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Luxman (ラックスマン) E-250 音質 試聴 レビュー メーカー希望小売価格 \128,000(税別) (Luxman製品のお問い合わせ・ご注文はこちらからどうぞ) 「Luxman(ラックスマン)」から、Luxmanのエントリー・フォノイコライザーアンプとして2008年に発売されたE-200の後継モデル「E-250」が発売されました。「E-250」では、新たにカートリッジの特性に合わせた負荷インピーダンスと負荷容量の切り替え機能が搭載され、お使いのカートリッジの能力を今までよりも深く引き出せるようになっています。MC対応昇圧トランスも内蔵され、MM/MCのカートリッジにフル対応します。 Luxman E250 の特長 ・カートリッジに最適化する負荷調整(新機能) E-250には、初段のFETをパラレル接続することで低ノイズを実現した、高S/NのNF型イコライザー回路が搭載されます。また、モノラルレコード再生時に便利なモノラルスイッチや、レコードの反りから発生する低周波をカットするローカットスイッチも採用されています。 ・2系統入力を装備 ・大容量の電源回路 ・アーティキュレーター機能(カートリッジ/MCトランス消磁機能) 試聴環境 スピーカーには、Vienna Acoustics 「Beethoven Concert Grand(T3G)」、アンプにはAIRBOW PM11S3 Ultimateを組み合わせました。 Vieena Acoustics Beethoven Concert Grand(T3G) (この製品のお問い合わせ・ご注文はこちらからどうぞ) AIRBOW PM11S3 Ultimate (この製品のお問い合わせ・ご注文はこちらからどうぞ) Phasemation P-3 生産完了モデル (Phasemation製品のお問い合わせ・ご注文はこちらからどうぞ) Nottingham Interspace HD 生産完了モデル (Nottingham製品のお問い合わせ・ご注文はこちらからどうぞ) 試聴ソフト 試聴したレコードは2枚です。「The LA4:Pavane Pourune Infante Defunte(亡き王女のためのパバーヌ)」。このレコードはダイレクトカッティングで非常に音が良く、演奏も抜群の1枚です。もう1枚は、「Clair Marlo:Let It Go」。このレコードは、高音質なソフトのみを作り続けてきた「Sheffield Lab」レーベルから発売される「2トラックダイレクト録音盤」です。
総合評価 今回は、AIRBOW 昇圧トランス+MM入力と内蔵トランスを比較しましたが、どちらも明るく楽しい音質で、立体感(音の広がり)にも優れていました。いかにもレコードを聴いているという、この音質はとても気持ちの良いものです。 今までに聞いたLuxman フォノイコライザーアンプの音質は、真空管を使うQUAD QC-24Pに比べると、色彩感が薄くいかにも「石(トランジスタ−)」という傾向です。しかし、E-250は例外的に、色彩が濃く、音楽が楽しく躍動する方向の音質に変化していました。 弱点は、低域が少し緩い(膨らむ)ことと、MCカートリッジを使ったときにゲインが低い(音が小さい)ことです。前者には対応策はないのですが、後者はアンプの音量を上げれば対応できます。しかし、同じボリュームの位置でCDの半分程度の音量しか出ないので、ゲインはもうすこし上げるか、切替が欲しいとことろです。長所は、価格が比較的安いこと、2系統の入力が装備されていることです。 この価格帯では、満足度の高い製品に仕上がっていると思います。 2016年2月 逸品館代表 清原裕介 |
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