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Esoteric X−01D2

Esoteric  X−O1Limited

AIRBOW UX−1 Supreme Emotion (UX−1SE)

AIRBOW UX−3SE Supreme Emotion (UX−3SE2)

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音質 評価 テスト

テスト環境と使用ソフト

リスニングルーム 逸品館3号館、リビングリスニングルーム

使用機器
スピーカー   PMC IB1S + AIRBOW CLT−2 CRYO
アンプ      AIRBOW CU80 Special + MU80 Fine Tuned
電源ケーブル AIRBOW CPSC−LH2

使用ソフト
矢野 顕子

Super Fork Song

Format:CD (PCM 44.1KHz/16Bit)

Epic/SONY : ESCB1294

1992年録音

音楽表現に無駄な音は出さないといわれる矢野顕子のピアノとヴォーカルは、一風変わっているように聞こえるけれど、実はすごくストレート。

弾き語りならではのピタリとフォーカスのあったピアノとヴォーカルの楽音の緻密なコンビネーションと柔らかな彼女の声の表現力を各プレーヤーで聞き比べた。

ピアノは、楽器の中でも不協和音成分(非倍音成分)が多く、弦楽器などと比べると帯域エネルギーが均一な音を出す。無駄な音を出さない矢野顕子のピアノをシンプルに収録したこのアルバムでは、再生機が出す無駄な音(歪み成分)の質と量が精密に聞き分けられる。

矢野 顕子

ピヤノアキコ。

Format:SACD (DSD/STERO)

Epic : ESCL10004

1993〜2003年録音

テストの目的
Esotericから新製品のX01D2が発売されたのを期に旧モデルとなったX01LimitedとAIRBOWのトップモデルUX−1SE、UX−3SE2の4機種の音質を比較すること。

テストの方法
最初(1日目)に一通りCDを聞いてみたのだが結果が芳しくなく音楽を楽しく聴けなかった。電源ケーブルを見るとX01Limitedのみメーカーの付属品を使っていたなど、細部への気配りが足りなかったのでその日はテストを途中で中止した。この結果は(前日のテスト)として、テスト結果に灰色文字で記載している。この結果と翌日テストの結果は、必ずしも一致していないがそれも一つの答え(エイジング不足の機器を店頭で聞き比べた場合、このような結果になるかも知れない)という観点からあえて矛盾を承知で掲載することとした。
翌日は、前日のテストから全プレーヤーは24時間リピート状態で演奏し、またアンプとスピーカーも同様に24時間連続演奏して十分にウォーミングアップを行っておいた。電源ケーブルは、AIRBOW CPSC−LH2を使用し、同一条件となるようにテスト直前にそれぞれのプレーヤーの電源ケーブルと差し替えて使うことにした。
前日の音質不良は、CU80 Specialのそれまでは使用していなかった入力を使ったため、入力部のカップリングコンデンサーのエイジング不足などが考えられたので、普段もっとよく使う入力端子を使用することにした。
テストは、事前にX01LimitedでCDを演奏し十分な音質に達していることを確認して再試聴に望んだ。
今回は、同一のマスターからレコーディングされた「CD」と「SACD」の音を聞き比べることで、それぞれの機器のCDとSACDの音質を比較している。試聴に供した曲目は「中央線」と「SUPER FORK SONG」。
DVDオーディオとDVDビデオの音質は、X−01シリーズでは再生できないためテストは行っていない。
X01D2では、マルチビット、1Bit、DSDの3種類のDACモードが選択できるためそれぞれの音質テストも同時に行っている。

試聴順
X01Limited → X01D2(各モード) → UX−3SE2 → UX−1SEの順に試聴を行った。まず、各機種でCDを聞き、その後SACDを聞いている。
リポートは、各モデルのCD(前日のテスト)→CD→SACDの順に記載されているが、同一モデルでCD→SACDを連続で聞いたわけではないので注意されたい。

Esoteric “X01Limited” ¥1,300,000(税別)

CD(前日のテスト)

ヴォーカルのフォーカスがぴたっと合っていて唇の動きが見えるようだが、唇が乾いた感じで声はドライ。人間らしい柔らかさやつややかさが不足する。 矢野顕子の優しい、少し肉付きのよい声のイメージが出ない。もっとやせぎすの女性が歌っているようだ。 ピアノの響きもやや硬質で、包み込まれるようなリッチな響きが出ない。

