アナログプレーヤー ノッティンガム Nottingham spacedack classic Interspace HD 比較試聴 テスト 使い方

Nottingham

Spacedeck classic 、 Interspace HD

組み立て方、比較試聴リポート

逸品館お薦めのアナログレコードプレーヤー“ノッティンガム Nottingham”から新製品が発売されましたのを機会に逸品館お薦めNo1.モデルのInterspace HDとの音質比較を行いました。

また、この製品で最もお問い合わせの多い「組み立て方」に付いて詳しい解説ページを作りました。

Spacedack Classicの概要 (輸入代理店ホームページより抜粋)

Nottingham Spacedack Classic

『脳裏に大きな衝撃と感動を覚えるノッティンガムを代表する名器の再来』

世界のアナログの常識を覆したノッティンガムのベストセラーモデル 『スペースデッキ』がさらに重量級そしてハイセンシティビティに変貌し再び名器『SPACEDECK CLASSIC』として甦ります。

【製品概要】

トム・フレッチャーの代表作であり、ノッティンガム社の名を世界に広めることとなった『スペースデッキ』は、世界で50,000人もの愛用者がいます。ターンテーブルは“ただ静かに回り続ければ良い”、“シンプルイズベスト”という哲学の下に、造られた『スペースデッキ』は、無駄なものが一切ありません。極少ノイズ、精密24極ACモーターを採用、安定した慣性モーメントを得るための重量特殊アルミ合金製プラッター、モーターゴロを極限まで少なくするベアリングシステム、等々総てのマテリアルの研究開発に数十年を費やして完成された珠玉の作品です。 『SPACEDECK CLASSIC』は、さらにプラッターを7kgまで重量化し、スムーズなトラッキングと緻密さや繊細さを表現する『SPACEARM』を採用しています。

【スペック】
■ターンテーブル部
ターンテーブル:厚さ37mm/重量7kg 特殊アルミ合金製
ターンテーブルベース:60mmブナ材HDFウッド+スペシャルアジャスタブルフット
アームベース:超重量特殊合金
軸受:特殊コバルト合金による無振動ワンポイントベアリング方式

■駆動方式
精密24極トルク、無振動フリー スタンディング構造シンクロナスモーターによるシングルベルトドライブ
回転:33 1/3rpm、45rpmの2段階プーリー [トーンアーム部]

■SPACE ARM(ダンピング加工無し)
SPACE ARM :特殊製法 による9インチ(12インチ)カーボンファイバー製アーム、ヘッドシェルスイング機能付き
カートリッジ適応重量:6-13g

■寸法:(WxDxH mm スピンドルトップまでの高さ)460x360x210、重量:21.5kg

レコードプレーヤー販売ページはこちら

Spacedack Classicの開梱から組み立てまで

 

Nottinghamのプレーヤーは、一つの箱にまとめて入って届きます。上から順にパーツを取り出し並べてみました。

この状態では、全く手を入れていません。この状態から組み立てます。

(1)ターンテーブル受け部。

(2)付属の六角レンチ。

(3)軸受けオイルと水準儀、白く見ているのは簡易針圧計。

(4)プーリー(60Hzと50Hzの2種類が入っています)。下はベルトです。

(5)アーム。ケーブルが切れやすいので取り扱いには細心の注意が必要です。

(6)ベース。

(7)プラッター(ターンテーブル)。

(8)モーター。

(9)電源。

【組み立て開始】

平らな場所に「ベース」を設置します。

「ベース」の上に「ターンテーブル受け部」を乗せます。この時付属の水準儀で水平を合わせます。

軸受けに「オイル」を注入し、「プラッター(ターンテーブル)」を差し込みます。

次に「アーム」を差し込みますが、ネジボルト類はまだ締めないでおきます。

※カートリッジの取付が難しいと感じられる場合には、アームにカートリッジを取り付けてからターンテーブル受け部に取り付けると良いでしょう。

モーター部がターンテーブル受け部の脚に触れないように注意し、向かって左後方に「モーター」を設置します。
(切り欠きを合わせて置くだけです)

ベルトを掛けます。

「モーター」から出ている線は、「電源部」に繋ぎます。組み立て完了です。

カートリッジの取付と微調整

 

