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Appleの“AirPlay”をご存じですか? “AirPlay”は、無線LAN(WiFi)接続で対応するDAコンバータに音楽ファイルを“配信”し、高品質で再生するApple社が開発したワイヤレス接続規格です。“AirPlay”に対応するスピーカードック、AVレシーバー、ステレオシステムを使えば、簡単な操作でi-Tunesのライブラリをワイヤレスで再生できます。 WiFi機能を搭載するPC(もしくは、i-Phone/i-Pod Touch/i-Pad)に“i-Tunes(もしくはAirPlay対応の再生ソフト)”が搭載されていれば、収録された音楽ファイルをワイヤレスで対応端末に配信して高音質を楽しめます。 今回のテストでは、WiFi機能を備える3つのネットワーク端末とMicromega WM-10を組み合わせて音質を比較しました。 また、2010年秋に発売され大ヒットしているmarantzのネットワークプレーヤー NA7004も2011年から“AirPlay”に対応しています。3号館にはNA7004のカスタマイズモデル、AIRBOW NA7004/Specialを設置していますが、準備不足で“AirPlay”への対応ができていません。そこで、NA7004/Specialは、有線LAN(DLNA)接続を使ってネットワーク経由の音楽配信の音質を比較しました。 ※NA7004とNAS/ルーターには相性が発生し、ファイルを認識しない、再生できない場合があります。Marantzは NA7004と相性の良いルーターとして、Buffalo製品を推奨しています。今回は、Buffalo WZR-HP-AG300Hをルーター(このルーターに備わるUSB端子にUSB/HDDを接続すればNASとしても機能するので、手元に余っているUSB/HDDがあればNASを購入しなくてもDLNAによる音楽ファイルの再生がお楽しみ頂けます)に使い、NASには同じBuffalo LS-CH1.0TLを使ってテストを行いました。 ※掲載している接続並びに音質チェックへのお問い合わせには一切お答えできません。 |
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使用したネットワークプレーヤー |
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ネットワーク接続と設定 |
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marantz NA7004 DLNA接続・設定 NA7004をLAN経由でHDD(DLNA対応製品)に接続するには、ルーターを使用します。ルーターなしでも接続は不可能ではありませんが、PCのネットワーク設定に関する知識が必要となるため、ここでは一般的なルーターを使った接続のみをご紹介します。 ・ PC内部の音楽ファイルをLAN経由でNA7004で再生する場合の接続。 パソコン、ルーター、NA7004をLANケーブルで繋ぎます。 パソコンの「ネットワーク接続」の画面を開きます。この画面を撮影したときはルーターにNECのWR8700を使っていたので、ルーターはWR8700Nと表示されています。異なるルーターを使った場合、表示されるアイコンは変わりますのでご注意下さい。 LAN経由でNA7004が認識されると、画面にMarantz(NA7004)のアイコンが現れます。使用するルーターの種類にかかわらず、必ずMarantz NA7004のアイコンが表示されます。 PCで“Windows Media Player”を起動し、ライブラリからメディアの共有を選択します。 画面に表示される“Marantz NA7004”のアイコンを選択し、許可(A)を適用します。左に見えているのは、過去にこのPCに接続した履歴のあるYAMAHA NP-S2000のアイコンです。 この設定が完了すると、NA7004のディスプレイに「Windows Media Player」のライブラリー内の音楽ファイルが表示されるようになります。NA7004を操作し、再生したいファイルを選択すると音が出ます(詳しくはNA7004の説明書をご覧下さい)。 ・ HDD内部の音楽ファイルをLAN経由でNA7004で再生する場合の接続。 NASとの接続ではPCような設定は不要です。接続が完了し、NA7004のセレクターを“Music Server”に切り替えると、即座にNASの「Shareフォルダー」の中にある「音楽ファイル」の「一覧の作成」が自動的に開始されます。 始めてNASにアクセスした場合は、NA7004が音楽ファイルのリストをNASに作成するのに数分かかります。二回目からは、作成したリストを使うので接続はすぐに終わるようになります(詳しくはNA7004の説明書をお読み下さい)。 ・ 機器を“AirPlay”で接続する方法。 Micromega 「WM-10」をAirPlayで使う方法を説明します。機器が変わっても基本的な操作は同じです。 ・ i-Pod Touch(i-Phone/i-Pad)で“AirPlay”する方法。
・ PCで“AirPlay”する方法。
