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CECが輸入代理店としてVienna Acousticsを日本に導入を開始したときに発売された、現在のHaydn Symphony Editionに相当するWayブックシェルフ型「S1」のメーカー希望小売価格は、140,000円(ペア)でした。今回ご紹介するConcert Grand Referenceに相当する3Way5スピーカー型の「T3G」は、たった480,000円(ペア)でした。The Musicにしても輸入開始時は、やはりたったの240万円(ペア)でした。
当時を知る私から見れば、逸品館が標榜する「安くてうまい!」スピーカーだったVienna Acousticsもずいぶんと成長したと思います。けれど、この価格になった今も世界的には、cecが輸入を開始当時よりも遙かによく売れています。
現在日本では、さすがに100万円を超えるモデルはそれほど数は出ませんが、「S1」と同じ構成の2Wayブックシェルフ型モデルは、現在もよく売れています。
Vienna Acousticsが、日本でよく売れるのは「音質が高く評価されている」からですが、その音質の秘訣は「シルクドーム型ツィーター」にあります。アメリカやイギリス、そして日本で作られるハイエンドHiFiスピーカーの多くは、「金属板(あるいはダイア)」を振動板に使うツィーターを採用します。理由は、高周波特性に優れているからです。けれど、これらのツィーターが発生する高音は「ハード」で、クッキリした明快な音質は得意ですが、女性ボーカルの艶やかさ、滑らかさの表現はやや不得手です。
これに対し、金属よりも内部共振の少ないファブリック(布)を使うツィーターは、高周波特性では劣っても、情緒のある滑らかで艶やかな音質を再現します。また、日本の住宅事情で許されるリスニングルームのサイズはそれほど大きくはなく、リスナー(ユーザー)は、必然的にスピーカー(ツィーター)に近い位置で音楽を聞くことになります。ツィーターから3m以上離れた位置で音楽を聴けるような恵まれたリスナーはそれほど多くありません。ツィーターの近くでは、振動板が柔らかいテキスタイル(ファブリック)ドームが、より心地よい音質で聞こえます。Vienna Acousticsが日本で高く評価されているのは、彼らが一貫して採用している「テキスタイルツィーター」の艶やかで滑らかな音質を日本人が好むからです。
けれどこの日本で好まれる「艶やかな高音」を持つ、初代の「S1」から始まった日本での成功のストーリーは、実は私が描いた道筋でした。実は大ヒットした「S1」こそ、私の提言で生まれた「日本専用のツィーターを搭載するモデル」だったからです。
話を戻しますが、Vienna Acousticsが日本で好まれる理由の二つ目は「透明な樹脂を使うウーファー(スコーカー)ユニット」にあります。B&WやFocalに象徴される現代HiFiスピーカーは、ウーファーに強度の高いハイブリッド構造のユニットを採用します。これは、より低い音まで再現可能だからですが、紙のウーファーに比べて質量が大きいので、厚みと重量感のある低音再現は得意ですが、風が吹き抜けるような軽い低音の再現は不得手です。
これに対し、軽くて強度の高い透明な樹脂を使い、裏側からリブで補強を加えているVienna Acousticsのユニットは、ふわりと広がる軽やかな低音を再現します。中音も艶がありウェットな音質で、テキスタイルツィーターとの相性が抜群です。
では今回聞き比べる3つのモデルを比べてみましょう。
Imperial シリーズの「Liszt」は、定位に優れる同軸ユニットを別体のエンクロージャーに入れて搭載し、彼らがスパイダーコーンと呼ぶ伝統的なウーファーを採用しています。
(Lisztの成り立ちや、逸品館とVienna Acoustics の関わりについて詳しくはこちらのページをご覧下さい)
これに対して、Reference シリーズは、伝統的なスパイダーコーンに厚手のファブリックを組み合わせた、ハイブリッド平面振動板を使う新開発ののミッドレンジ(スコーカー)とウーファーを搭載しています。
このユニットの変更によって、音質がどのように変わったのか?あるいは変わっていないのか?