アームにカートリッジを取付け、配線を繋ぎます。配線は髪の毛のように細いので、引っ張って切らないように細心の注意が必要です。試聴機は、すでに切られていました(青矢印)。

切れた場合には、金色のコネクターをハンダでつけますが、この修理はかなり難しく、15W以下のハンダごてが必要なので、アームを外してメーカーに依頼した方が良いと思います。

 

カートリッジを取り付けたら、アームの高さを調整します。

@Aの部分のネジを付属の六角レンチ(@に刺さっています)で緩め@の上にある銀色の高さ調整ネジ(黄色矢印)を使ってアームとレコードが水平になるように(B)アームの高さを合わせます。
高さを合わせたら、@Aを締めてアームの高さが変わらないようにします。

上左写真でアームの根本下にもう一本の六角レンチを刺してありますが、このネジを緩めてアームリフターの角度を調整します。リフターを調整しないとレコード演奏中にアームがリフターに干渉して止まってしまいます。

カートリッジの取付が完了しアームの高さ調節が終わったら、カートリッジの取付位置を微調整します。

付属のシートを使って、所定の位置に針を落とし、カートリッジの角度を合わせます(黄色矢印)。

カートリッジ取付位置の微調整が終わったら、付属の針圧ゲージを使って針圧を調整しますが、このゲージは簡易過ぎるので、できればもう少し使いやすい針圧ゲージを用意すると良いでしょう。針圧は、アーム後方の金色のウエイトを前後して行います。ウエイトには目盛りは付いていません。

針圧を合わせたら、インサイドフォースキャンセーラーを調整します。

準備完了です!

音質比較テスト

ファースト・タイム

D.エリントン&C.ベイシー

CBS SONY
国内盤

20AP 1471

SACDで再発売中!

1961年にニューヨークで録音された、デューク・エリントン楽団とカウント・ベイシー楽団の夢の競演。

レコーディング史上ではただ一度だけしか行われなかったが、東西の横図NAGA九段が繰り広げた演奏のノリの良さと演奏の巧さは素晴らしい!JAZZが満開だった時代の素晴らしい記録の一枚!SACDで復刻されていますので、今でも「買う!」ことが出来ます。

バッハ平均律
クラヴィーア

エディット・ピヒト
アクセンフェルト

カメラータ・トウキョウ

CMT−1035-1037

192kHz/24bitで配信中!

世界的なチェンバロの名手、エディット・ピヒト・アクセンフェルトが来日し埼玉県の入間市市民会館で行われたチェンバロの演奏。

シンプルなマイク構成で収録されたこの演奏には“バッハの心”が宿っています。会場の音響に合わせアクセンフェルトがチェンバラの響きを瞬時にコントロールして様は見事を通り越して、美を感じます。心が洗われる演奏です。

試聴テストに使ったCDソフトのお求めはこちらからどうぞ

本格的なレコードプレーヤーのテストなので、それにふさわしいスピーカーとして「大型ウッドホーン」のZingali 1.12を選んだ。アンプには、アナログソースの再生については私が絶大な自信を持つ(世界で最高だと思っています)AIRBOWのオリジナルアンプの中から「LUNA」を選ぶ。

今回のテストには、ノラ・ジョーンズのレコードを使おうとした。ノラ・ジョーンズなら多くの方がCDやSACDを所有していらっしゃるから、リポートが分かりやすいだろうと考えたからだ。しかし、そのレコードを聞いてみると相当音が悪かったので使うのを止めた。

たった一枚のレコードですべてを判断するのは危険だが、ノラ・ジョーンズを聞く限り、デジタルマスターからカッティングされたレコードの音質には疑問を持たざるを得ない。レコードはやはり、アナログマスターからカッティングされたオリジナルが音質的に優れるようだ。

【Interspace HD+ファーストタイム】

ウォーミングアップを兼ねてA面を鳴らしてみた。

低音が僅かに不足すると感じたので、B面に移るときに逸品館推薦の高級セパレートアンプAmbrosia+Ampzillaにつなぎ替えた。その瞬間!絶句した。逆の意味でこれほど音に差があると思わなかったからだ。LUNAと比べ高域はぬるく、エネルギー感は弱く、1.12がしょぼしょぼとしか鳴らない!

