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 Triode TRX-2 、 TRX-P3M

真空管アンプ ・ 音質比較テスト

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低価格で高品質な真空管アンプを発売する”Triode”から、セパレート真空管アンプ"TRX-2(写真左)"と"TRX-P3M(写真右)"が発売されました。約一年前から発売が開始された”TRX Series”は、外観色が従来モデルの鮮やかなレッドから落ち着いた小豆色に変わり、バッチ類なども一新されより大人の高級感が演出されています。

TRX-2

TRX-2の概要

TRX-2は、既発売のTRX-1のアップグレードモデルです。TRX-1ではTriodeブランドの整流管がPSVANE(プスバン)WE274B/一本3万円に変更され、さらに真空管12AX7を4本使ったMC/MM対応フォノイコライザーアンプが追加されています。さらにトーンコントロールのON/OFFスイッチがフロントパネルに設けられる、XLR端子のバランス入出力が追加されるなど、音質と機能が強化されています。

形式

真空管式プリアンプ

入力数

PHONE×1(MM/MC)
LINE/RCA×3
LINE/XLR×1

使用真空管

12AX7×8
PSVANE WE274B×1

出力インピーダンス

周波数特性

10Hz-100KHz

消費電力

40W(カタログより)

サイズW,D,H/重量

345×310×195(mm)/13kg

付属品

電源ケーブル、リモコン
サイドウッド、予備フューズ

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TRX-P3M

TRX-P3Mの概要

TRX-P3MはTRV-M300SEのマイナーチェンジモデルです。TRV-M300SEから出力管300Bが自己バイアスに変更されたことで、面度な調整なしで出力管を交換することができるようになりました。また、ハムノイズが発生しやすい直熱管に対応するためトップパネルに「ハムバランサー調整穴」が新設され、アンプを分解することなくハムバランスの調整が可能となっています。TRX-2同様、バランス入力も追加されています。

形式

300Bパラシングル
パワーアンプ

入力数

LINE/RCA×1
LINE/XLR×1

使用真空管

12BH7×1、12AU7×1
300B×2

最大出力(Ω)

20W(8Ω)
出力端子:6/8/16Ω

周波数特性

10Hz-60KHz

消費電力

100W(カタログより)

サイズW,D,H/重量

176×440×200(mm)/15kg

付属品

電源ケーブル、予備フューズ

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TRX-2/TRX-P3Mのバランス入出力について

EARのように高価な真空管アンプの場合、バランス入出力の追加に必要となるアンバランス=バランス変換に「トランス」が使われます。コストが問題となる普及価格帯製品のTRX-2とTRX-P3Mは、コストのかさむ「トランス」ではなく、アンバランス=バランス変換回路に「トランジスター集積回路/オペアンプ」を使います。バランス接続時には回路にトランジスターが入らない、純粋な真空管アンプとして動作するTRX-2/TRX-P3Mですが、バランス接続時には、変換回路がトランジスターで構成される「ハイブリッドアンプ」の構成になります。バランス接続は、プリアンプとパワーアンプの接続距離が10m近く離れている場合や、接続ケーブルが電磁波ノイズに曝されている場合に「ノイズ低減」に大きな効果を発揮します。しかし、そのために「トランジスター/IC」が真空管アンプに入るのはどうかと思います。もちろん、音質は聞かないといけないのですが、今回は真空管だけが回路に入る「アンバランス接続」で音質をチェックしました。


音質テスト

今回は試聴機の貸出期間に余裕があったため、事前にAIRBOW NA11S1 Ultimateを接続し、ウォーミングアップを兼ねて約2日間「インターネットラジオ」を聞き増した。始めにFocal 1028BEと組み合わせて音を出したのですが、低音がやや渋めで高音の解像度も限られていました。ちょっと「しょぼしょぼ」鳴っているようです。しかし、電源投入直後でウォーミングアップの終わらない真空管アンプは、ほとんどの場合音の広がりが小さく、力が出ず解像度も低いのが普通です。暖まることで低音の厚み・高音の滑らかさ・音の広がりが大きく改善するはずなので、とりあえずインターネットラジオをかけたまま帰り48時間以上のウォーミングアップを行いました。

