AUDIO PRO サヴウーファー音質比較テスト SW-150、B2.27 Mark2、B1.28、B1.36

AUDIO-PRO B2.27 MARK2 サブウーファー AIRBOW IMAGE11/KAI サブウーファー 音質 評価 テスト 使い方

逸品館のリクエストにより人気モデルB2.27の後継モデルとして発売されたB2.27 Mark2と
現在好評発売中のAUDIO-PROの主力モデルSW150、B1.28、B1.36と音質比較テストを行いました。  

逸品館がその音質に惚れて再生産を開始した audiopro B2.27 Mark2 サブウーファー音質テスト(2)

audiopro SW-150、B2.27 Mark2、B1.28、B1.36 比較テスト

外観と主な仕様


(左)AUDIO-PRO SW150、(右)AUDIO−PRO B2.27 Mark2


(左)AUDIO-PRO B1.27、(右)AUDIOーPRO B1.38

AUDIO-PRO SW150
生産完了しました生産完了しました

形式 ace-bass方式アンプ内臓バスレフ型
ユニット 165mm ウーファー
再生周波数 30〜100Hz
ローパスフィルター 50〜100Hz,24dB/oct
ハイパスフィルター 100Hz,6dB/oct.
外形寸法 W270×H330×D375mm
重量 10.4kg

AUDIO-PRO B2.27 Mark2
逸品館販売価格:¥70,000(税別)
ごの製品のご注文はこちらから

形式 アンプ搭載型サブウーファーシステム
ユニット 162.5mm×2 ウーファー
ハイカット 50Hz-100Hz(連続可変 / 12dB/oct)
周波数特性 26Hz〜ハイカット周波数
許容連続出力 150W
外形寸法 W340XD380WXH370mm ※突起部含む
重量 13.2kg

AUDIO-PRO B1.28
生産完了しました

形式 175Wアンプ内蔵バスレフ式
ユニット 200o×1ウーファー
再生周波数 27-100 Hz
ハイパスフィルター 100Hz , 6dB/oct
ローパスフィルター 50-100Hz , 24dB/oct
サイズ W320xH400xD380o
重量 16.8 kg

AUDIO-PRO B1.36
生産完了しました

形式 200Wアンプ内蔵バスレフ式
ユニット 250o×1 ウーファー
再生周波数

25-100 Hz

ハイパスフィルター 100Hz , 6dB/oct
ローパスフィルター 50-100Hz , 24dB/oct
サイズ W350xH460xD410o
重量 20 kg

音質テスト

音質比較テストは、次の条件で行いました。

テスト時の設置環境

DVDプレーヤー : AIRBOW DV9600/Special


AVアンプ : AIRBOW  PS8500/Special

スピーカー : AIRBOW IMAGE11/KAI2
 

ケーブル : AIRBOW WE-01

試聴ソフト

NORAH JONES

Come away with me

Format:CD (PCM 44.1KHz/16Bit)

輸入盤 : 7243 5 32088 2 0

2002年録音

3曲目「コールド・コールド・ハート」をテストに使用しました。この曲は、冒頭からベース音が入っており、またその後すぐにピアノやボーカルといった中音域が入ってくるため サブウーファーの調整にはもってこいです。ウーファーの音量 が大きかったり、設置が不十分だとボーカルが濁ったり、各楽器分離感の透明度が落ちたりするので、判断がしやすいと思います。

サブウーファーの設置位置

1号館シアタールーム内の、@〜Bの位置にサブウーファーを置き、それぞれのサブウーファーによる音質の変化をテストしました。
※本来サブウーファーはもう少し大きな円の位置に設置するのが理想ですが、展示品を動かすことができなかったため、今回のテストではギリギリの位置に設置しています。

SW150

@の位置

このサイズのウーファーに使われているユニットは、IMAGE11/KAI2とサイズが近いため、低音がブーミーになりにくく、比較的調整も楽で、すぐにサブウーファーの設置効果が分かります。

ボーカルは、ほどよい肉付きが感じられ、十分な音の広がりを得ることができます。

低域の量感はそれほど多くはありませんが、約12畳の1号館シアタールームにはちょうどよい量感だと思います。 12畳を超えるリスニングルームになると、やや量感を少なく感じる場合があるかもしれません。

Aの位置

Aの位置に変更するとやや低域のズレを感じます。

このままだと全体の音の拡がりはやや押さえられてしまいます。

ボリュームをほんの少し下げるとバランスがよくなり、低音の指向性もやや緩やかになりました。SW150は正面に近い設置が理想的だと思います。

Bの位置

サブウーファーの低域がまったく感じられなくなり、中高音やボーカールが濁ってしまいます。

ボリュームが小さいのかなと思いボリュームを上げてみると、サブウーファーの低域だけが強調されてしまい、フロントスピーカ−との音のつながりが感じられませんでした。 後ろにしか置き場所がないなら、SW150はお薦めできません。