その部分も含めてしっかりと聞き比べることにしました。
Imperial Liszt メーカー希望小売価格 2,000,000円(ペア) (メーカーHPへのリンク)
Beethoven Concert Grand Reference メーカー希望小売価格 1,500,000円(ペア) (メーカーHPへのリンク)
Beethoven Baby Grand Reference メーカー希望小売価格 1,100,000円(ペア) (メーカーHPへのリンク)
Vienna Acoustics(ウィーン/ビエナ・アコースティックス)製品のご購入お問い合わせは、経験豊富な逸品館におまかせください。 |
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聞き比べの概要と製品説明を「YouTube 逸品館チャンネル」で見る。
音質比較
試聴は、データーの送り出し機にAIRBOW ミュージックPC「Enterprise」を使い、データーを「PCM×16倍/24bit」にアップコンバートして、Holo Spring2 Tuned by AIRBOWでDA変換してからNo.5805にアンバランス接続(S1に入力)し、それぞれのスピーカーを鳴らして音質をチェックしてみました。ス
Mark Levinson(マークレビンソン)「No5805」(850,000円・税抜)
Mark Levinson(マークレビンソン)製品のご購入お問い合わせは、経験豊富な逸品館におまかせください。 |
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AIRBOW Enterprise 販売価格 1,500,000円(税抜)
AIRBOW Holo Spring 2 Special 予定販売価格 450,000円(税抜)
AIRBOW(エアボウ)製品のご購入お問い合わせは、経験豊富な逸品館におまかせください。 |
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Beethoven Baby Grand Reference メーカー希望小売価格 1,100,000円(ペア) (メーカーHPへのリンク)
Della 自然音シリーズ/せせらぎ
ウィーンアコースティックらしい、滑らかで細やかな音。川の流れる様子、鳥のさえずりが自然で、目を閉じると目の前に「せせらぎ」が見えてきます。鳥のさえずりも前後だけではなく、上下の方向まで聞き取れるようにリアルです。
伝わってくる「気温」は、春〜初夏、ジャケットの写真と同じ季節です。せせらぎの流れはもっと穏やかに感じられます。
音の広がりも自然で、スピーカーを取り巻くように音が大きく広がります。
五嶋みどり「アンコール」/エルガー
愛の挨拶
硬すぎず、柔らかすぎず、引っかかるところはしっかりと引っかかるバイオリンの音がとてもリアルです。
ピアノも、細すぎず、太すぎず、それらしい「硬質さ」がきちんと出ます。
バイオリンとピアノの位置関係、音量の関係も自然です。
スピーカーが鳴っていることを完全に忘れて、音楽に没入できます。
ダイアナ クラール「Turn Up The Quiet」/Love
音は太いですが、音のにじみや不要な響きはありません。スピーカー(キャビネット)の「響き」は、従来のVienna Acoustics製品(以下VE)よりも圧倒的に少なく感じられます。低音は豊かですが、バスレフの悪癖を全く感じさせません。
もちろん、VEらしい暖かさや、優しさは失われていませんが、従来の路線とはすこし異なる正統派モニタースピーカーの音質です。
AIRBOWのDACの良さもあるのでしょうけれど、はっきりした音ですが行き過ぎることはなく、滑らかで厚みもあります。
ボーカルだけではなく、それぞれの楽器の音も、きれいに分離してはっきり聞き取れます。
見た目や、従来モデルのBeethoven Baby Grandから想像する以上に良い音です。
グレース マーヤ「Last Live at DUG」/Root 66
従来のVEに比べて、高域のエネルギーは強くなっていますが、うるさいことはありません。ハイハット(シンバル)の音がくっきり出て来る印象です。また、高域が伸びたことで、低域の緩みがなくなり、全体域でしっかりと鳴っています。サイズからは想像できない、ワイドレンジでパワフルな音です。
分離の良さ、明快さ、バスレフの悪癖を感じさせない良く伸びた低音。価格は高くなっていますが、従来モデルで一つ上級のBeethoven
Concert Grandよりも良いところがたくさん聞こえる印象です。
スピーカーが「若い」のが、艶や深みは「浅い」ですが、鳴らし込めば、この広帯域のまま情緒が深くなりそうです。
ワレリー
ゲルギエフ指揮、キロフオーケストラ演奏/「火の鳥」
アニシモからフォルテシモにかけての繊細なバイオリンの動き、木琴と金管のスピード感が抜群で、時間が進むに比例して曲がどんどん盛り上がります。またこの曲のハイライト、ティンパニーが入る大音量の部分では低音を一切引きずりません。この低音の質感の向上は、新型ウーファーユニットの採用によるものでしょう。それぞれの音がはっきりと聞こえ、楽器の特徴もきちんと再現され、楽器が展開する位置関係も実に見事です。
音を聞くまでは、高いと感じていた110万円が、だんだん安く思えてきました。それくらい良いスピーカーだと思います。