CDプレーヤーとしての基本性能は非常に高く、低域の安定性にも優れているが、情緒的な部分に限界を感じる。 P−0で実現した、曖昧さのないクリアな水晶のような音に、ややミネラル分が加わって耳当たりの柔らかさ、肌触りの良さが実現しているが、透明度に濁り感を生じ以前の魅力がスポイルされてしまっている所がある。たとえばピアノの打鍵の硬さや鋭さの切れ味が悪く、音のエッジが丸い。楽器のアタックの再現性に不満を感じる。

 総じてバランスという部分では悪くないが、今一歩音楽にのめり込むまでには至らない。よい音だが、深みが足りない。煮込みが足りない料理のような部分を感じる。

CD

記憶にある昨日の音よりも、明らかに透明度と繊細感が高まっている。細部の表現力も上がっているが、やはりピアノの響きの濁り成分が大きく感じられ、音がビリつくところが多く、音楽に集中できない。 

矢野顕子の声にもセラミック(瀬戸物)を叩いたときのような硬質な響きがまとわりつく。これは、内部に多用されている、私の好まないタンタル系コンデンサーの癖のように感じられるがどうだろうか?

SACD

UX−1SEのCDの直後にSACDを聞く。X01Limitedで聞くCDに比べると空気感、気配の部分ではかなり改善される。でも、過剰なリップノイズ、輪郭の強調感があり、はっきり言って私にはうるさく耳障りだ。輪郭が強調されるため、音も全般にざらついているし、細部の見通しが悪い。

UX−1SEのCDに比べて、情報量は若干多いようだが、音楽的には、はっきり聞き劣る。すべての音が前に出すぎてしまい、演奏にデリカシーが感じられない。もちろん、それでもこの価格帯のプレーヤーの水準は十分には満たしているから、断じて絶対的に悪い音というわけではない。ただ音楽を漫然と聴き、質よりも量、精度ではなく、音がはっきり聞こえる方が好きという人には、この音でもよいのだろうが、最高級のCD・SACD専用プレーヤーとしては、音楽の内面的な部分まで表現しうるように、もうすこし落ち着いた音の方が望ましいと感じられた。

Esoteric “X01D2” ¥1,400,000(税別)

CD(Multi-Bitモード、前日のテスト)

X01Limitedより音がやや細やかで柔らかい。ヴォーカルの繊細さ立体感にもすぐれている。唇の濡れた感じが少し出てきて情緒感もX−01Limiteedよりも若干深い。 それでも、矢野顕子の声はまだ美しいというレベルには達していない。やっとふつうの歌手になったレベル。 ピアノの響きの成分は明らかに多くなっているが、まだグランドピアノの美し非響きを再現できているとはいえない。 X−01Limiteedで聞いていたピアノがアップライトだとすれば、X−01D2ではグランドピアノには昇格する。しかし、練習用グランドピアノ程度でコンサートグランドピアノの持つ豊かでリッチな響きまでには至らない。

アタックの再現性も向上しているし、バランス感もよくなっている。しかし、やはり惚れ込めるまでには至らない。 確かに、X−01Limiteedよりも良くなっているが、電源ケーブルやインターコネクトの変更でもこれよりは大きな変化を体験できることがある。トレーの動作が変わり、ターンテーブルの材質もグレードアップされているようだけれど、思ったよりのその差は少ないというのが正直な感想だ。

CD(1Bitモード)

 MULTI−BITに比べて音がなめらかになる。しかし、なぜか高域のピアノのビビリ音が非常に耳につく。ピアノの音には、確かに濁りやビビリ(不協和音)の成分は多いが、普段他のCDプレーヤーで聞くとこの音はこんなにも耳障りには聞こえない。高域に独特のリンギングを生じているのだろうか? 

高域の輪郭感や切れ味は増したが、反作用として前後の奥行きが浅くなっている。音は明らかによくなったと感じられる部分はあり、情緒的にも深まった部分はあるのだが、なぜか安心して音楽に入れない。少しの違和感とどきどきするような不安感を感じる。たぶん、音源が近くなりすぎて聞こえるせいだろう。 虫眼鏡で拡大して、あるいは近くのものを望遠鏡でのぞいているような、そういう感覚と説明すれば伝わりやすいだろうか?あんまり長時間聞いていたくない音だ。

CD(DSDモード)

ヴォーカルとピアノのエッジがMULTI−BITとは、少し異なっている。声にすこし柔らかさと肉が付くが、贅肉のような感じで好ましくない。ピアノの音も太くなるが響きも太くなり、全体に大味なイメージ。細やかだけれど繊細ではない。情緒も出ているが深みはない。MULTI−BITと1BITの中間の傾向より、MULTI−BITに近い音。