48時間のウォーミングアップを終えても仕事が立て込みまだ試聴ができなかったため、さらに1日TRX-2/TRX-P3Mを聞きました。この時、音に一番大きな変化を感じたのは3日目です。「ヒーター」という発熱機構を備える真空管アンプはトランジスターアンプよりもウォーミングアップが早く、多くの製品では15分、長くとも30分たてば音が良くなります。しかし、今回テストに使ったTRX-2/TRX-P3Mは音が安定するまでの時間が3日とあまりにも長過ぎるので、この個体は「鳴らし込み(エイジング)」が足りなかったのかも知れません。

3日目になって低音の量感が増え音の広がりも改善したTRX-2/TRX-P3Mですが、スピーカーをその時繋いでいたFocal 1028BEからPMC Twenty24に変えてみると、再び電源投入直後のように再生周波数帯域が小さくなり、細かい音も聞こえなくなってしまいました。すぐにスピーカーを Vienna Acoustics Beethoven Concert Grandに変えましたが、状況は変わりませんでした。

ところがスピーカーを1028BEに戻すと、音が元に戻ります。もう一度スピーカーをTwenty24に変えるとやはり音が物足りなくなるのですが、そのまま15分から30分くらい鳴らしていると見違えるほど音が良くなりました。スピーカーをつなぎ替えると、しばらく音が悪い。これまで、真空管アンプでこのような経験をしたことはありません。また、原理的に考えてもこういうことが起きるのは考えにくいのですが、もしどこかでTRX-2/TRX-P3Mを試聴なさるときには、念のため時間をかけてお聞きになられることをお薦めいたします。

・使用機材

 AIRBOW SSS-2013

 AIRBOW SA11S3 Ultimate

スピーカーには、価格順にFocal 1028BE(120万円・ペア税別)、Vienna Acoustics Beethoven Concert Grand(80万円・ペア税別)、PMC Twenty 24(50万円・ペア税別)の3種類を使いました。
PMC Twenty 24
 
形式 2Way
トランスミッションライン方式
ユニット 高域:27mm/シルクドーム
中 低域:170mm×1
能率 90dB/1W/1m
クロスオーバー 1800Hz
周波数特性 28-25kHz
インピーダンス
サイズ W184×H1028×D419(mm)
重量 21Kg(1台)
希望小売価格 ダイヤモンドブラック
700,000円 (ペア・税別)
オーク/ウォルナット/アマローネ
700,000円 (ペア・税別)

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オデッセイ ヘイリー、ボチェッリ(アンドレア) “オデッセイ” から Ave Maria

真空管アンプ・300Bと聞いて想像するよりは、ヘイリーの声の高い部分がやや硬質に感じられます。また、弦楽器にも少し突っ張るような硬さが感じられます。しかし、そこには真空管らしい品の良さや300Bらしい響きの透明感が感じられます。
音の広がりは普通かやや小さめな傾向です。スピーカーに近い位置で聞くとバランス良く音も広がって聞こえますが、スピーカーから離れると音の密度か下がり、空気感や雰囲気感も薄くなります。比較的スピーカーの近くでの試聴に向くようです。

TRX-2/TRX-M3Pは“真空管らしい雰囲気”がそれほど強い訳ではありません。しかし、それは悪いことではありません。トランジスターアンプに比較的近いフラットな周波数バランスと、違和感のないフラットな音色を持った真空管セパレートアンプだと思いました。

 closer to the music(SFR 357.4003.2) “closer to the music Vol.1” から Chris Jones ”No Sanctuary Here”

低音の量感はさほど多くありませんが、ダンピングファクターが低いにもかかわらずそれはだらしなく膨らんだりしません。ギターの音は高域にもう少しの伸びやかさと、またもう少し凜とした芯の強さが欲しい感じです。コーラスとメインボーカルはきちんと分離しますが、前後左右方向へ音の広がりはさほど大きくありません。

