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rotel RC1580 RB1582 RB1592 音質 試聴 評価 レビュー テスト

ROTEL RC-1580 生産完了モデル 168,000円(税別) (Rotel製品へのお問い合わせはこちらからどうぞ

形式 プリアンプ
ライン入力 RCA×5,TAPE×2
PHONE×1(MM/MC)
ライン出力 プリアウト:RCA×2
TAPEアウト:RCA×2
出力/インピーダンス 1V/100Ω
S/N比 PHONE:70/75dB
ライン:100dB
消費電力(無信号時) 8W(逸品館にて計測)
サイズWxDxH/重量 431×337×99(mm)/7.7kg
付属品 電源ケーブル、リモコン

<明るい> - - - *- - -  - - <暗い>

<柔らかい> - - - * - - - - - <硬い>

<リモコン>

音質評価

セパレートアンプのテストに入る前に、プリアンプのRC-1580をSA15S2MasterとRA-1070の間に挟んで聞いてみました。

CDとプリメインアンプの間に入れて音をテストすると、音のエッジが丸くなって音が曇り細かい音が聞こえなくなってしまったり、あるいは低音が出なくなって帯域バランスが崩れたり、とにかく「音が良くなった」と感じる製品はほとんどなく、この価格でまともに使えるプリアンプを探そうとするとがっかりします。

しかし、RC-1580はSA15S2MasterとRA-1070の間に挟んでも解像度をほとんど落としません。それどころか低音の量感が増え、また少し膨らみ加減だった低音が引き締まり音のバランスが改善するではありませんか。低音の改善によって音像の密度感が高まり、定位もシャープになっています。EAR 912のような「劇的に音が良くなった感じ」はしないのですが、プリメインアンプとCDプレーヤーの間にRC-1580を使っても音が悪くならなかっただけではなく、音の分離感の向上や低音の量感の増加などに改善すら感じます。この音質なら単体プリアンプとして十分に通用しますし、価格を考えるなら驚くべき高音質プリアンプと評価しても差し支えはないと思います。これはなかなかのビッグニュースです。


 AIRBOW SA15S2Masterをプレーヤーに使いました。

ROTEL RB-1582 メーカー希望小売価格 178,000円(税別) (ご注文・お問い合わせはこちらからどうぞ
形式 パワーアンプ
ライン入力 RCA×1
スピーカー出力 2系統
入力感度 1.9V(12KΩ)
連続定格出力 200W+200W(8Ω)
周波数特性 15-100KHz(±1dB)
S/N比 ライン:116dB
消費電力(無信号時) 60W(逸品館にて計測)
サイズWxDxH/重量 431×406×144(mm)/17.1kg
付属品 電源ケーブル

<明るい> - - - *- - -  - - <暗い>

<柔らかい> - - - * - - - - - <硬い>

<リモコン>

リモコンは付属しません


 AIRBOW SA15S2Masterをプレーヤーに使いました。

ROTEL RB-1592 メーカー希望小売価格 398,000円(税別) (ご注文・お問い合わせはこちらからどうぞ
形式 パワーアンプ
ライン入力 RCA×1、XLR×1
スピーカー出力 2系統
入力感度 2.6V(12KΩ)
連続定格出力 380W+380W(8Ω)
周波数特性 10-100KHz(±1dB)
S/N比 ライン:125dB
消費電力(無信号時) 60W(逸品館にて計測)
サイズWxDxH/重量 431×410×238(mm)/40kg
付属品 電源ケーブル

<明るい> - - - *- - -  - - <暗い>

<柔らかい> - - - * - - - - - <硬い>

<リモコン>

リモコンは付属しません


音質テスト結果 ノラ・ジョーンズを聞いて


 

Beethoven
Concert Grand
生産完了
\900,000
(ペア・税別)

RC-1580とRB-1582の組み合わせ

RA-1070に比べるとRC-1580+RB-1582の組み合わせは、緻密でしっとりした印象です。

ROTELの製品は高級モデルになればなるほど、スピーカーユニットを正確に動かしてきちんと止める印象が強くなります。あるべき音があるべきタイミングで出て、無駄な響きを伴わずに止まる。淡々とその仕事を繰り返します。あくまでも力むことなく、淡々とあたえられた仕事をこなして行きます。ベアで30万円を切るその価格を考えると、性能的には恐るべきものを感じます。特に音が重なった部分での、その自然な分解能の高さには舌を巻かされました。