B1.28

@の位置

SW150ではこれ以上リスニングルームが広くなると低域の量感が少なく感じられやや物足りなくなりましたが、 B1.28ではそれを全く感じません。

余裕のあるたっぷりとした低域で音の広がりや透明度も 1〜2程増したように感じられます。

Aの位置

やや低域がスッキリとし、引き締まった感じで、SW150を正面に設置した時(@の位置)と印象が近くなります。

Bの位置

SW150と同じくボーカルの透明度が落ちてしまいます。低音が痩せてしまう程の印象はありませんが、 @の位置と比べるとボリュームの調整がよりシビアになり全体の音の広がりが押さえられてしまいます。

B2.27

@の位置

ウーファーのサイズが小さくなったにもかかわらず、B.1.28よりも低域の量感が多くなった事に気づかされます。

しかし、その量が増えてもブームになるのではなく、良好な質感を保ったまま部屋いっぱいにまんべんなく低音が広がっている印象です。

サブーウーファー自体の音質がどうこうというよりは、IMAGE11/KAI2を含めて部屋の空気感がひとつになった印象を受けます。

テストした機種の中では、圧倒的に広がりが豊かでIMAGE11/KAI2のような小型スピーカーを聞いているというよりも、 もっとグレードが高くて大きな一つのスピーカーを聞いている感じになります。

目を閉じ集中して聞いてみると、音の深みが相当アップしている事が分かります。

Aの位置

おそらく目隠しをされた状態で知らない間にウーファーを動かされていたとしても分からないぐらいの変化です。

15〜20畳ぐらいの広さのリスニングルームでも問題なく部屋中に低音が広がるとおもいます。

@〜Aの変更ではボリュームの調整はほとんど必要ありません。 

この時点で十分な設置性の高さを感じることができます。

Bの位置

後ろに設置しているにもかかわらず低音が前から出て来るのには驚きました。

Bの設置位置はとんでもない位置なのですが、それを全く問題とせず全体のバランスがまとまって、 部屋中に音が広がる感じがよく分かります。 

真後ろの設置でも、まったく違和感を感じる事なくスムーズな音の繋がりを聴かせてくれます。

B1.36

@の位置

調整が難しい、部屋の広さにやや無理があるのか他のモデルに比べなかなかボリュームの大きさが決まらない。

ボリュームを上げすぎるとボーカルが濁るし、下げすぎると効果が感じられなくなります。

B1.36はこのタップリとしたこの余裕のある低音が特徴ですが、さすがに B2.27をテストした後だと調節を難しく感じてしまいます。 より広いリスニングルームを意識した音作りがなされているのでしょう。

IMAGE11/KAI2との組合せでは、どうしても他のモデルと比べやや低域がもたつきます。IMAGE11/KAI2がB1.36に組み合わせるには小さすぎるためでしょう。もっと大きなスピーカーを大きな部屋で聞くときに使いたい製品です。

Aの位置

Aの位置での第一印象は「全体の音がまとまらない」「低域に違和感を感じる」 でした。

ボリュームがそのままでは、まずステージの立体感が感じられないので、ボリュームを少し上げるとやや定位の悪さが緩和しました。

部屋の環境によってさらに緻密なボリューム調整が必要になるでしょう。

Bの位置

B1.28をBの位置で聴いたときよりもバランスが良いです。

Aの位置に置いたときよりも低域がタイト(スピーディー)に聞こえます。

しかし@の位置と比べると全体の音が若干中高音にシフトしてしまうので、ベースの立ち上がりが弱く感じてしまいます。

まとめ

過去に何度かオーディオプロのサブウーファーの説明を行ってきましたが、 今回のテストでもAUDIO-PROのサブウーファーは総じて質が高く、 国産のサブウーファーと比べるとどれを取っても低域のクオリティーの高さが半端でない事を改めて体感いたしました。

今回のテストはあくまでもIMAGE11/KAI2との組合せで行ったため、良い結果が得られなかった場合がありましたが、AUDIO-PROのサブウーファーなら他メーカーの製品に比べると、どれをお選びいただいても音質は遥かに良好ですし、 セッティングも容易です。

AUDIO-PROのサブウーファーシリーズに新たにB2.27 Mark2が加わった事で選択肢は大きく広がったと思います。

もしサヴウーファーの設置場所がなくて購入を あきらめていた方がいらっしゃったなら、ぜひ1号館店頭でB2.27 Mark2を聞いてみてください。 リスニングポイントの真後ろに設置してもその大きな音質改善効果を実際に体感していただけます。

B2.27 Mark2は、きっとお客様の今後のAVライフに大きな影響をあたえてくれるはずです。B2.27 Mark2でぜひともサブウーファーの新しい可能性をご体感くださいませ。

2008年3月 オーディオスタッフ 須川 孝治

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