【最新のお薦め製品】2. 最新のトレンド

■スピーカー

スピーカーの低音は、サイズに比例します。しかし、大型のウーファーを付けるためには、「バッフル板(スピーカーの前面の板)」を大きくしなければなりません。けれどそれではバッフル板からの反射が大きくなって良くないので、最新のスピーカーは比較的口径の小さなウーファーを複数付けることでバッフルを小さくしています。容積は奥行きを大きくすることで稼ぎ、細身でも低音が出せるようになっています。

ユニットはできるだけ軽く、マグネット(磁気回路)はできるだけ強力にするために、最高級のスピーカーには強度が高く軽い材質のカーボンが使われます。より軽くするためにツィーターには、ベリリウムが使われます。このようにして究極の音質を目標に作られたスピーカーの価格は、数百万円を大きく超えます。逸品館にお越しいただければ、このような究極のシステムをご体験頂けます。

■アンプ

究極の音質を求めるとアンプは巨大になります。それはスピーカーを動かすために必要な「電力」を瞬時に供給できる電源システムが大きくなるからです。最高級のアンプでは、小さな電力を増幅するために「プリアンプ」。スピーカーを動かすために「パワーアンプ」が作られ「セパレートアンプ」という形式になります。

みなさまが一般的に使われるのは、プリアンプとパワーアンプが一体になった「プリメインアンプ」ですが、50-100万円程度では、接続部分が少ないためプリメインアンプの方がセパレートアンプよりも、音が良いことがあります。

私が初めてセパレートアンプを所有したのは、20代中頃です。しかし、当時は「高額な製品ほど音がよい」と信じ込んでいて、アンプを複数不要に繋いだりしていました。今でこそ、音の善し悪しが分かるようになりましたが、所有したことがないほど高価なアンプは「絶対によい」と思い込むので、それが本当に良いかどうかを当時はなかなか知ることができませんでした。

多くの製品を聞き比べれば、どれがよいか、あるいは好きかは分かるのですが、なかなかそうすることもできません。

お客様により良い製品、よりマッチした製品をお選びいただけるよう、逸品館では様々なオーディオ機器が「違いが分かりやすい音質でお聞きいただけるように」準備されています。高級オーディオ店は敷居が高く、入りにくいお店が多いですが、低価格の製品から取りそろえている逸品館なら大丈夫。冷やかしもOKです。

■CDプレーヤー

レコードから聞き始めた音楽は、デジタルディスクになりました。

現在発売されているCDプレーヤーは、数万円から数百万円と実に幅広くラインナップされています。価格と音質はある程度比例関係になりますが、オーディオ機器は全般的に価格が高くなるに従って、価格差と音質差が小さくなる傾向があります。そういう意味で狙い目なのはやはり、数十万円クラスです。このクラスのCDプレーヤーであれば、十分なコストがかけられていますので一桁安い製品よりも格段に良い音でCDを聞くことができます。

「ダウンロード」で取得した高音質ソフトや、CDを取り込んだデーターを聞くためには、「USBでPCと接続できる機能」が備わっていると便利です。スマートほんとも接続できる機種も増えていますので、CDだけではなく様々な音源を楽しめるのも最新CDプレーヤーの魅力です。

現在少し古いCDプレーヤーをお使いなら、思い切って新製品に入れ替えられてはいかがでしょう、聞いているのが同じCDとは思えないほど音が良くなります。ここ10年でその音質が大きく進歩した最新機種のCDプレーヤーは、1号館で聞き比べて頂けます。

スピーカーは、海外製品がお薦めでしたが、アンプは国産・海外製品を問わずお薦めです。しかし、デジタル・プレーヤーは、圧倒的に国産品のパフォーマンスが優れているので、海外製品は特殊なモデルを除きあまりお薦めしていません。