ただ少し色づけがなさ過ぎて、蒸留水で割った水割りを飲んでいるような感じをどのように緩和するか?あるいは味付けするかがこのアンプを自分のものにできるかどうかの境目になりそうです。組み合わせる電源ケーブルやインターコネクトケーブルで、積極的に調整するのが良いと思います。

ノラ・ジョーンズは淡々としっとりと歌っている感じで、一度たりとも羽目を外すことはありませんでした。

RC-1580とRB-1592の組み合わせ

RB-1592にはRB-1582に備わらないバランス入力が装備されます。しかし、今回はプリアンプのRC-1580にバランス出力が装備されないため、アンバランス接続のみで音質評価を行いました。最大定格出力200W×2/8ΩのRB-1582の無信号時消費電力は60Wでした。最大定格出力が380WのRB-1592では、無信号時消費電力もさぞかし増えるだろうと思ったのですが、60WとRB-1582と同じでした。

それはともかく、出てくる音もRB-1582とほとんど差がありません。音の細やかさ、低音の量感、いわゆる「物理特性」といわれるような「音質」には、ほとんど差が感じられないという印象です。しかし、音楽の雰囲気はかなり変わりました。穏やかな響きと空気感が出て、ニュアンスの表現に幅とバリエーションが出ます。

一番最初に聞いて好印象だったRA-05に近いイメージでノラ・ジョーンズが鳴ります。まだ少し大人しい感じがしますが、ボーカルの表情や楽器の音色の変化はグッと良くなりました。RB-1582の音の良さに、雰囲気が伴ってきた感じです。音調はLuxmanに近いですが、Luxmanほどの甘さや膨らみはなく、味付けが素直です。

ほのかな色気と、ほのかな暖かさ。春の日差しのような、あるいはほのかに色づく桜の花びらのような、清楚で柔らかい色気を感じさせる音質です。音の細かさや周波数レンジなど、基本的な性能は非常に高いので、安価で良い音のセパレートアンプをお探しなら、お薦めしたいアンプです。

Focal 1028Be

\1,350,000
(ペア・税別)

 

RC-1580とRB-1582の組み合わせ

RC-1580とRB-1582の組み合わせは、音のエッジが強く出ます。同じように音エッジが強い1028Beと組み合わせると、強調感が過ぎるぎりぎりの音になります。CDプレーヤーとの組合せでこういう音が出るときは、レコードを掛けると抜群に良い音が出ることが多いので、ROTELとアナログレコードの組み合わせは抜群のサウンドテイストを持っているのではないでしょうか?

ボーカルは細部までハッキリと聞き取れます。ギターもハッキリと聞こえます。ピアノもドラムも。しかし、楽器との距離が近すぎて(間接音や響きの成分が少なすぎて)演奏のニュアンスが飛んでしまう感じです。

音はよいのですが、親しみが少ない。ちょっとクールなおすまし系ボーカル。それは、本来のノラ・ジョーンズとは違っています。そして、ちょっと元気のない演奏に聞こえました。

RC-1580とRB-1592の組み合わせ

音の広がりと立体感に優れますが、定位は少し甘くボーカルが大きくなります。しかし、ボーカルの表情はRB-1582と比べて著しく改善されました。

ノラ・ジョーンズがしっとりと伸びやかに歌っているように聞こえます。ドラムのブラシの音も実に適切なアクセントになって、ピアノも心地よくぽろぽろと鳴ります。聞こえるか聞こえないかの絶妙な音量と音色でギターがつま弾かれ、ウッドベースがさりげなくリズムを引き締めます。全てのパーツが絡み合って、見事な造形美を形成します。

厚みがあって密度が高く、まるで生演奏を聴いているような暖かく、雰囲気の濃い音です。ギタリストが弦に触れる音もリアルに聞こえますが、それが音楽を聞く妨げになりません。細かな音の再現性が驚くほど高いのですが、音のエッジが自然に立ち上がるので、無理矢理細かい音を聞かされている感じがせず、本当に自然な感じで細かい部分まで聞こえます。