この曲はダイナミックレンジが非常に広くパワー感が強い録音の曲ですが、TRX-2/TRX-P3Mはそれをパワフルにならすのではなく、一定の範囲で音楽を「箱庭的」に再現します。音は柔らかく雰囲気も良いのですが、Twenty24との組合せでは音の細やかさ、再生周波数帯域、ダイナミックレンジ共に、スピーカーから離れて聞くとやや制限され(リミッターが働くような)る感じでした。

Twenty24との組み合わせではその「範囲」の中で安心して音楽を聞かせますが、PMCのような“鳴りにくい”モニター系のスピーカーよりも、より能率の高い「響きやすいスピーカー」と組み合わせた方が良さそうです。

 HOLLY COLE TRIO  ”BLAME IT ON MY YOUTH” から Smile

ウッドベースの低音があまり伸びず、音階も不明瞭です。ホリーコールの声もやや曇っていて、元気がありません。
アンプの音は悪くないのですが、スピーカーのユニットをきちんと駆動できないのか、しょぼしょぼした感じで音も広がらず、全体に元気が足りません。

音そのものは明るく嫌な音ではありませんが、一つずつの音にエネルギーが不足し、この曲を聴くではスピーカーとのミスマッチを感じさせられました。

Vienna Acoustics Beethoven Concert Grand(T3G)

 
形式 3Way・5Speaker・バスレフ方式
ユニット 高域:28mm/シルクドーム
中域:152mm×1/スパイダーコーン
低域:178mm×3/スパイダーコーン
能率 91.0dB/1W/1m
クロスオーバー 150Hz/2600Hz
周波数特性 28-22Hz
インピーダンス
サイズ W245×H1130×D455(mm)
重量 32.5Kg(1台)
希望小売価格 450,000円 (1台・税別)
仕上げ ローズ、チェリー、ピアノブラック
ピアノホワイト

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オデッセイ ヘイリー、ボチェッリ(アンドレア) “オデッセイ” から Ave Maria

ホリーコールトリオの”スマイル”を鳴らしたまま、コネクターを差し替えてスピーカーをBeethoven Concert Grandに切り替えました。

3号館では設置しているすべてのスピーカーが「スピーカーから音が出ていることがわからないほど自然な広がり」を実現するよう入念に位置を調整しているため、通常このように音が出たままスピーカーを切り替えても、「音の出てくる位置の違い」をそれほど意識することがありません。

しかし、TRX-2/TRX-P3Mではそれがはっきりとわかりました。また、切り替えたBeethoven Concert Grandのウーファー、スコーカー、ツィーターから違う音が出くるように感じます。

”普通ではない”違和感がありましたが、とにかく曲を「アベマリア」に変えました。まだ少し細い感じがあり、弦楽器も低域のふくよかさが少し物足りない感じですが、Twenty24で気になったヘイリーの声の固さはかなり緩和され、中高域のスムースさと響きの美しさが印象的な音でヘイリーのボーカルが聞けました。

 closer to the music(SFR 357.4003.2) “closer to the music Vol.1” から Chris Jones ”No Sanctuary Here”

真空管のシングルアンプは、ユニットを止める力(制動力)が弱く、下手をすれば低音がだらしなく膨らむのですが、TRX-2/TRX-P3Mはそれなく、低音が膨らまずきちんと止まります。

TウェントU24ではやや少なめに感じた低音ですが、Beethoven Concert Grandではそれがかなりシッカリ出ます。個人的にはもっと出ても良いと思いますが、出過ぎて「低音が膨らむ(ブービーになる)」になってしまうことを考えれば、これくらいの量が適正かも知れません。