すでに4回連続で同じ曲を聴いているので、明らかに飽きてきている。本当にいい音なら、何度聞いても飽きてきたり、頭が痛くなってきたりしないのだが、X−01シリーズの音は、今回のシステムや私の本日の体調とは相性が悪いのかもしれない。何度も繰り返すように悪い音ではない。かといって、何回も繰り返して聞けるほどの音でもない。クォリティは高いのだが、どこか違っているようなイメージが消えない。ピアノのノイズ感は、このモードでも気になって仕方がない。ノイズが楽音に混ざらずに分離してしまう。本当のピアノでは、こんな音にはならない。ノイズがうまい隠し味になったり、ハーモニーにとけ込んでしまうからだ。楽器のノイズ成分が、楽音と喧嘩したら音楽が壊れてしまう。

CD(Multi−Bitモード)

X−01Limitedに比べて音がなめらかで落ち着いている。全般的に質感が高く静寂感を強く感じさせる静かな音だ。バックグランドのノイズが少ないので、音楽の細やかな表情もうまく出る。音像は、小さくまとまり後ろ側に展開する。 ヴォーカルのリップノイズも自然で誇張感が少ない。

情報量という点ではX−01Limitedと大きな差はないが、深みという点ではかなりの差がある様に感じられる。この音質なら、十分にこのソフトを楽しめる。ピアノの響きも美しく、ヴォーカルとピアノのハーモニーも自然に解け合う。ピアノのビリ付きもあまり気にならない。X−01Limitedの音が「アクリル」ならX−01D2は「クリスタルガラス」という質感の差が感じられる。

CD(1bitモード)

昨日とはうってかわって自然な音質。昨日の1BITでは、気になっていた高域のざらつきや若干の強調感がかなり消えている。ヴォーカルは滑らかで艶もある。

X−01Limitedで感じた嫌な付帯音は、まだ少し残っているがそれはふつうの人は絶対に気がつかないと断言して差し支えのない非常に微少なレベル。 MULTI−BITに比べ、若干細部の解像度が低下している様に感じられるが、このソフトには1BITのなめらかさが合っているようだ。

CD(DSDモード)

1BITの音とにているが、さらに細部の細やかさがでている。質感もさらになめらかになる。MULTI−BITが木綿豆腐なら、DSDは最上級の絹越し豆腐で1BITは、その中間。3つのモードの差はそんなイメージだ。

ROCKやJAZZ系のプログラムでパンチがほしいときにはMULTI−BIT、クラシックやスローなナンバーでなめらかさと質感がほしいときには、DSDと切り替えて使うとそれぞれの持ち味が生かされるように思う。若干のぱさつき感?完全にウェットにはならないドライさは残るものの、なかなか、心地よい音だと思う。

SACD(Multi−Bitモード)

X−01Limitedと比べて嫌な誇張感がほとんど感じられない。強いていえば若干の輪郭の誇張感は、あるのだけれどいい方向に音質にメリハリをつける方向に働いているが、UX−1SEと比べると音像が大きくヴォーカルの口も大きい。目の前で歌ってるというよりは、虫眼鏡でヴォーカルを拡大してのぞき込んでいる感じ。ピアノとの位置関係も不明瞭でお互いの空間がない。同一空間に音がぎゅーっと凝縮されている感じで悪くいうとヘッドホンのような音場感だ。

総じてX−01Limitedよりも細かく、質感もSN感も高い。一つ一つの音がしっかりと見えるイメージでマイナーチェンジによる音質改善効果はハッキリと感じられる。オーディオ的かつ虫眼鏡的に音の細部まで見通したいと考えているオーディオマニアには、ある種たまらない音だろう。

SACD(1Bitモード)

MULTI−BITよりもさらに誇張感が少ないが、音場が平面的だ。個々の音の質感は非常に高く、上品な音だが空間表現という部分ではもの足りない。もちろん、不十分というわけではないが、もっと前後方向に音が広がった方が自然で心地はずだ。

輪郭の誇張感が少ない分、なめらかで聞きやすいのだが、これ といった魅力を感じられない。端正に鳴っている感じ。バックグラウンドのノイズ感は、MULTI−BITよりも多い感じ、静寂感はMULTI−BITの方があった様に思う。

SACD(DSDモード)

