逸品館メルマガ バックナンバー 269

いよいよ11月も終わり、明日から12月です。最近は年末が近づく度に「年末の雰囲気を感じない」と感じるのですが、今年は特にそう思います。そんな中で逸品館釣り部は28日水曜日に「岸和田防波堤(船で渡る海上の防波堤です)」に魚釣りに行って来ました。

今は鰺釣りの最盛期で水曜日なのに船着き場には人がいっぱいです。逸品館釣り部からは4名釣行しましたが、全員20センチ強の鰺を20匹以上釣り上げることができて大満足です。釣り上げた鰺は、早速フライにしていただきましたが、この時期の鰺は格別に旨く、混み合う理由がわかりました。


話は変わりますが、衆議院解散・年内総選挙が決まりました。諸外国(アメリカだったと思います)では夫婦でも「選挙」と「スポーツ」の話題は、喧嘩になるので御法度と言われています。そこでメルマガもこの格言に従って、日本を100人の村に例えた話を作ってみました。

あるところに村人が100人の村がありました。地主とその家族、従業員の10人が残りの90人に土地を貸して生計を立てていました。村では年間100単位の作物が取れ、その半分の50地主を取り巻く10人が召し上げ、残りの90人で50単位を分けていました。豊作の時はそれで誰も不満はなかったのですが、不作になり作物が75単位しか取れなくなりました。しかし、地主は変わらず50単位を召し上げたので、90人の小作人達の取り分は25単位と半分に減ってしまいました。これではやっていけないと一人の小作人が「地主達を倒そう!」と声を上げ、多くの小作人はそれに賛同しました。

しかし、10人の小作人を全員倒したら、土地の管理はどうなるのでしょう?たった100人しかいない村で内戦が起きたら、村を狙っている近隣の村はどうするでしょう?本当にやらなければならないのは、90人と10人が真摯に話し合い、手を取り合って再び豊作を目指すことだと思います。それぞれ、自分の言い分ばかりを主張するのではなく、痛みを分かち合ってこそ団結が生まれるのだと思います。

拳を上げるばかりではなく、膝をつき合わせて村の未来について話し合ってくれるリーダー。揚げ足を取って壊すばかりではなく、創造をしてくれるリーダ−。そういうリーダーがいたら、村は再び平和と繁栄を取り戻せることでしょう。単一民族の日本は協調と調和の力が強く、団結力は諸外国よりも断然得意な分野です。日本の団結によって開かれると思います。次世代の日本は、団結で繁栄する国であって欲しいと願います

---------------------オーディオの楽しさ、喜びとは?---------------------

オーディオについての考察連載は今回で完結となります。

・ステレオ(2ch)とサラウンドの違い
「オーディオは生演奏を切り取った一部」という説明をしました。ではその「切り取られたもの」はどこに行ってしまうのでしょう?
私達は夢の中で架空現実を体験しますが、これは脳が情報を作っているという証明です。つまり録音再生時に切り捨てられた情報は、オーディオで音楽を聞いている「リスナーの脳が補完」しています。重要なのは「補完される情報」が生演奏(録音現場)を反映したものではなく、リスナー個人の記憶や経験に基づく「自己の投影」であるということです。生演奏を補完して聞くオーディオでは、「自己の投影」の割合が多く、演奏に感動しているのか?あるいは演奏によって動かされた自分の心に感動しているのか?その境界がさらに曖昧になります。

最近はBD/DVD/TVなど「映像付き」のメディアで音楽やコンサートを楽しむ機会が多くなりました。これらのメディアには「映像情報」が収録されているので、再生時の「自己の投影割合」が小さくなります。さらにサラウンドでより現実に近い音場を作り出せば、「自己の投影割合」をさらに少なくできます。
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これらの考えから、私は演奏の記録には「BD/DVD/TV・サラウンド」が適し、音楽への自己投影には「ステレオ/2ch」が適していると考えています。


そして、この文章を限りなく正確に実現しているのが「逸品館がプロデュースするサウンド(AIRBOW)」です。今年発売したピュアオーディオモデルでは、PCとの接続でレコードのように滑らかで官能的な宇サンドを実現可能としたUSB-DAC DA3N Analogueと、PCとの接続で完璧なピュアサウンドを実現するCD/SACDプレーヤー K-07 Ultimate、そしてGPSを利用することで低価格高音質を実現したクロックジェネレーター、GPS-10NHがエポックメイキングです。

また年末発売に向けて開発中のサラウンドモデルでは、HDMIデジタル接続で従来のアナログ接続を超える高音質を達成したUD7007/Special DTと対になるAVアンプ SR6007/Specialの完成度に自信を持っています。
UD7007/SpecialSR6007/Specialのコンビネーションで再現する「SACDサラウンド」の世界は、100万を軽く超え、チューニングの悪い数百万クラスのピュアオーディオの実在感を確実に凌駕します。このセットは、この冬是非お聞きいただきたい、自信作の一つです。

12月にQUAD ESL-2912とMagico S-5の試聴会を開催いたしました。詳細と録画は下記のページからご覧いただけます。
http://www.ippinkan.com/event_news/event_menu.htm

お役立ち情報満載!12月上旬にお届けする、年末発行のDMのダウンロードは下記ページより承っております。
http://www.ippinkan.co.jp/2012dm-2/

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