Beethoven Concert Grand Reference メーカー希望小売価格 1,500,000円(ペア) (メーカーHPへのリンク)
Della 自然音シリーズ/せせらぎ
Baby
Grand
REFと比べて川の流れにゆとりが出て、空気感が濃くなりました。
低音も良く出ていますが、低音から高音へ繋がる音のバランスはBaby
Grand REFがよりスムースだったように感じます。もしかすると、Baby
Grand
REFでは、ウーファーとスコーカーのサイズが同じだったからかもしれません。
モニター的ですっきりと明快なBaby Grand REFにくらべConcert Grand
REFは、音によりゆとりがあり、Baby Grand REFでは聞こえなかった川のうなりのような部分まで聞こえます。鳥の声も厚みがあり、さらにリアルです。
しばらく聞いていると、スコーカーとウーファーのつながりにあった違和感が消えて、全体的な情報量の多さがBaby Grand
REFの2倍くらいあるように感じてきました。価格差は、40万円ですが、音質差はそれ以上ある感じです。
五嶋みどり「アンコール」/エルガー 愛の挨拶
ピアノの音と響きの豊かさが全然違ってきます。バイオリンの音もいい意味で、膨らみ(ふくよかさや厚み)が出てきました。
Baby Grand REFでは、少し離れたところから演奏聞いている感じだったのですが、Concert Grand
REFでは目の前で演奏しているよう聞こえます。
また、Baby Grand REFでは、天井のマイク付近から、あるいはベランダ席から演奏を聞いている感じだったのですが、Concert Grand
REFではコンサートの座席からステージ上の演奏を聞いている、あるいは同じ高さで演奏を聴いているように音像(音源の位置)が下がりました。
ダイアナ クラール「Turn Up The Quiet」/Love
やはりピアノの余裕度が違います。この音こそ「最大サイズのコンサートグランドピアノ」の重厚さです。ウッドベースや声にも、やはりいい意味での膨らみが出て、目の前の演奏を聴いている感じです。
思い出せば、従来モデルのBaby GrandもConcert Grandに比べると、小型高性能モニターのイメージがありましたが、
Concert
Grand REFはBeethoven Concert
Grandが持っていた、柔らかで豊かなイメージを引き継いでいます。
Baby Grand REFは、良い音を聞いているように、Concert Grand REFは上質な演奏を聴いているように、雰囲気が変わりました。
グレース マーヤ「Last Live at DUG」/Root 66
Concert Grand
REFを聞くと、Baby Grand REFの「低音が足りていなかった」と感じます。楽器の音やドラムの音、ボーカルなどの「耳に聞こえる音」は、それほど変わっていませんが、体に感じる「雰囲気の濃さ」は段違いだからです。
この曲でも、ライブ会場に自分自身が居合わせて演奏を聴いている感じが出てきました。
音には癖がなく、自然でスムース。スピーカーが鳴っているという「ネガティブな印象」を受けないのは、Baby Grand
REFと共通する長所です。
ワレリー ゲルギエフ指揮、キロフオーケストラ演奏/「火の鳥」
Baby Grand REFに比べ、楽器の音がチャーミングになって、演奏から感じ取れる運動の量(躍動感)も2倍くらい大きくなりました。フォルテに向かって上り詰めてゆく部分では、際限なく音が大きくなるように感じられますし、フォルテ部分の「響きの残る感じ」も出てきました。この音を聞くと、Baby Grand REFの低音は、収束が必要以上にやや早かったように思えてきます。
Concert
Grand
REFは従来モデルよりも低音の再現性に優れ、見かけよりもずっと大型のスピーカーでこの曲を聴いている感じがします。低音の膨らみやキャビネットそのものの響きも良く抑えられ、Concert Grand
REFは、従来モデルよりも「余計な音」が少なくなり、いい意味でPMCのようなモニタースピーカーの音質に近づいています。
こういう癖のない自然な音なら、組み合わせるアンプやプレーヤーの個性をうまく引き出してくれるはずです。
Imperial Liszt メーカー希望小売価格 2,000,000円(ペア) (メーカーHPへのリンク)
Della 自然音シリーズ/せせらぎ
音の細やかさや低域の伸びやかさでは、Concert Grand REFとそれほど大きな差は感じられません。もしかすると低音は、Concert Grand REFの方が押し出しが強かったかもしれません。それくらい低音にはほとんど差が感じられません。
けれど、体を取り囲むような空気感、サラウンドのような立体的な音の広がりではリストが勝ります。2Way同軸ユニットを搭載するリストは、Concert/Baby
Grand
REFと比べて、音の広がりと定位に優れていますが、それは同軸ユニットを搭載すのが別筐体のキャビネットだと言うことも効いているのでしょう。スピーカーの存在感がさらに希薄で、自然です。
質感や広がり感自然な感じなど、スピーカーとしてワンランク上、表現力のクラスが違うように感じます。
五嶋みどり「アンコール」/エルガー 愛の挨拶
Concert/Baby Grand REFと比べて、ピアノとバイオリンの位置関係がより自然です。バイオリンは、バイオリンのあるべき場所に。ピアノはピアノのあるべき場所に。
