一週間の日程でドイツ・ミュンヘンHigh-End
Audio Show見学とオーストリア・ウィーンのVienna Acoustics社見学、Vienna
Acousticsのご厚意によるウィーン観光を終えて戻って参りました。
ミュンヘンHigh-End Audio Showではほぼすべてのブースを回り写真を撮影していますが、整理整頓に時間がかかるため順々にホームページにアップロードしてゆく予定です。Vienna
Acoustics社では、最新モデルListを始めとする製品について詳しく知ることができました。取材には、山之内先生が同行されたので然るべき雑誌にVienna
Acousticsの取材記事が掲載されると思いますが、私も詳しくHPにアップロードする予定です。
今回の周遊で最も感銘を受けたのは、Vienna Acoustics CEOのMaria
Ganstererさんです。
Vienna Acoustics社は設立後、一時経営が不振となり人の手に渡ったことがあります。それをCEOのMaria
GanstereとVienna Acoustics社員が一丸となって再び自分たちの手で買い戻し、再び元のVienna
Acousticsになりました。Vienna Acoustics製品はすべて、Maria
Ganstereさんの弟さんPeter Ganstererさんが設計しています。Peter
Gansterer氏はスピーカーの天才設計人ですが、
とてもアーティスティックな人で人付き合いが苦手です。その彼が理想のスピーカーを作れるように、Maria
GanstereとVienna Acoustics社員が全力でサポートしています。彼らのサポートがあるからこそ、Peter
Ganstererさんは一切の妥協なく最高のスピーカー設計に没頭できるのです。
そうして生み出された最新モデルが「List」です。この製品についても後日詳しくご紹介したいと思います。詳細がまだ発表されていないこのモデルは、現在のフラッグシップ「Music」を小型・低価格化したモデルで200万円(税別)ペアの価格が予定されています。
今までにいくつかの海外オーディオメーカーを訪れましたが、Vienna
Acousticsのモチベーションと情熱の熱さその中でも最高です。自社を泣く泣く手放し、それを再び我がものにした彼らだからこそ、自社製品への思いは驚くほど強く、それが製品の音質に反映されています。
Vienna Acoustics社の訪問と彼らの歓迎は、初代ヒットモデル「S-1」の誕生に立ち会い、その後15年あまり一貫してVienna
Acousticsを力を抜くことなくお薦めしてきた私にとっても、単なるビジネスを超えて彼らと結ばれたような気がする特別な時間となりました。
http://www.cec-web.co.jp/service/pastproducts/s_1/s_1.html
また新製品の発売に伴い、本来ならばモデルチェンジが行われる時期にさしかかっているBeethoven
Concert Grand(T3G)ですが、設計者のPeter氏並びにVienna
Acoustics社はこのHeritageモデルをこれからも、そのまま生産し続けます。生まれたときからすでに最高だったスピーカー、それがBeethoven
ConcertGrand(T3G)です。
http://www.ippinkan.com/SP/vienna_page1.htm
ミュンヘン High-End AudioShowのTADブースの模様を動画でYou
Tubeにアップロードしました。https://www.youtube.com/watch?v=mrTNOmmJkmQ
※携帯端末ではこのページが表示されないことがあります。
ウィーンの町並みの写真と名物料理の写真をブログにアップロードしました。ご招待頂いた、オペラ座での観劇の模様をブログにアップロードしました。
逸品館
ブログ「社長ヨーロッパ周遊記」