW UX1SE/LTDの方がメリハリのある派手な音に聞こえます。しかし、じっくりと聞き込んでゆくとその中低域の厚みや音の滑らかさ、低域の表現力が半端ではないことがわかります。最も気に入っていた「楽器の音色の再現性」は、やはりすばらしく最上級のアナログと変わらない、分厚くて熱い音を聞かせてくれます。デジタルの進化の証として、この音は一度聴いて欲しいと思います。

audioquestから発売されたUSBケーブルを逸品館一押しのWireworldとアコースティックリバイブ製品と比べてみました。
http://www.ippinkan.com/wireworld_audioquest_usb.htm

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