空間のボリューム感(音の広がり)も向上し、エネルギー感や躍動感にまだ僅かな物足りなさは感じるものの、十分納得できるサウンドでこの曲が鳴り始めました。

 HOLLY COLE TRIO   ”BLAME IT ON MY YOUTH” から Smile

スピーカーの周波数特性の下限は、Twenty24:Beethoven Concert Grandともにスペック表では28Hzなのですが、TRX-2/TRX-P3Mで鳴らした感じでは圧倒的にBeethoven Concert Grandの方が低音が良く出ます。Beethoven Concert Grand(T3G)との組合せでは、ウッドベースの低い部分まできちんと再現されるようになり、ホリーコールの声も普段聞いている暖かさと厚みある”それ”に近付きました。

TRX-2/TRX-P3Mで楽器の音とボーカルを分析的に聞き込んで行けば、ユニット間で僅かに質感がマッチしないような、あるいはタイミングが微妙にずれているような違和感があります。しかし、しばらく聞き続けていると不思議とそれが気にならなくなります。またそういう意地悪な聴き方をしなければ、わからないほど僅かな違和感です。

最新の真空管アンプらしく音に癖はありませんが、真空管らしい耳あたりのよさ、音の暖かさは高く評価でき、雰囲気良く音楽に浸れます。癖のないフラットなバラ案素の中にも、真空管アンプらしい独自の世界観はしっかりと持っているように感じました。

Focal 1028 BE

  
形式 3Way・4Speaker、バスレフ方式・フロア型
ユニット 高域:27mm/ベリリウム逆ドーム
中域:165mm×1
低域:165mm×2
能率 91.5dB/1W/1m
クロスオーバー 350Hz/2200Hz
周波数特性 34-40Hz
インピーダンス
サイズ W264×H1100×D350(mm)
重量 33Kg(1台)
希望小売価格 675,000円 (1台・税別)
仕上げ バサルト、シャンパーニュ

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オデッセイ ヘイリー、ボチェッリ(アンドレア) “オデッセイ” から Ave Maria

スペック上の再生周波数帯域の下限が”34Hz”と今回テストした中では最も「低音が出ない」はずの1028BEですが、TRX-2/TRX-P3Mとの組み合わせでは、高音の伸びやかさ低音の量感ともにもっと優れていて、価格なりのスピーカーの良さ、アンプの良さが出てきます。

ヘイリーの声は高域方向に伸び、弦楽器の音にも強さと張りが出ます。高音にメリハリがあるので、相対的に低音も良く伸び音階も明瞭になります。前後、左右方向への音場の広がりも改善しました。

スピーカーを軸に評価をするなら、今回試聴した3機種の中で1028BEが圧倒的に高音質という結論になります。しかし、他のアンプでの試聴を考えるとこの結論は正しくありません。TRX-2/TRX-P3Mという「アンプ」を軸に評価するなら、このアンプが「スピーカーを選ぶ」という結論になります。

通常トランジスターアンプは、これほど組み合わせるスピーカーによって音が変わることはありません。しかし、TRX-2/TRX-P3Mは、スピーカーでかなりその印象が変わります。その原因に思い当たるのは、TRX-2/TRX-P3Mの「高音の癖」です。今回はTwenty24・Beethoven Concert Grandが搭載するテキスタイルドーム型ツィーターとの相性があまり良くなく、逆ドーム型ベリリウム振動板を採用する1028BEのツィーターとの相性に優れていました。それは、TRX-2/TRX-P3Mの高音は芯がやや弱く角も僅かに丸い(高音が丸い)ためでしょう。

高音が柔らかく再現されるテキスタイルドーム型ツィーターでは互いの持つ弱点が助長され、高音のメリハリが効くベリリウムツィーターでは互いの弱点を補えたのでしょう。その結果として、Twenty24と1028BEでの大きな音質差が生じたのだと思います。

 closer to the music(SFR 357.4003.2) “closer to the music Vol.1” から Chris Jones ”No Sanctuary Here”

