NEC HT1100J 画質テスト 2004年2月発売“NEC HT−1100J” 前モデル“NEC HT−1000J” 対抗機種“SHARP XV−Z200” 3機種ののDLP(単板)プロジェクターの画質比較テストを行いました。
HT1000JからHT1100Jへのマイナーチェンジの概要
3種類のプロジェクターの主要スペック比較
リモコン比較
左からNEC・HT1000J/ NEC・HT1100J/ SHARP・XV-Z90(旧モデル)/ SHARP・XV-Z200
メニュー画面(画像調整項目)の比較
リモコン同様、業務用的なメニュー画面。最低限の映像調節機能しか搭載されていませんが通常はこれで十分。
シアタープロジェクター標準ともいえる「使いやすく、豊富な調整機能を持つ」現代的なメニュー画面に更新されました。 「ホワイトバランス/RGB調整」に加え、補色系の補正が可能となったため微妙な色調調整の追い込みができる「詳細設定」が追加されました。 HT-1000Jでは、DVI-D入力時には画質調整が「映像モード切り替え(ビデオ、ムービー、sRGB等5種類のプリセットメニューより選択)」のみでしたが、HT-1100Jでは DVI-D入力時もアナログ信号入力時と同様の「詳細設定」が可能となりました。
カラフルなメニューで親しみやすく、アイコン表示で視覚的に分かりやすく直感的な操作が可能です。 DVI-D入力時は、HT-1000Jと同様、詳細な映像調整はできません。 各機種の排気部・端子形状
(左)HT1000Jと(右)HT1100Jランプ光源漏れの色違いが確認出来ます。
HT-1100JとHT-1000Jの明るさの比較 HT-1000JからHT-1100Jへのマイナーチェンジで「新型ランプの採用」により「輝度(明るさ」が約一割(1000ルーメンから1100ルーメンへ)向上しました。 この「新型ランプ」は、後期モデルのHT1000J(現在逸品館で発売している商品)にも搭載されており「新型ランプを搭載したHT1000Jの輝度」はHT-1100Jと同等の「1100ルーメン(カタログには未記載)」向上しています。 また、すでに[HT1000J」をお使いの場合でも、「新型ランプ(LT6-LPK)」へのランプ交換で輝度が向上します。
左が、HT-1000J初期モデルに搭載されているランプ[LT60LP]。右が現在のランプ[LT60LPK]。リフレクター部(反射板)が変わっています。 現在お使いのHT-1000Jにどちらのランプが搭載されているかは、ランプを外して「ランプ本体側面シールの型式番号」を見て頂ければ分かります。
左が「旧ランプ/LT60LP」。右が「新ランプ/LT60LPK」。
アイリス(絞り)の設定による画質の違い HT-1100Jを使って、アイリスの設定による画質の違いをテストしました。
デジカメ画像だと少しわかりにくいですが、実際には開口率100%だと明るすぎるため「中間調」がやや飛び気味となり、投射映像の質感が低下します。逆に開口率60%まで絞ると、暗部がつぶれ気味となり「暗いシーン」が見づらくなります、ソフトに合わせて調整するとよいでしょう。 HT1100Jの持ち味である、「TVライクで抜けの良い映像」をご覧になりたいなら「開口率100%」がお薦めです。TV・ビデオ収録された画像は、特に相性が良く画像の切れが良く見栄えがします。 2004.3.6 |
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