SACDでも所有している「ファーストタイム」をAmbrosia+Ampzilla+Zingali 1.12の組合せで聴いたときには、素晴らしかっただけに、これほどのミスマッチングは全く予想していなかった。

低音も「LUNA」の方が、引き締まり透明感が高い。そして高域の“抜け”が全く違う。実用車のエンジンとレーシングカーのエンジンほど、レスポンスが違う!

正直驚いた。

レコードを聞く機会が少なくなり、試聴ソースにもデジタルを使うようになって、AIRBOWのオリジナルアンプに与えた「レスポンス」がこれほどまでに引き出されることはなかっが、今回のテストでその「大きな差」を再確認することになった。

AIRBOW TERA、LUNA、LITTLE PLANETには、先進のインバータ電源を搭載し、シグナルパスを短くするために増幅回路にICを使っている。それは、すべてアナログソースのもつ「高域の鮮やかさ」を余すところなく再現するためだった。その凄さを今さら、自分自身で再認識することになろうとは・・・・。

A/B面を一通り聞き、再びレコードをA面に戻し本格的に試聴を開始する。

 聞き慣れたSACDと比べると、低音はやはりやや控えめだ。しかし、前後方向の奥行きや空気感、目の前で演奏が行われていると感じられる「雰囲気の濃さ」がレコードにはある。

金管楽器の切れ味や、シンバルの響きの高域方向への伸びやかさには、SACDとの差はほとんどなく、場合によってはSACDがレコードよりも優れていると感じるだろう。しかし、各々の楽器の「音色の違いの鮮やかさ」や「アタックの早さ(切れ味の鮮やかさ)」では、レコードが明らかにSACDを上回る。これは、解像度とか周波数特性とか、そういう測定可能な物理特性の差では、説明できない「感覚的な差」である。

演奏の緩急、楽器のエネルギーの大小、一般的に音楽の三要素とされる「メロディー」、「リズム」、「ハーモニー」の何れもが、SACDよりレコードがより鮮やかだ。

繰り返すが、これは物理特性ではなく感覚の違いである。音は鋭く鮮やかでクリアだが(それはLUNAの特性によるところも大きい)、中域には温かみと厚みがありデジタルとは、また違う「表現力」が確かに存在する。

ピアノの分厚い音、トロンボーンのハーモニーの厚み、そこに人肌のぬくもりと柔らかさが感じられる。この味わいこそ、未だにレコードに固執するオーディオマニアの理由なのだろう。

【Interspace HD+バッハ平均律】

このレコードはCDで所有している。それと比べると「チェンバロを取り巻く空気の響き」がレコードにはあって、CDでは薄い。だから、演奏が始まった瞬間、文字通り「チェンバロの演奏が目の前で始まる」感覚になる。

チェンバロの音質そのものは、カンチレバーなどの余計な「共振系」が存在しない、CD(デジタル)の方が、間違いなくピュアで透明度が高いが、ファーズとタイムと同じく「味わい」という部分では、レコードがCDを超える。

チェンバロは楽器の中でも「共鳴部分」が小さい楽器だ。ハープもそうであるが、そのため音質テストを行うと「再生系の共鳴」を明確に聞き分けることが出来る。先にも書いたが、この演奏のチェンバロの音には明らかに「再生系の共振」が乗ってくる。そのためチェンバロの「弦の音のクリアさ」には、若干の濁りが生じる。しかし、それが雑音とならず、その響きはチェンバロの楽音をより豊かにし、リスニングルームを美しいエコーで満たす。レコードの再生で生まれる「響き(歪み)」は、ある種の「疑似サラウンド効果」を発揮して音楽を聞く喜びを高めてくれる。

しかし、この演奏に関してはCDが優れていると感じる部分もある。それは、チェンバロのアタック部分の再現である。レコードでは、その最初の部分にも僅かに響きが乗ってしまい、チェンバロの持つ凛とした透明な切れ味が若干後退する。アタックの先鋭さ透明感ではCDの音が心地よい。録音の可否も影響するのだろうし、今回聴いた楽曲が「バッハ」というのも理由になるだろう。その部分だけが、唯一物足りないかった。

