NOTTINGHAM (ノッティンガム)
INTERSPACE/HD ・ SPASEDECK
SPACEDECK/10TH ・SPACEDECK/HD
比較テスト

逸品館お薦めの[NOTTINGHAM]レコードプレーヤーですがレコードプレーヤーとしては、モデルチェンジや限定モデルの発売が早く「一体何時何を買えばいいのか?」迷ってしまいます。今回は、ノティンガムでは普及価格帯(これで十分です)の4機種のプレーヤーを比べました。(画像はクリックで拡大します)

NOTTINGHAM
INTER-SPACE/HD
生産完了(税別)

NOTTINGHAM
SPACE-DECK
生産完了(税別)

NOTTINGHAM
SPACE-DECK/10TH/SHORT
生産完了(税別)

NOTTINGHAM
SPACE-DECK/HD/10TH/SHORT
生産完了(税別)

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それぞれの仕様
[INTER−SPACE/HD」は、モーターとプラッットフォームが「一体」になっています。
[SPACE−DECK]の3機種は、「プラッターテーブル(下の置き台)」と「モーター」および「電源部」は同じ物が使われています。(上の写真をご覧下さい)3モデルの違いは「プラッター(ターンテーブル)」と「アーム」の仕様によります。

アームの違い
アームは、[SPACE−DECK]のみ軽金属で、その他はカーボンパイプのアームが採用されている。

インタースペースのアームは、カーボンパイプ径がスペースデッキよりも小さく、カウンターウエイトの形状や重量が異なっている。

カートリッジ取付部分や、リフターなどの可動部分は上位機種と同じ物が採用されている。

スペースデッキのアームは径の太い軽合金製で他の3機種とは明らかに異なる。

カートリッジ取付部分や可動部分も異なっている。

スペースデッキ10THとHD/10THのアームは、同一品(NEW SPACE-ARM)。

インタースペースデッキよりもやや太いカーボンパイプが使用され、カウンターウエイトの形状が異なり重量も重い。


プラッター(ターンテーブル)の違い
プラッターは、[SPACE−DECK/HD]を除く3機種が同じ「亜鉛合金製の重量級プラッター/7s」を採用しています。
[SPACE−DECK/HD]では、更に「カーボングラファイト製の2.5sプラッター」がその上に重なります。

INTER-SPACE/HD
亜鉛合金製/8s

SPACE-DECK
亜鉛合金製/4s
SPACE-DECK/10TH
亜鉛合金製/7s
INTER-SPACE/HD/10TH
カーボングラファイト/2.5s

亜鉛合金製/7s

音質の違い

INTER−SPACE/HD
NOTTINGHAMの末っ子「スペースデッキ」は、上級機譲りの亜鉛合金製プラッターとカーボンファイバー製アームが装備されています。上級機との違いは、プラッターとモーターが同一プレート上にセットされていることです。(上級モデルはセパレートになっている)プラッターとアームにほとんど違いがないことから分かるように、このモデルのコストパーフォーマンスは非常に高く、通常はこれ以上のモデルは不要と感じるほどです。
カートリッジには、ORTOFON MC20/Super2(完了品)。昇圧トランスに「逸品館オリジナル J’s5471」。フォノイコライザーに、やはりオリジナルの「OB1/KAI(完了品)」を使用。アンプは[LITTLE PLANETE2]。スピーカーには[PMC OB1+AIRBOW CLT−THEATER]でレコードを試聴しましたが、3号館で出せる最高のCDの音を[10]とするとレコードの音は、優に[20〜30]と感じるほどの素晴らしい音を出すことが出来ました。
レコードの試聴の事前にOB1をTMS(トルクマネージメントシステム)で調整したことも非常に大きな効果があり、CDとレコードの音質差を大きくする(違いを明確に再現する)ことに一役買ったようです。
3号館に展示している[INTER−SPACE/HD]は、ターンテーブル・シートをRINGMAT(生産完了品)に交換し、脚の下に「逸品館オリジナルのWOOD STABILIZER」を敷いています。さらにカートリッジに音質改善措置を施しています。このような「地道」で「情熱的なセッティング」にレコードはCDより遙かに敏感に答えてくれます。
一度手ぶらでもレコード持参でもかまいませんから、3号館を訪れて上記のシステムでレコードを聴いてみませんか?「本物のピュアオーディオの凄さ」に度肝を抜かれることになるでしょう!