Baby Grand
REFは、演奏が低い位置から聞こえ、 Concert Grand REFは、同じ高さから、リストはわずかに下の方(ステージより高い位置から演奏を聴いているように)聞こえました。この演奏の録音詳細は知りませんが、楽器の音はステージの高さのマイクで、アンビエント(ホールの響き)は天井付近(上)で拾われているかのように、Lisztでは聞こえます。
交響曲や広いホールでの演奏を味わうということでは、LisztとConcert Grand
REFが、Baby Grand REFをはっきりと凌いでいます。低音再現能力の差が出てくるのでしょう。
ダイアナ クラール「Turn Up The Quiet」/Love
コンサートグランドピアノの音の太さは変わりませんが、倍音の再現性やプレゼンスが豊かになり、ピアノの音色が鮮やか(ゴージャス)になってきました。ボーカルは、やはりLisztには専用の2Way同軸ユニットと専用エンクロージャーがおごられているからでしょう。分離に優れ、スピーカーからすっと前に抜けて来るこの感覚は、やはりクラスの違いを感じさせます。
口の大きさも自然で肥大せず、小型スピーカーで聴くボーカルのようにスピーカー中央の空間にびしっと定位します。
同じように2Way同軸ユニットを採用するスピーカーでは、TAD
R1 TXも大型なのにボーカルはシャープに定位します。しかし、TANNOYやALTEKのような大型口径の2Way同軸ユニットを搭載するスピーカーは、これほどシャープな定位はしません、やはり比較的小口径のスコーカーとツィーターを「適切に組み合わせる」ことや、反射の少ない(前面バッフルの小さな)キャビネットを使うなどの工夫も必要なのでしょう。
ベースも太くなり、それぞれの音源のサイズが適正化され、演奏がさらにリアルになりました。
グレース マーヤ「Last Live at DUG」/Root 66
Lisztは低音の量感に優れ、音が細やかで、高音もすきっと伸びています。目を閉じれば、一回り以上大きなB&Wだと800シリーズを聞いているくらいの迫力があります。けれどハイハットの高音とベース、ギター、ドラム、ボーカル、キーボードの音質や音量、質感はB&Wよりも自然です。デザインが素っ気ないためか、LisztはB&Wの1/10も売れていません。また、日本導入時に大ヒットした小型2Wayブックシェルフの「S1」が当時14万円ペアというリーズナブルな価格だったので、高額なスピーカーを作るメーカーという印象も薄いのかもしれません。しかし、もっと注目されて良いスピーカーだと思います。
ワレリー ゲルギエフ指揮、キロフオーケストラ演奏/「火の鳥」
楽器の音がConcert
Grand
REFよりもさらにキュートになり、音場の広がりがさらに自然になりました。低音はすこし膨らみ気味でやや遅れがちですが、このゆったりした音こそ聞き慣れているVienna
Acousticsの音です。
再生帯域は広く、音はきめ細やかで滑らか。低音の広がりも抜群です。
B&W 800シリーズが大型化し一気に高額になってしまった今なら、Vienna
Acoustics「Liszt」はさらに狙い目のスピーカーだと思います。また、高額スピーカーのツィーターユニットの材質が「金属やダイア」が多く使われるなか、あえてテキスタイルユニットの音質(マグネットもフェライトのまま)にこだわり、滑らかで艶やかな高音を実現しているのも、音楽の都「ウィーン」で生まれ育った、Vienna
Acousticsならではの良さだと思います。
試聴後感想
5スピーカー構成を採用することで豊かな低音を再現することが出来るLisztとConcert Grand REFは、実在感抜群のサウンドです。ゆったりと穏やかに、そしてリアルな世界を眼前に出現させる力を持っています。
それに比べるとBaby Grand
REFは、あえてそうしているのだと思いますが低音の収束が早く、響きがやや少なめに感じられます。けれど、8畳以下の部屋なら、低音が出すぎないBaby Grand
REFが使いやすいでしょう。もしくは、やや大きめの音量で最近はやりの低音がバンバン入った曲(EDMなど)を楽しみたいとお考えなら、Baby Grand
REFの引き締まった低音がマッチすると思います。Baby Grand REFは、そういうピンポイントで「はめられる」スピーカーという印象です。
B&W 802/800がそうであったようにモデルチェンジで価格が上がり「別格」になったにもかかわらず、モデル名を継承しているため「すごく高くなった」という印象はぬぐえませんが、Concert Grand
REFは価格分以上に音質が向上しています。メーカー希望小売価格こそ150万円ですが、新採用された平面ユニットを使うミッドレンジ/ウーファーユニットや質感もすごく高くなった重量のある高剛性の立派なキャビネットも含め、他メーカーの200万円クラスの製品に比類する製品だと思います。
ImperialシリーズのLisztは、デザイン的にはさほど目立たないモデルですが、専用の2Way同軸ユニットを可動式の専用エンクロージャに納めるなど、200万円という価格を超える価値を十分に持っていると思います。
2020年3月 逸品館代表 清原 裕介
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