※2009年6月26日よりクリプトンとカメラータがコラボして、アナログ音源の高音質デジタル配信が始まった。今回テストに用いたチェンバロのレーベルは「カメラータ」である。これは偶然ではなく、カメラータが収録した「エディット・ピヒト・アクセンフェルト」のチェンバロは、私が最も愛する演奏の一つで、そのリクエストに応え「カメラータ」が96kHz/24bitでそれを今後配信してくれると約束してくれた。CDを超えるデジタルで、アクセンフェルトが聞けることが今から楽しみである。 

【Spacedeck Classic+ファーストタイム】

慎重に組み立てを済ませ、カートリッジの針圧を2.0gに調整しレコードに針を落とす。Interspace HDに比べ低音の厚みが増したが、高音の抜けが悪くなり、音が重くなった。そこで、針圧計を使わず徐々に針圧を軽くすると、高域の抜けが良くなるポイントを見つけることが出来た。レコードを一旦外し、針圧を計ると約1.8gだった。念のためにP-3Gの適正針圧を調べると1.7-2.0gだった。聴感と説明書の指示は一致したから、この針圧で間違いない。

再び試聴を開始する。針圧を調整したにもかかわらず、まだインタースペースHDと比べると音が重く、音楽が弾まない。決して悪い音ではないのだが、直前にインタースペースHDで聞いた、あの「底抜けの明るさ、楽しさ」が再現されない。この雰囲気ならSACDの方が良いかもしれない。

理由を考えると二つ思いついた。

一つは「ターンテーブルシート」。インタースペースHDのターンテーブルシートは、現在は日本で販売されていないイギリス製のリングマットを使っている。このシートは、音離れが良く軽やかに空間が広がるので私がとても気に入っている製品だ。スペースデッキ・クラッシックに付属するターンテーブルシートと比較して明らかに音はよい(私の好み)。

次にアームの違い。アームを詳しく観察すると、インタースペースHDのアームはスペースデッキ・クラッシックのそれよりも細い。ノギスで外径を計ると、インタースペースHDが8mmでスペースデッキ・クラッシックが10mmだった。物理的には、スペースデッキ・クラッシックの10mmの方が剛性が高く性能も向上しているはずなのだが、インタースペースHDに合わせてチューニングした、カートリッジやフォノイコライザー、昇圧トランスの音質とのマッチングでは、オーバーダンピングとなってしまい「響きの良さ」が減退しすぎる嫌いがあるようだ。

解像度やD/Fレンジも両者はそれほど変わらないので、アームの追加が容易に可能な点や、組み立ての簡便さなどから、私はインタースペースHDを推薦したいと思った。

【Spacedeck Classic+バッハ平均律】

インタースペースHDと比べると、チェンバロの音は引き締まり余計な響きが減少する。透明感が増し、楽器の動きが鮮明になる。

しかし、ファーストタイム同様に楽しさは確実に薄れ音楽の弾みにくいモニタースピーカーで聞いているように重苦しい雰囲気となる。少なくとも、これは私が鳴らしたいZingali 1.12の音ではない。国産のオーディオにありがちな、間違った方向の解像度が高くても、音楽が躍動しない方向の音質だ。これなら聞き慣れたCDを私は選ぶ。音と音の繋がりの関係も崩れ、演奏が分解されるような印象。音質だけを求めるなら、この方法は正しいのかも知れないが、私には合わない。面白くない音だ。

総合評価

試聴テストを終えて、カートリッジをインタースペースHDに付け替えるとき、針圧と取付位置の再調整を行い、“現状復帰確認”のため、ファーストタイムを聞くとどうだろう?気になっていた「やや過剰な響き」、「低域の不足感」が見事に消えているではないか!

直前まで聞いていたスペースデッキ・クラッシックの音が何だったんだろう?と思えるほど、生き生きとレコードが鳴る。最高の状態でオーディオが鳴ると、機器の存在がすべて消えてしまうが、今なっている音がまさにそれだ!スピーカーの存在も、アンプの存在も、プレーヤーの存在も、全く感じない。空間から音が発生し、音楽がリスニングルームいっぱいに満ちて行く。なんて心地い空間なのだろう!

