逸品館メルマガ バックナンバー 291

前回のメルマガで一部の業者がインターナショナル・オーディオショウを牛耳っていると書きました。本来オーディオ製品とは無関係な話題を俎上に上したのは、現代社会における「いじめ問題」が非常に根深く深刻だと感じるからです。「いじめ」という言葉にはなっていませんが、今の日本ではあらゆる所に「いじめ」が蔓延っています。特に大企業や官庁組織などパワーバランスの関係が生じる現場では常に「いじめ」が付きまといます。

 

しかし、「いじめ」が常に絶対的に強い立場の人間が、弱い者を対象にするわけではありません。インターネットの影に隠れて様々な「クレームー」を繰り返す「クレーマー」も明らかな加害者です。人はなぜ人をいじめるのでしょう。あなたは、動物園の猿ですか?

 

猿に等しいいじめ行為を放置、あるいは拡散するメディアも同罪です。そもそも論議とは議題をより深く理解し高める事が目的で、相手の揚げ足取りをすることではありません。メディアはなぜそれを訴えないのでしょう?不思議です。

 

さてオーディオ専用OSを搭載した、ネットワークサーバ−、AIRBOW SSS-2013の製品版がいよいよ完成しました。価格は¥189,000(税込)ですが、この小さなPCには高音質と多機能が満載されています。私自身、まだそのすべてを理解できていません。SSS-2013はサーバーとしてだけではなく、リナックスを搭載するリッピングマシンとして、あるいはHDMIデジタル出力を持つデジタルプレーヤーとしての機能も合わせ持っています。これから、UstreamやYouTubeを活用して皆
さまとご一緒に、この次世代のオーディオ機器の魅力を探って行きたいと考えています。
http://www.ippinkan.co.jp/airbow/product/others/sss_2013.html

所が最近、SSS-2013がクライアント(接続しているネットワークオーディオ機器)から、新式されなくなるという問題が発生しました。すったもんだのあげく、会社で接続しているネットワーク機器がルーターが割り振れるDHCPの最大IPアドレスが32個の上限に近づいていたため、機器の接続と遮断のタイミングによってIPアドレスが不足し、SSS-2013がネットワークから外れていたことが分かりました。とりあえず普段は使わないUD7007/AV8801のLANケーブルを引き抜くと、あれほど頑固に認識/不認識を繰り返していたNA11S1があっけなく正常動作しました。そして驚いたことに、音質が驚くほど向上(回復)したのです。

今回の音質劣化では、ルーターの性能とスイッチングハブの性能を疑い、それぞれを最新モデルに買い換えてみました。スイッチングハブは、100Baseの時代遅れのものをチューンナップして使っています。それを1000Baseの最新モデルを購入し、同様に内部をチューンナップしたものに変えてみましたが、音はほとんど変わりませんでした。また、ルーターを最新モデルに変えましたが、それも音質への影響はほとんど感じられませんでした。

 

今回の教訓は、「ルーターに多くの機器を接続しすぎて、ルーターの割り振るIPアドレスが不足すると機器が繋がらなくなり、音が悪くなる」ということです。PC/ネットワークオーディオにはまだまだ謎が多く存在します。だからこそ面白く、チャレンジしがいがあるとも言えます。

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