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YAMAHA ヤマハ CD-N500 Audiolab オーディオラボ M-DAC 音質 比較 テスト 試聴レビューYAMAHA CD-N500 音質テスト
CDとネットワークオーディオ、2つの音源を再生するためにYAMAHAが新たに作り出したのが、CDとネットワーク/USB再生機能を持つCD-N500です。この製品は、CDとネットワーク/USB用の電源部をそれぞれ独立させたダブル電源構成に加え、CD部とネットワーク部の基板をブロック化し、音声信号の相互干渉を最小限に抑制するなど価格を超えた贅沢な回路を採用し、さらに音声信号経路の最短化、DAC部を電源部から遠ざけるなど、細部にまでこだわった回路設計により、音の純度を損なうことのない正確な音場再現を追求した筐体構造を採用しています。 今回はこのCD-N500の「プロトタイプ」をメーカーから拝借し、Bladelius Thor Mark3の音質テストの後に続けて試聴を行いました。 音質テスト
YAMAHA CD-N500 総合評価 基本的な音調は、低音が少し薄く高音がやや勝ち気味で、クリアで少し硬質なイメージを感じさせる「ヤマハの音」といった感じです。USBメモリーの再生音質はあまり芳しくありませんでしたが、CDとネットワークの音質は、価格を十分納得させられると思います。 癖が少なくややあっさりとした音質も、ヤマハのピュアオーディオモデルに共通する音色そのものです。 仕上げの質感は高く、USBメモリーやネットワークの接続と表示の切り替わりは早く、まったくストレスを感じさせません。インターフェイスもわかりやすく、つまみ類も使いやすく操作感も良い感じです。 PC色の強いネットワーク機器の中にあってCD-500Nはその名の通り、ネットワーク接続で音の良い「CDプレーヤー」というイメージの商品です。CD中心の音楽鑑賞から、ネットワーク中心の音楽鑑賞に移行したいとお考えのオーディオファンにぴったりの商品だと思いました。手元にあるCDを機器ながら、それをリッピングしてネットワークで聞きたい、あるいはCDもダウンロードできる高音質音源も両方聞きたいとお考えのお客様にぴったりの製品だと思います。 Audiolab M-DAC 音質テスト 生産完了品2011年2012年とWHAT HIFIで五つ星を獲得したD/Aコンバーター audiolab M-DACを輸入代理店の"YST”から拝借し。YAMAHA CD-N500/ロトタイプの音質テストに引き続き、Bladelius Thor Mark3とBeethoven Concert Grand(T3G)の組み合わせで試聴を行いました。
Audiolab M-DAC 総合評価 PCオーディオが台頭した当初、その音は高域が硬く抜けきらず、低域が甘く、「初期のCDのように悪い意味でのデジタルの癖」が感じられました。しかし、それからたった数年でその音質は大きく改善されつつあります。 中でも「すでに音の良いデジタルオーディオ機器を発売した実績を持つオーディオ・メーカー」から発売されるPCオーディオ関連機器(主にDAC)には、高級CDプレーヤーに匹敵するほどの音質を持つ製品も存在します。今回テストした日本では比較的地味な扱いの「Audiolab」から発売されるM-DACは、私の予想を大きく超える良い音質に仕上がっていました。さらに高級オーディオ機器の音作りに於いて避けられない「メーカーの味付け」が感じられないところも素晴らしいと思います。確かに、味がないのが良いのか悪いのか?判断は難しいところですが、PCオーディオならではの「無個性」を見事に「個性」に転換した、M-DACは音楽を公平に再現する装置として大きな価値を持っていることに間違いありません。 高いもの、売れているものが「必ずしも優れているのではない」というのは、オーディオ機器だけではなく音楽業界も同じです。PCを使って音楽を聞きたいとお考えなら、M-DACは比較的低価格でその望みを確実に叶えてくれる数少ない製品の一つです。 2012年12月 逸品館代表 清原 裕介 |
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