このクラスのCDプレーヤーとセパレートアンプで1028Beからこれだけの音が出せるのは、かなりの驚きです。今回の試聴テストでは、見事なミスマッチも経験しましたが、これはそのまったく逆で見事なマッチです。  

音質テスト結果 ヒラリー・ハーンを聞いて

 

Beethoven
Concert Grand
生産完了
\900,000
(ペア・税別)

RC-1580とRB-1582の組み合わせ

RC-1580+RB-1582の音は、RCD-1520にRA-1070を組み合わせて出た音に驚くほどよく似ています。

緻密でクリア。清潔なサウンドです。しかし、ROTELとAIRBOWのCDプレーヤーの違いが音に出て、こちらの方が少し暖かく柔らかい雰囲気があります。

価格はこちらの方が高いのですが、RCD-1520+BA-1070で再現された完全なまでに正確無比なバッハの方に引かれます。非常によい音ですが、微妙にどこか違っているようで音楽が体に入ってきません。

もしかすると長時間試聴とレポート作りを続けたせいで、私が疲れているのかも知れません。

 

RC-1580とRB-1592の組み合わせ

耳を澄ませると驚くほど音が細かいのがわかります。そして、それが輪郭の強調ではなく自然に出てくるのがすごいと思います。ほとんど無理せずに、スピーカーの能力を極限にまで引き出している感じです。

ヒラリー・ハーンのバイオリンの音色と伴奏のバイオリンの音色は、良く聞くと一台一台のバイオリンが識別できそうなほど、それぞれの音の違いが克明に再現されています。一本の線で描かれているように聞こえるメロディーが、じつは非常に細いたくさんの線で描かれているのがわかる。そういう緻密さと自然さを持ち合わせる音です。

音の広がりや立体感(定位感)も非常に素直で違和感がありません。華美な音ではありませんが、心の奥底まで静かにしみてくるような音です。そして、少しの暖かさと優しさを持っています。感動的な音です。

価格帯を別にして考えても、素晴らしい音のセパレートアンプだと思います。

Focal 1028Be

\1,350,000
(ペア・税別)

 

RC-1580とRB-1582の組み合わせ

高音はハッキリとして切れ味もあるのですが、低音が重く感じられます。これは、私が疲れたからではなくて、高音(耳に聞こえないような最高音)が鈍っているからだと思います。

データー上の特性を改善するためフィードバックを多くかけ過ぎたアンプのように、あるいはフィードバックの回路に嫌な響きを持つコンデンサーを入れたアンプのように、高音がスムーズに伸びてゆきません。そのために低音が重くなり、音の広がりが阻害される感じです。音の細やかさや密度感、質感は高いだけに少し残念です。

逆にこのような色づけのない清潔な音(私はAccuphaseをそのように感じますが)を好まれるなら、この価格でこれだけの音質が手に入るのはすごいと思います。このまま聞くのは少し辛いですが、組み合わせや使いこなしによっては、価格を遙かに超える性能を発揮するのかも知れません。

RC-1580とRB-1592の組み合わせ

RB-1592は、Beethoven Concert Grandと1028Beの差をきちんと再現します。

スピーカーを1028Beにすると低音がふくよかになり、コントラバスの響きがリッチになりました。バイオリンも音の鮮度が増し、少し前に出てきます。前後方向への音の広がりが大きくなり、楽器の定位感(一台一台の楽器の位置ではなく、伴奏者全体の位置関係が正しくなるという意味)も引き締まります。

ゆっくりと弓が引かれ、ロングトーンで奏でられるゆっくりとした楽章のデリケートな変化が素晴らしく聴き応えのある音で鳴ります。まるでコンサートホールの最上級の座席で、生演奏を聴いている雰囲気です。

ROTEL製品全般に通じるのは「音量を絞っても音が痩せない、音楽の表現力が痩せない」ということです。それは細かい音が非常に良く出るからですが、特に1028BeとRC-1520+RB-1592の組み合わせは出色です。これだけ質が高く、表現力が深く、美しい音を聞かされると、クラシックファンはスピーカーの前から離れられなくなると思います。今回テストした中で、ヒラリー・ハーンを最も深く、美しく鳴らせたのはこのセットでした。


2012年 5月 逸品館代表 清原裕介

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