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テスト環境 |
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音質テスト |
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AirPlayの音質テストは、Micromega WM-10で行った。音質評価の前に、WM-10を簡単にご紹介しよう。
CD4より「木星(ホルスト)」 取り込みファイル形式:WAVE ・i-Pod Touch + WM-10 (AirPlay) こんな小さな端末から無線で飛ばしているとは思えないほど、本格的な音が出る。広がり感やエネルギー感はシンフォニーを本格的に感じさせてくれるものだし、金管楽器と弦楽器、弦が重なった部分も団子にならず綺麗に分離している。低音も十分に出てリズミカルにベースが弾んで聞ける。耳を凝らせば、高域がやや丸くなっていることを感じるが、大きな不満のない音質でシンフォニーが鳴ったことに驚かされた。この組み合わせの音質を10点として、他を評価することにする。 ・PC(DELL 3700/i-Tunes) + WM-10 (AirPlay) ホールの響きのリッチさ、各楽器のエネルギー感がまるで違う。i-Pod Touchも決して悪くはなかったが、PCの音はより本格的で、これを聞いてしまうとi-Pod Touchには戻れなくなくなる。金管楽器の輝き、木管楽器の温かい響き、弦楽器の圧力(圧迫感)も感じられる。パワーと繊細さ、ホールを満たすリッチな響き、オーディオとしてより本格的な音質になり、ホールや演奏が完全に変わってしまった。採点は20点。 ・PC(DELL 3700/Win-amp+アドインremote speaker) + WM-10 (AirPlay) 再生ソフトをi-TunesからWin-ampに変えると音が一段と細かくなり、情報量が多くなる。i-Tunesではホールの後方よりの座席で聞いている感じだったコンサートが、Win-ampでは中央やや前方くらいに移動してよりよい席で聞いている感覚になる。楽器それぞれの響きが明確に分離感し、楽器と楽器が絡む部分の再現性も大幅に向上する。フォルテのエネルギー感も拡大し、演奏の躍動感(運動量)が数割大きくなった。採点は25点。 ・PC(i-Pad/i-Tunes) + WM-10 (AirPlay) DELL 3700+Win-ampと比べると再生周波数レンジが少し狭くなりエネルギー感も少し削がれるが、音の広がり(立体感)や造形のバランスは良い。音楽的にウェルバランスの高い完成度に包まれて、安心して音楽を聴ける。音との関わりがWindowsよりも長く密接だったAppleだからこそ完成させることができたサウンドが、i-Padにも受け継がれているのだろうか?音楽を聞くならAppleのPCと言われるのを納得させられる音でシンフォニーが鳴る。 i-Padは内蔵するメモリーの容量が少なく多くの楽曲を取り込めないが、機能・音質などWindowsパソコンよりも音楽再生機としての完成度は確実に一歩先を行く。PCオーディオで高音質を目指すなら、Mac系のパソコンの購入は必須だと感じさせられた。採点は25点。 ・NAS + NA7004/Special (有線LAN/DLNA) ここで再生システムを変えてAIRBOW NA7004/Specialを搭載されるDLNA機能を使い有線LAN経由で、NASに保存した音楽ファイルをPCレスで再生する。PC+WM10の再生でも不満は全く感じなかった情報量をだが、NA7004/Special+NASはそれを軽々と超えてしまった。音の粒子が細かくなり、解像度が上がる。地上アナログとハイビジョンまでとは言わないが、微少信号の分解能が高まりホールの壁の位置関係までが感じ取れるほど細かい音までがきちんと聞き分けられるようになった。 音質の傾向はPC+WM10の方が切れ味が鋭くそれなりに良かった印象はあるが、NA7004/Specialのリッチで温かい響きは音源がハードディスクに記録された「データー」であることを感じさせない良さがある。採点は30点。 ・i-Pod Touch + NA7004/Special (USB) 最後に音源ファイルは同じままにデーターストレージをNASからi-Podに変え、それに合わせて接続もLANからUSBに変えてみた。音が出た瞬間はうまくごまかされて、それほど大きな違いは感じない。しかし、しばらく聞き続けると細かい音の再現性が劣っていることが分かるようになる。音の数が少なくなった分ややさっぱり・のっぺりとする印象はあるが、音質のバランスや躍動するイメージは十分に保たれ楽しく音楽を聴ける。特に空間の広さがきちんと出て、楽器の配置が立体的に感じられるところが素晴らしい。この音ならシンフォニーを聴くのに十分だ。音楽的に満足のできるこの音質は、i-PadをAirPlayでWM-10に接続したときによく似ている。採点は、18点。 平井堅 KEN's BARより4曲目“ONE DAY” ・i-Pod Touch + WM-10 (AirPlay) 最初にWAVEとMP3(320/bps)の音質差を比べた。WAVEファイルの再生はシンフォニー同様十分な音質で、こんな小さな携帯端末からこれほどの音が出るのかと驚かされた。