スクリーンによる画質の違い 
(比較しているのはかなり以前のモデルですが、スクリーンの重要性を確認できます) 
ホームシアター(OS) パール vs ピュアマットU 
			 
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	  使用機器 
    
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         プロジェクター:SHARP XV−Z9000  |  
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         DVD:DENON DVD−A1  |  
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         接続:プログレッシブ色差接続  |  
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         画面サイズ:標準  |  
     
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“XV−Z9000試写会”に備えて、にスクリーンをパールからピュアマットUに変更しました。その時に撮影した比較映像です。プロジェクターは“ほぼ工場出荷の設定”で撮影したため、ピュアマットとの相性にやや問題が発生しましたが、色再現性の違い、スクリーンゲイン(明るさ)の違いなどはお分かりいただけると思います。 
この画像を撮影した後、約2時間かけてXV−Z9000の画像を追い込みました。調整前と調整後の画像もご覧いただけます。一番右側の画面が「ピュアマットUに合わせて調整」を行った画面です。工場出荷と較べてください。同じプロジェクターとは思えないほど画質が改善しています。 
  
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     100インチ 4:3 パール 
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     100インチ 4:3 ピュアマットU 
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     100インチ 4:3 ピュアマットU(調整済み) 
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     明るくコントラストがしっかりしています。 
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     プロジェクターを再調整していないので、全体的に暗い画面になっていますが、色合いの深みがグッと増しています。 
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     ピュアマットUに合わせて画質を調整。 
      つぶれていた暗部が再現され、画面の立体感が抜群に! 
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     さっぱりした切れの良い色調です。 
      コントラストもクッキリしています。 
      これはこれで魅力的な画質です。 
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     パールとの違いがよくわかります。色調、特に中間調が豊にでるため、色彩に深みが増し、画面の奥行き感、透明感があり実在感溢れる画質が実現しています。 
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     調整後、コントラストやブラックレベルが適正化されただけでなく、色が圧倒的に自然になり、画面が現実味を帯びます。XV−Z9000でもやればここまで出来る!さすがDLP!液晶では、なかなかこの絵は出せないでしょう。 
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     パールとピュアマットUでは、これだけスクリーンゲイン(明るさ)が違います。 
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     この画面では暗すぎてNGです。スクリーンに合わせてプロジェクターを再調整する必要があります。 
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     パールでは幹の明るい部分がやや白飛びしていました。 
      調整前のピュアマットでは暗部が完全につぶれていた。 
      調整後は、バランス良く両立し奥行きが上手くでると同時に、「暗さの表現」が上手く出ています。 
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パールも優秀なスクリーンですが、それに較べてもピュアマットUが非常に「シネマライク」な深みの有り画質を実現しているのがお分かりいただけると思います。 
パールに比べるとピュアマットはやや暗いですが、PIANO(450ANSIルーメン)との組合せで、最大4:3の100インチ位までは何とかなると思います。2016年現在、発売されているプロジェクターの輝度は当時とは比べものにならないほど高い(明るい)ので、パールだと映像がキラキラしてしまいますから、ピュアマットのような「マット系」スクリーンがベストマッチします。 
700ANSIルーメン以上あるプロジェクターとの組合せなら、16:9の120インチまでは余裕です。
 
パール生地で問題となっていた「しわ」の問題もピュアマットでは完全に解消し、現在最も高画質で低価格なスクリーンとして自信を持ってお薦めいたします。
 
もう、スチュワートにこだわる必要はなくなったようです。
 
  
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	   XV−Z9000の設定値(DENON/DVD−A1+ピュアマット2)  |  
 
  
XV−Z9000の工場出荷設定値は「明らかに青すぎ」ます。また、DVD−A1の工場出荷設定値は「明らかに緑が強すぎ」ます。 
そのままで繋ぐと・・・真ん中の絵になります。 調整すると、右端の絵になります。 
色調整に注目してください。こんなに動かさないとまともな絵にならなかったのです。こんな思い切った調整は、初心者ではまず無理です。かなりの上級者でないと「いい画は出せない」と思います。当時から最近(2016年)まで、     
様々なDVDとプロジェクターを相互に繋いでテストして感じるのですが、メーカーは「メーカー独自の設定」をもっと「標準」に近づけて欲しいと思います。(オーディオ機器も出来ればそうあって欲しいと思います) 
販売店によって、プロジェクターの画質が違って感じられるのもこのような理由です。3号館では、試聴機を自由な組合せでお聞きいただけないことがありますが、それは「ベストなセッティング」を目指しているからです。それだけではいけないので、1号館では機器を自由につなぎ替えて、「相対比較」により「画質や音質をご検討」頂けるように配慮しています。 
3号館のような「絶対性能=極限性能」を体験的出来る試聴室は数少ないのですが、そういう試聴室は、お客様がこれから購入なさる機器や、すでに購入なさった機器を「最高の状態に使いこなされる」ために参考にして頂けると思うのです。 
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