SPACE−DECK
唯一「軽合金アーム」を採用しているこのモデルは、すでに輸入が途絶え「受注発注品」となっています。プラッターの重量も軽く、スペック的には他のモデルと大きな差があります。しかし、音質的には「独特の透明感と柔らかさ」があり、捨てがたい「味」を持っています。
手持ちのSPACE−DECKのプラッターをバージョンアップして[SPACE−DECK/HD]に変える「HDキット/¥200,000」が発売されていますから、すでにこの製品をお使いなら買い換えではなく、バージョンアップをお考え下さい。
「HDキット」を組み込み事で、中低域の厚みと静けさが増し、ワンクラス上のプレーヤーに生まれ変わります。

SPACE−DECK/10TH
SPACE−DECK/10THには、INTER−SPACE/HDと同じモデルのカートリッジ(音質改善措置無し)を取り付け試聴しました。INTER−SPACE/HDとはねプラッターはほぼ同じ、アームが上級モデルとなり、モーターとプラッターテーブルを分離することで音質の向上を狙っています。
その効果で、INTER−SPACEよりも中低域に厚みがあり、実在感・気配感がさらに深まりますが、違いは驚くほど大きいと言うわけではありません。予算を生かそうとお考えなら、SPACE−DECK/HDを購入する予算でINTER−SPACEと良いカートリッジを購入なさることをお勧めします。
しかし、すでに手元に良いカートリッジをお持ちなら、それを生かすためにSPACE−DECK/HDを選ぶのはよい選択だと思います。このモデル以上のレコードプレーヤーは「非常に贅沢」だと感じられる「十分な性能」を持っています。

SPACE−DECK/HD/10TH
ほとんどプラッタ一枚の追加で、価格が20万円も上がります。しかし、その音を聴いてしまうと・・・納得させられます。
国内プレスのレコードが海外プレスのレコードに変わったように、廉価プレスのレコードがオリジナルプレスに変わったように聞こえるほど「劇的な改善」を感じさせられます。
微少信号の分解能が向上し、最低域方向の音の伸びが圧倒的に深くなります。中高域の静けさと透明度も向上し、素晴らしく見通しが良く晴れ晴れしい音質です。まさに「SPACE」の名がふさわしい広大な音場空間が出現します。

まとめ

はっきり言ってNOTTINGHAMは、「INTER−SPACE/HD」で十分です。このモデルを使いこなすだけで、他メーカーなら50〜100万円の製品に勝とも劣らない音質が実現するからです。
しかし、「SPACE−DECK/HD」を聴いてしまうと、その圧倒的な「表現力」に心が揺らぎます。刹那的、麻薬的、悪魔的な音の良さと表現の深さを感じさせられるからです。
更に上級のモデルもありますが、聴けば止められなくなる「麻薬のような表現」に磨きが掛かり、設計者トム・フレッチャーの罠に嵌ってしまうでしょう。
自制心がある人には「INTER−SPACE/HD」を。人よりも少しでも良いものが欲しいという方には「SPACE−DECK/10TH」を。最高のプレーヤーが欲しいとお考えの方には「SPACE−DECK/HD/10THを。自制心が切れてしまったオーディオフリークには「更に上級もモデル」をお薦めします。
いずれにしても「アナログプレーヤーの購入」は、NOTTHINGHAM製品をチェックしてからにしないと必ず後悔するでしょう。

2004年9月 清原 裕介

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