しかしじっくり聞いてみると、やはりピアノの高域、ボーカルの透明感、場の空気感の再現がもう一息足りないと感じられた。次にファイルをMP3(320/bps)に変更してWAVEと聞き比べてみたが、驚いたことに音の細やかさや広がりなどほとんど変わらないように感じられた。若干情報量は落ちているように感じたが音の広がりやバランスなどは逆に改善し、無理のない音で聞きやすくなった。PCではWAVEとMP3には確実な差が感じられたので、i-Pod系の端末ではWAVE(非圧縮)ファイルを再生するのに十分な能力がなく、WAVEの高音質が生かされない(フルビットで処理されていない)と勘ぐりたくなるほどだ。 以前のテスト結果も同じだったが、i-PodにはMP3がベスト・マッチするのだと思われる。(採点は10点) ・PC(DELL 3700/i-Tunes) + WM-10 (AirPlay) PCでもWAVEとMP3を聞き比べた。i-PodではWAVEとMP3に差は出にくいが、PCではその差はしっかりと再現される。WAVEに比べMP3は音数が少なく、情報量が希薄でホールの空気が薄く感じた。 音質は大きく向上し、グランドヒアノは太く重く響く。ピアノの打鍵のアタック部分も、重量物を打ち付けたときの独特な「耳にキン!」とくる圧迫感がきちんと再現される。また、グランドピアノの共鳴部分(ボディー)の中で響く「複数の弦の絡む複雑さ」も克明に再現される。ボーカルの輪郭はクッキリとして色気も十分、聴き応えがある。この音に文句は付けられない。採点は22点。 ・PC(DELL 3700/Win-amp+アドインremote speaker) + WM-10 (AirPlay) Win-ampにソフトを変えても、WAVEとMP3の違いはi-Tunesと同じで大きな差が感じられた。Win-ampで聞くWAVEファイルの音質は、i-Tunesから比べるとまろやかになり落ち着いた雰囲気だ。高域の解像度や見通しがi-Tunesを上回るWin-ampでは、ボーカルの子音が少し強くなって強調感がある。ピアノも高域が伸びて響きは美しくなるが、重量感ではi-Tunesに一歩譲る印象。ボーカルとピアノの分離感は向上するが、i-Tunesの混ざった感じも悪くなかった。音質的には向上したが、このソフトにはi-Tunesも良くあっていた。音は良くなったが、好み(ソフトとの相性)で採点は20点 ・PC(i-Pad/i-Tunes) + WM-10 (AirPlay) MP3を再生ではDELL 3700よりレンジが広く輪郭もしっかりして、思ったほどは悪くない。しかし、やはり情報量は少なく、水で薄めたコーヒーを飲んでいるような気分になる。ファイルをWAVEに変えるとそれが引き立てのコーヒーに変わったように、ひとつづつの音がクッキリとして密度感も向上する。楽器の音色が鮮やかになり、ピアノの複雑な響きや重量感も良く出る。しかし解像度や分離感は高いが、綺麗になりすぎて響きが少し整理されてしまった。このソフトにはDELL 3700 + i-Tunesの音が一番マッチしていた。 繰り返しになるが、i-PadをWindowsパソコンと比べると操作性やデザイン性、触った感じの未来感が全く違う。業務用のPCとオーディオ用PCを同じにしない方が何かと便利だし、私ならオーディオルームにはi-Padを持ち込むだろう。問題は内蔵メモリーが少ないことだが、幸い次世代機ではSDメモリースロットが搭載される予定と聞く。それならジャンルを変えてSDカードに音楽データーを保存するなどの使い方で対応できそうだ。オーディオはお洒落に行きたい。採点は20点。 ・NAS + NA7004/Special (有線LAN/DLNA) MP3はやはり音が丸く、レンジが狭い印象だった。しかし、今回テストした機器の中で情報量は最も多い。このソフトではファイルをWAVEに変えてもクラシックと違って情報量が飛躍的に増えた感じがしないが、それでも間接音が豊かになりピアノの響きにも重厚さが出る。ボーカルは艶があり、表情が細やか。空間には若干の濁りや曇りが感じられるが、それが逆にPCオーディオ(ディスクレス・オーディオ)の平面的で冷たく無機的な感じを緩和し、血の通った温かさと有機的な感じを音に与える。中低音が分厚く滑らかな音がCDプレーヤーとの違和感を小さくしている印象だった。採点は25点。 ・i-Pod Touch + NA7004/Special (USB) レンジが少し狭くなり、解像度も低下する。音の濁も増えるが、意外にその「少し劣化した音」が悪くない。ピアノとボーカルの分離感が低下し、適度な「混ざり感」が出るのがなかなか良い感じだ。アタックが少し弱くなり響きが増えたリッチな雰囲気が、このソフトにはより良くマッチする。とはいえ、しばらく聞き続けていると音色が単調だとか、音の変化の幅が小さいとか、いろんな不満も出てくるのも違いはない。まとめ方としては悪くないが、絶対的な音質が不足するので採点は15点。 |
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テストのまとめ |