1BITにくらべて圧倒的にSN感が優れている。霞がかかっていた音がベールを剥がされたように透明度を増す。誇張感も少なく、自然な感じ。納得できる音だがMULTI−BITの「危ない音」も少し懐かしい。

定位もDSDモードが一番よい。ヴォーカルとピアノの位置関係に空間が生じ、それぞれの音の空間が表現されるようになる。欲を言えば、前後方向の音の広がりはもう少し欲しいがこれでも問題はなく十分だ。整った自然な音。高額なCD・SACDプレーヤーとして支払う代価に見合うだけの音質を十分に持っていると感じさせられる。当たり前だが、CDと比べ音は明らかによくなっている。

AIRBOW “UX−3 Supreme Emotion” ¥950,000(税別)

CD(前日のテスト)

X−01シリーズの2機種と比べて圧倒的に空間のイメージが広い。固まっていた音がほぐれて部屋に広がるが、前後方向の音場の深さがもう少しあれば理想的になる。ヴォーカルはしっとりとして、歌のアクセントがはっきりと出てくる。矢野顕子が歌を愛でながら丁寧に歌っている感じが出てくる。ヴォーカルのリップノイズは、濡れて柔らかい唇を連想させ生々しい。 ピアノとのコンビネーションも向上する。

Xー01シリーズの2機種に比べてダイナミックレンジが広く、空間の見通しもよい。何よりも音が自然で無理がなく、明瞭度も解像度も増加するが、聞き疲れ感が少ない。ピアノの打鍵の音は引き締まるが響きには柔らかさがでて、ピアノ本来の音にうんと近くなる。さすがに同じ曲を5回も聴くと本当に食傷気味になりそうだが、このプレーヤーで聞くと音が耳の底に固まらず頭の中にまで自然に浸透してくるので嫌な感じがなく、普通に聞いていられる。嫌みが少なく、いい意味で気にならない音だ。

重低音の安定感、重量感を除いてX−01に劣る部分はないが、最低音の重量感や安定感では、X−01に敵わない。それは、VRDS−NEOメカニズムの各部が簡略化されコストダウンされている影響だろう。チューンナップによって中高域の情報量や質感、表現力は補えたが、重低音の部分だけは、メカニズムの素性を隠しきれなかったようだ。

CD

音が出た瞬間に、なめらかさと自然さが違うのがわかる。聞き込んでチューニングされた機械らしく、すべての音があるべき所にあり、圧倒的に自然で安心できる。音の細やかさ(解像度)は、X01D2とほぼ同等。情報量的には、ほとんど変わらないか、X01D2が少し多いかもしれないが、ノイズ感は、それよりも小さく、バックグラウンドにあったざわざわした感じがほとんど消えている。

X01D2(DSDモード)のような圧倒的ななめらかさとは違うがX01D2(MULITI−BITモード)よりは、音が格段になめらかで質感も高い。聞いていて疲れない。体の中に音がすっと入ってくる。等身大の矢野顕子の演奏を聴いているようだ。ピアノの余韻も美しい。嫌みや誇張感がない、良い意味で過不足のない音だ。

SACD

X01D2(DSDモード)と比べて、後が明るく輪郭がはっきりしている。前後方向の音の広がりもX01D2(DSDモード)より大きく、音場が前後に深くなりX01D2(DSDモード)では横一列に感じられたステージが左右に長い楕円から円に近づく。さらに違いが感じられるのは、上方向への音の広がりが大きくなったことだ。天井から背後に音が回り込んで行き、それが音場を立体的に感じさせ楽音の彫りを深くしている。

ピアノのアタックやヴォーカルの子音の明瞭度も高い。音楽的な抑揚が大きく、音楽性がよりダイナミックかつドラマティックに表現される。聞いていて楽しい。あっという間に一曲が終わってしまう。曲間の無音部も非常に静か。CDではX01D2(DSDモード)と比べて情報量はほぼ同等かやや少ないと感じられることがあったが、SACDの再生では完全に立場は逆転する。圧倒的に音が自然で、生々しい。

ディスクに録音されているノイズがリスニングルームの中で生じているノイズとの聞き分けがつかないから、この部屋には一人しか居ないのに収録されたノイズがあまりにも生々しいため他の誰かが居るような、ちょっと不気味な雰囲気まで感じられるほどだ。デジタルディスクからこれだけの音が出せるなら、レコードプレーヤーは必要ないだろう。

AIRBOW “UX−1 Supreme Emotion” ¥1,500,000(税別)