イントロの低音の量感が全く違います。低音がグッと前に出て、力強くなりました。ボーカルにも張りとメリハリが出て、スピーカーより一歩前に定位します。

たしかにそれでもまだトランジスターアンプなどに比べ、若干高音は丸いのですがすでに好みの範疇と言って良いほど「普通」のバランスで音楽が再現されるようになりました。
高音のメリハリがもう少し欲しいTRX-2/TRX-P3Mですが、この点はスピーカーとの組合せで解決します。スピーカーを選ばず発揮される、300B真空管アンプならではの中域の滑らかや密度感が高さは魅力です。この特長を考え、組み合わせる音源(音楽)はメリハリが強いもの、スピーカーは高音が強めの製品とのマッチングをお薦めします。

 HOLLY COLE TRIO   ”BLAME IT ON MY YOUTH” から Smile

低音の量感がグッと増え、好みのバランスでこの曲が鳴ります。

ドラムをあまり使わないホリーコールトリオでは、ウッドベースの低音の量感と音階の明瞭度が「背骨と骨格」を形成し、非常に重要です。1028BEと組み合わせでTRX-2/TRX-P3Mは良好な骨格を形成しました。

ホリーコールの声も暖かくなり、彼女のふくよかなボディーを連想させる厚みと量感が出てきました。

ウッドベースの高次倍音、ピアノの響きも美しく再現され、楽しくふくよかな雰囲気でこの曲を楽しめました。


試聴後感想

パワーアンプ TRX-P3Mに使われる300Bは、音質がピュアで響きの美しい球だと考えられています。それに引き替え低音はやや弱いと考えられているようですが、オリジナルのWestern 300Bはシングルで使っても驚くほど豊かな低域が再現されます。たった8Wの300Bシングルアンプでさえ、床が鳴るほどの重低音が再現されることに驚かされたこともあります。しかし、TRX-2は300Bモノラルパワーアンプと聞いて想像するほど低域がリッチではありません。

出力管を複数使って出力を増加させるためには、二つの方法があります。普通よく使われるのが「プッシュプル方式(PP)」です。この方式はプラス側とマイナス側に信号を分解し、それぞれの真空管で増幅した後再び信号を一つにまとめます。出力がアップし低音も良く出ますが、信号を二つに分けてから一つにするため、中高音が濁りやすくなります。もう一つはTRX-2が採用する「パラシングル」です。この方法は信号をプラスとマイナスに分けず、二つの真空管を並列(パラレル)に使って信号を増幅します。プッシュプルよりも取り出せる出力は低くなり低音も出にくいですが、中高音の透明感が高いという長所があります。

TRX-2は300Bの持つ中域から高域にかけての透明感と密度感の高さや、響きの美しさを引き出すために、「パラシングル」で回路を構成しています。そのため低音がやや少ないのでしょう。力強さを出したいのなら、EL34やKT88、あるいは6550のような傍熱多極管でプッシュプル回路を使えば、大出力でパワー感のある真空管アンプが作れます。Triodeのアンプは、目的に応じて真空管とそれを生かす適切な回路の使い分けがされているのです。

中高域にかけては300Bらしいピュアさと滑らかさを持っているTRX-2/TRX-P3Mですが、低域はやや控え目で大人しい印象を受けます。しかし、この弱点は出力管の300Bを差し替えることで改善する可能性が非常に高いと思います。少しコストはかさみますが、Triodeが用意しているPSVANEを使えばいいと思います。

Triodeは自社製品をかたくなに「吊し」で使うことだけを推奨しているメーカーではありません。それよりも球を変えるなどの方法でユーザーが積極的にアンプを育てることを推奨しています。そのためにTRX-P3Mに採用されたのが、自己バイアス回路であり、調整穴を設けたハムバランサーなのです。さらに色々と試したいユーザーのためには、KIT形式の製品も用意されています。真空管の種類と回路へのこだわりだけではなく、トランジスターアンプではほぼ不可能な「ユーザーによるカスタマイズ」が行える。その間口の広さと低価格は、Triode製品の大きな魅力だと思います

2014年2月 逸品館代表 清原裕介

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