しばらく聞いていなかったし、カートリッジのテストのために何度かP-3Gを付け外しして微調整が狂っていたのだろう。今は完全!そう断言できる心地よい音。こういう音が聞けるから、こういう音が鳴らせるから、オーディオは堪らない魅力に満ちている。今日一日は、完成したこの音でレコードだけを聞いていよう。きっと、仕事もはかどるだろう!

抜群の音質を発揮したインタースペースHDに比べ、今回のテストに送られてきた試聴機のコンディションには疑問が残る。ケーブルの断線、説明書の欠如、インサイドフォースキャンセラーも所定の位置にセットされていなかった。それらをすべて再調整し、最良の状態でテストに供したと思うが、出てくる音は3号館に展示しているインタースペースHDに遠く及ばなかった。暗く、広がらず、おおよそ私が惚れたNottinghamらしくない音だった。スペースデッキ系の名誉のために付け加えるが、3号館に設置している旧モデルのスペースデッキ(アームは軽合金製)や現行モデルのスペースデッキHDからは、抜群に鮮度の高い見事な音が出る。

同じ3号館でもスペースデッキHDのみ設置場所(部屋)が違うため、これまで直接比較は行っていない。しかし、始めてインタースペースHDを導入して聞いたときから、旧スペースデッキとインタースペースHDは、ほとんど同じレベルの音が出るのではないだろうか?と考えていた。その考えに今回のテスト結果で、ほぼ確信が持てた。結論として、これまでお薦めしてきたインタースペースHDの実力を再認識することが出来た。 

私は以前から、この「レコード特有の共振の有効性(主にカンチレバーの共振)」に付いて主張してきたが、この演奏を聴いているとそれが「正しい」と実感できる。私はカートリッジを100近く所有するが、中にカンチレバーを持たない製品がある。「デッカ」と「イケダ」がそうである。

「デッカ」は別として、「イケダ」で聞くレコードのイメージはCDに非常に近い。無駄な共振を廃したため、音は他のカートリッジよりもピュアであるが、柔らかさ、ふくよかさ、味わいの部分は減退してしまう。好みの差もあるだろうが、私はカンチレバーを持つ普通のカートリッジで聞くレコードが好きである。

もしかするとレコードのマスタリング自体、そういう普通のカートリッジで聞く(再生時に共振による響きが加えられる)ことを前提に作られているのではないだろうかとさえ思うことがある。

レコードに限らず「オーディオセット」は、独善的で特殊なものを使わず、広く普及しているスタンダードな方向を練り上げて聞くのがよいと思う。下手に音質ばかり追求せず、音楽を聞きたいなら、なおさら“そうする”のがベストである。

今回のテストで感じたレコードとデジタルの音質差は、確実に存在する。しかし、最新のAIRBOW製品で聞く限り、“アナログとデジタルの差”は、レコードマニアが主張するほど大きなものではない。確かに現時点では、未だに音楽を聞く楽しさや躍動感は、レコードが確実にデジタルを凌ぐのは動かせない事実だが、それは遠くない未来に変わるだろう。カメラータ・トウキョウが私のリクエストに応じてメニューに加えてくれた96kHz/24bitダウンロード音源の「バッハ平均律」がその未来を現実にするかも知れない。

デジタルがレコードの音質を凌駕した未来に私がレコードに求めるのは、「立派なジャケット」や「自分がレコードを演奏している!」という実感の大きさだけになるかも知れない。だが、そう言う「マニアの自己満足を満たす」コアな部分においては、デジタルがいくら進化しても「アナログ」には、絶対に叶わない。

レコードは難しいと考えられているが、それは間違いがない。高級機になればなるほど、ほんの少しの調整ミスが音質に大きく響く。最も重要なのが針圧、そしてカートリッジの取付角度とアームの水平。ターンテーブルシートなどのアクセサリーを使うだけでも、音質は大きく変化する。セッティングに対する敏感さは、デジタルの比ではない。しかし、その「難しさ」がレコードを演奏している!という実感をもたらす。日本人特有の感覚かも知れないが、苦労して手に入れた物ほど愛おしい。私は、趣味とはそういうものだと考える。

2009年7月 逸品館代表 清原 裕介

 

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