プリメインアンプ(プリアンプ)との接続方法と調整
SR7002/Specialのスピーカー設定を「サブウーファー無し」にして、プリアウトの左右のどちらか一方をB2.27のRCA入力端子に接続します。
※通常の音楽信号では、低域成分が左右どちらにも振り分けられているので、片側だけを接続するだけで構いません。また、左右をまとめて接続するとアンプのチャンネルセパレーションを著しく損ねる場合がありますので、無理に左右をまとめて繋がないようにご注意下さい。
(接続について更に詳しいページ、プリアウトのないアンプとの接続はこちら)
この方法は、B2.27 Mark2をサブウーファー出力端子の設けられていない、普通のプリメインアンプやプリアンプと接続する方法ですが、B2.27 Mark2とAVアンプとの接続にもこの方法をお薦めいたします。
この方法なら、サブウーファー出力端子とB2.27 Mark2を接続した場合に「サブウーファーが動作しない、7.1chダイレクト入力」や「サブウーファー信号が出力されないディスクの再生」時にも、サブウーファーが動作し「B2.27 Mark2の大きな効果」を常にお楽しみ頂けます。
(フロント)プリアウトの片chとB2.27の入力を接続したら、B2.27 Mark2背面パネルのつまみで「高域カットオフ周波数」と「音量」の両方を調整します。
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サブウーファーを部屋の任意の位置に設置します。AVアンプ以外のアンプでは、サブウーファーの距離を調整する機能がありませんから、出来るだけリスニングポジションとスピーカーの距離と同じ距離(青い点線上)にサブウーファーを設置します。
通常サブウーファーは、(2)のように左右のスピーカーの間に設置するのが望ましのですが、B2.27 Mark2は、指向性が緩やかなので例外的にスピーカーの外側に設置しても音質的な問題が生じません。これは他のサブウーファーにはない大きな長所です。
※青い点線上にサブウーファーを設置することが難しい場合には、このページの一番上の写真のような位置にB2.27を設置しても、ほとんど問題のない良好な音質が得られますから、設置位置の問題はあまり気にされなくても大丈夫です。
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接続が完了したらサブウーファーの電源を入れ、ボリュームを上げてサブウーファーから音が出ることを確認します。
※電源極性による音質変化をテストしました。B2.27の電源ケーブル、プラグには極性表示がありませんので、極性はテスターなどがなければチェックできません。テスターで極性をチェックしてからテストしたところ僅かに正極性の方が自然な感じでしたが、正極性/逆極性で大きな差は感じられませんでした。電源極性は、あまり気になさらなくても大丈夫だと思います。
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音量を大体適当と思われる音量より少し大きめにして、高域フィルター(LOW
PASS FREQUENCYつまみ)の調整を行います。
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高域フィルターのつまみを左いっぱいに絞った状態(50Hz)でベースなどの低音楽器とボーカルが入ったソフトを演奏し、ボーカルを聞きながらつまみを右にゆっくりと回します。
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ボーカルが徐々に肉付き、パワー感と透明感が増します。行き過ぎるとボーカルが濁り曇った声になります。ボーカルが最も透明でパワー感が強く聞こえるつまみの位置が、正解のポジションです。
※低音楽器を聞きながら合わせるのは非常に難しいのでお薦めできません。
※IMAGE11/KAI2(KAIシリーズはすべて同じでOKです)との組合せでは、高域フィルターつまみの位置は、ちょうど真上(12時)のポジションになります。高域フィルターつまみの位置は、スピーカーによって変わります。IMAGE11/KAIシリーズとの組合せでは、必ず12時にしてご使用下さい。
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サブウーファーの音量を微調整します。音量を上下して(4)と同じようにボーカルの透明感とエネルギー感が最も大きく引き出されるポジションを探します。上手くいかないときは、大体あっていると感じる音量にして(4)の調整をもう一度行います。(4)と(5)を繰り返すことでサブウーファーの微調整が出来ます。
※音量は部屋の特性によって若干変わりますが、IMAGE11/KAI2(KAIシリーズはすべて同じでOKです)との組合せのボリューム調整つまみの位置は、ほぼ12時くらいの位置になります。12時よりボリュームが大きいと低音が過大となりますので音量を上げすぎないようにご注意下さいませ。
メーカー推奨のサブウーファーとAVアンプの接続方法はお薦めしません。
サブウーファープリアウトが装備されているAVアンプと接続するメーカー推奨の接続方法は、下記のようなものです。しかし、小型スピーカーにかかわらず大型スピーカーを使った場合などにも上記の「サブウーファー無しの設定による接続」をお薦めいたします。その方が良い音質でサブウーファーをお使い頂けるからです。
しかし、例外的に「サブウーファーの効果が感じられない」場合などには、下記のメーカー推奨接続方法をお試し下さいませ。
AVアンプのサブウーファー出力とB2.27のRCA入力端子を接続します。接続が終わったら、B2.27の背面パネルのつまみで「高域カットオフ周波数を最大」にします。「音量」は、調整します。
※AVアンプとの接続では、サブウーファーの高域信号はAVアンプ側でカットされますから、サブウーファーの高域フィルターつまみは、必ず右いっぱいに回しきった位置でご使用下さい。
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AVアンプの説明書を参照しスピーカー設定メニュー画面を開いて「サブウーファー:ON(あり)」にします。
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FRONTスピーカーのサイズを入力する機能が搭載されている場合には、FRONTスピーカーのサイズを「SMALL(小)」に設定します。
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サブウーファーの距離を入力する機能が搭載されている場合には、リスニングポジションからサブウーファーのユニット中心までの距離の近似値を入力してください。
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音量つまみを左いっぱいに絞った状態(音量ゼロ)でベースなどの低音楽器とボーカルが入ったソフトを演奏し、ボーカルに注意しながらつまみを右にゆっくりと回すとボーカルが徐々に肉付き、パワー感と透明感を増します。行き過ぎるとボーカルが濁り、厚ぼったい曇った声になります。ボーカルが最も透明でパワー感が強く聞こえるつまみの位置が、正解の音量です。
※低音楽器を聞きながら合わせるのは、難しいのでお薦めできません。
※IMAGE11/KAI2(KAIシリーズはすべて同じでOKです)とSR7002/Specilalの組合せでは、音量つまみの位置は、10時半〜11時半くらいの位置になります。音量つまみの位置は、部屋の音響特性や設置場所によって若干変わりますので、聞きながら程よい位置を探してください。12時を越える場合には音量過多です。AVアンプのサブウーファーの音量が±0dBの場合、そこまで音量を上げる必要はありません。
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DVDプレーヤーとAVアンプをアナログ入力(7.1ch入力)で接続している場合には、DVDプレーヤーの説明書を参照し、DVDプレーヤーのサブウーファー調整パラメーターをAVアンプと同じ要領でセットアップします。