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今回のテストではApple製品の音楽性の高さがクローズアップされる結果となった。 DOS-Vが登場しパソコンが「事務機」に変わってからは、使えるソフトの関係でMS-DOS/Windowsしか使ってこなかった私だが、「Apple 2C」を使っていたといえば根っからのWindows派でないことをお解り頂けるだろう。当時ショックを受けた「Apple 2C」は、まだ物置の奥に眠っている。 随分長い間Windowsばかりと付き合ってきたが、久しぶりに触れたAppleのi-Padやi-Pod Touchには、Windowsマシンにはない面白さとインターフェイスの良さを見つけられた。デザインも非の打ち所はなく、クリエイティブなAppleマシンと比べると、Windowsマシンは「事務機」の域を出ていないように感じられる。 もちろん、仕事にMacは使わない。個人的な好き嫌いだと思うが、仕事中にApple的な遊び心は邪魔に感じることがあるからだ。まあ、そんなことはともかく、PCオーディオをやろうとするならばAppleを使われる事をお薦めする。音が良いし、対応する機器も多くWindowsよりもOSのマルチメディア対応が進んでいる。さらにマニアックに行くのなら、Linuxベースでマシンを組むのも悪くないが、かなりの専門的な知識が必要となる。この分野では、PCオーディオ評論家でいらっしゃる御田さんのブログが詳しいのでそちらを参考になさると良いだろう。 自分で購入する気分でApple製品を調べてみた。一番オーディオをに適していると感じるのはi-Padだ。タブレット型というデザインも素晴らしいし、再生中にCDのジャケットが画面いっぱいに表示されるムードもいい。カジュアルなジュークボックス的にPCオーディオを使うのであれば、最適だろう。もっと本格的に取り組みたいならFirewireが搭載されるMac book Proが良い。価格を抑えるなら13型の一番安いモデル、最高峰を狙うならExpressカードスロットの搭載される17型が適しているだろう。 Micromegaから試聴機として届けられたWM-10は、非常に簡素な機能ながら音質はかなり本格的で、MarantzのNA7004(ノーマル機)を確実に凌駕するばかりか、AIRBOW
NA7004/Specialにかなり近い音が出て驚かされた。 AIRBOW NA7004/Specialは手前味噌だが完成度が高く、CDプレーヤーと違和感のない音質に仕上がっている。高域に濁りや付帯音を若干感じるが、基本的に解像度やS/Nに優れ高性能を実感できる音だと思う。ベースモデルのNA7004の高機能が生きてあらゆる入力に対し良い音を安定して出力できるが、中でもi-Pod+MP3のような「少し悪い音源」を繋いだとき音が悪くなりにくいという特徴を持っている。これは、積極的に劣悪な条件下で開発を進めたことが大いに影響しているに違いない。 NA7004/Special(NA7004)はAirPlayに対応し、無線ルーターを使えばWiFiで携帯端末と接続できる。しかし、i-Podを繋ぐのであれば、あえてAirPlayを使う必要はない。標準で付属する「DOG」を使えば接続はBluetoothになるが、さほど変わらない音質でワイヤレス接続ができるからだ。また、ネットワークプレーヤーとして活用する場合には、有線LAN(DLNA)接続のほうが音が良い。AirPlayが生きるのは、i-Tunes(もしくはAirPlay対応プレーヤーソフト)を使って「NA7004/Specialを端末からリモートコントロールして高音質で再生する場合」に限られる。確かに本体のディスプレイの表示文字数が少ないため、音楽ファイルの選択が面倒に感じることがあるから、こんな時AirPlayは大変便利に違いない。 今回のテストでは機器や接続方法の違いだけではなく、プレーヤーソフトやソフトの設定によって音が大きく変わることも印象的だった。しかし、PC内部でデジタル処理が正しく行われているならば、再生ソフトやセッティングでこれほど大きく音が変わる説明が付かない。そこで「いったい何が起こっているか(行われているか)」知りたいものだ。 また音源ファイルによる音の違いでも興味深い結果が得られた。PCなら情報量の多いWAVEファイルの高音質が生きてくるが、i-PodではMP3と音が変わらない。マシン(端末)のパワーに合わせて、内部処理が簡素化されているのかも知れない。 これまでに何度かPC/ネットワークオーディオ機器のテストを行った。PC/ネットワーク・オーディオは、非常に謎が多く、それ故に「オーディオ的楽しみ」に満ちている。またPC/ネットワークの登場で「デジタル」と「アナログ」が完全に分離したことも歓迎する。これまで「デジタル」と「アナログ」の間にある「グレーゾーン」で変化していた音の正体を突き止められるかも知れないからだ。数字や理論的な先入観にとらわれず、PC/ネットワークオーディオで音を操る楽しみを知れば毎日が楽しくなることは間違いがない。音楽は何度聞き直しても、奥が深い。それをPC/ネットワーク・オーディオは教えてくれる。 |
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2011年2月 清原 裕介
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