CD(前日のテスト)

音が出た瞬間に今まで聞いていたプレーヤーと全く世界が違うのを感じられる。圧倒的に自然。圧倒的に生々しく、圧倒的に美しい。 矢野顕子の声、ピアノの音、あらゆる音と音楽表現の深みの次元が違う。今まで聞いた「中央線」がすべて未完成なら、UX−1SEで聞く「中央線」は、彼女の最高の演奏に聞こえる。それくらい大きな差がある。涙が出そうなほど、心が音に共鳴し、感動に体が震えそうだ。今までも何度か聞き比べて「音」が違うことは確認していたが、これほどまでに「表現力」の違いを体験したのは今日が始めてだ。

6回目に聞く「中央線」だが、それでも演奏が全く別物に聞こえるほど、あらゆる部分がCDプレーヤーの次元を超越しているといっても過言ではない。これは、最高の素材を最高の状態で調理された「割烹料理」に近い。洋食のように脂っこくないし、強いていうなら薄味かもしれないが、向こう側が透けて見えるような透明感の中に数え切れないほど多彩な色や味が透けながら混じり合い、調和して最高の「美しさ」を醸し出している。日本人にしか作れない、透き通るような繊細なグラデーションの世界がとても美しく、音が肉体の表面を通過して直接心にとけ込んでくる。

CD

このプレーヤーは、音の広がりが全く違う。これまでの3台がリスニングポジションよりも前にステージが展開していたのに対し、UX−1SEはリスナーの後ろ側からも音が聞こえる。体全体が音に包まれる。ヴォーカルの定位も3台とは違って、楽器個々の音は非常に明瞭で繊細なのにもかかわらず、目に見えるような明確な定位をしない。それは悪いことではない。なぜなら生演奏では、楽音は目に見えるような明確な定位をしないからだ。オーディオディスクで目に見えるような明確な定位をするのは、マイクが楽器の直接音成分や隈取り成分をより集中的に拾ってしまうため生じる一種のイリュージョンで、そういうマイクの癖(録音時の歪み)を消してしまえるこのプレーヤーなら、他のプレーヤーでは楽器の音がハッキリしすぎてうるさく感じられるような録音のソフトでも、定位と音の広がりが生演奏に近くなり、とても自然に聞けるということなのだ。

情報量が圧倒的に多く、他のプレーヤーでは聞こえなかった「場の雰囲気」や「空気感」までもが手に取るように克明に感じられる。音と音楽の次元が違う。言葉ではうまく言い表せないが、都会の空気と高原の空気が違うように、都会の空の高さと高原の空の高さが違うように、そんな差を感じさせられる。圧倒的に澄み切って透明度の高い、いつまでも聞き惚れていたいと感じられるほどの高音質がごく自然に実現する。

SACD

CDと同一の印象だが、SACDとCDの音質の落差が最も少ない。CDでさえX−01シリーズのSACDを上回るほどの情報量が感じられる。

聞き比べた瞬間は、UX−3SE2の方が音が良いか?という錯覚に陥るが、聞き慣れるとUX−1SEの情報量が圧倒的に細やかで自然なため、個々の音の実在感が小さいためだとわかる。UX−1SEの音は、まるでハイビジョンとそうでない番組を比べるように、他のプレーヤーよりも圧倒的に静かで自然できめ細かい。

ヴォーカルの声もピアノの音もとても美しい。しっかりしているのに堅くない。UX−3SE2で実現した上方向への大きな音の広がりが左右方向へも展開し全身を囲むように音が広がる。音で形作られた空間の中に自分が浮かんでいるような感じがする。

ピアノの余韻も非常に美しく、選りすぐられた楽器の音、トップクラスの歌い手の声がどれほど美しく、特別なものかを誰もが感覚で理解できるサウンドだ。ピアノの打鍵のタッチの繊細さ、鍵盤を打つ指の速度、楽器のアタックから余韻へのプロセスを楽器を弾く人や音楽家なら完全に理解できるはずだ。ピアノのボディーの厚みや共鳴板、箱の中の響きも非常によくわかる。ピアノの弦一本一本の音までも目に見えるように聞き取れる気がするほどだ。

これは、すでにオーディオの音ではない。生演奏よりも生々しく、生演奏よりも美しい。コンサートに出向いて音楽を聴くことを躊躇わせるほどの音楽が自宅で演奏可能となるのだから。

2007年 2月 18日 清原 裕介

 

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