QUAD Artera Play(アルテラプレイ) Artera Stereo(アルテラステレオ) 動画 比較 試聴 音質 評価 販売 展示 価格 レビュー 評判
QUAD(クオード)
Artera(アルテラ) Play 、 Stereo 音質評価動画レポート
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QUAD(クオード)から発売された、
Artera(アルテラ)は通常コンポの2/3のサイズで高音質とハイパワーを実現する、QUADの伝統的なスタンスでデザインされた、幅320mmのセパレートアンプです。2016年に登場した新型は、「仕上げの良さ」が違います。精緻で厚みのあるアルミフロントパネル、NC削り出しのヒートシンク、QUADの文字が透ける用に印刷されたおしゃれな厚いガラス天板が与えられています。
このページは、「Arteraの文字による評価」に加え「高音質音声付き動画」で評価しました。
彼らがプリアンプとして作った「Artera Play」ですが、純粋なアナログプリアンプではなく、プリアンプにCDプレーヤーとUSB-DACをドッキングさせた構成を持ち、2系統のRCA入力に加え、CD再生機能とUSBを含む5系統のデジタル入力が装備されます。出力はRCA/XLR、各1系統です。
Artera
Playの特長
・バッファメモリーを装備しジッターを強力に除去
デジタルデーターを蓄えるための「バッファメモリー」が装備されます。1系統のUSB入力、同軸光各2系統のS/PDIF入力だけではなく、スロットローディオングCDメカニズムから読み込希多デジタルデーターは、一端この「バッファメモリー」に入力され、ジッターが取り除かれた後、DACに送り込まれます。
・4種類のデジタルフィルターを選択可能
個人的な好みや音楽やディスクの録音の状態に合わせて選択できる、「4種類」のデジタルフィルターが装備されています。
・クラスA級出力回路を搭載
プリアンプの決め手となる出力回路には、クラスA級バランス出力回路が搭載されます。
・ESS Sabre32 9018を搭載
Artera Playには、32ビット×8チャンネルのハイブリッドマルチビットデルタシグマDAC回路を内蔵し、高速で歪みの少ないDA変換を可能とするESS
Sabre32 9018 DACチップが搭載されます。入力されたデジタル信号は、このチップの最大解像度、384kHz/32bitでDA変換され、微小信号の再現性が大きく高められています。
・豊富なデジタル入力を装備
RCA/光(TOS)各2系統のS/PDIFデジタル入力と、ハイレゾに対応するUSB-Bタイプの合計5系統のデジタル入力を装備します。アナログ入力は、RCA(アンバランス)2系統を装備します。
・ハイレゾ/DSD対応
S/PDIF入力は「96kHz/24bit」、USB入力は「384kHz/32bit」までのPCMデータ、DSD256までのハイレゾデーターに対応します。
・RCA/XLRの出力を装備
RCA(アンバランス)、XLR(バランス)、各1系統のプリアウトを装備します。
・タッチパネルの採用
インジケータ・ウインドウはタッチパネルが採用され、インジケータに触れることでプリアンプを操作できます。また、これによりスイッチの省略が可能となり、パワーアンプとマッチするシンプルなデザインが実現しています。
Artera
Stereoは、QUADパワーアンプの伝統に沿い、320mm幅のコンパクトサイズで140W/8Ωの出力を発揮する、小型ハイパワーアンプです。外観の仕上げも非常に美しく、Playと同じ「ガラス天板」に、NC削り出し加工された精緻な「放熱フィン」が採用されています。デザインを合わせるため、この「放熱フィン」は、発熱しないPlayにも装備されます。
Artera
Stereoの特長
・小型軽量、パイパワー設計
小型で高音質なコンポーネントを設計するためには、「消費電力の小さな回路を一つにまとめる」ため、プリアンプにDACを内蔵することが理想的です。プリアウトを持つこの先進設計のDAC/CDプレーヤープリアンプ「Artera
Play」のパートナーとして生み出されたのが、幅320mm、重さ15キロの小さな筐体から140Wの出力を発揮する「Artera
Stereo」です。
・QUAD伝統のカレントダンプ・テクノロジーを採用
「Artera Stereo」は、低出力時は微小信号の再現性に優れるクラスA級で動作し、ハイパワー動作時は発熱の少ないAB級に動作が切り替わります。QUAD 405から採用されているクラスA級増幅の優れた長所を合わせ持つ効率的な「カレントダンプ・テクノロジー」回路の採用により、「Artera
Stereo」は、小型のボディーからハイパワーを発揮でき、発熱も非常に小さくなっています。
試聴環境
試聴は、Artera playでCDを12時間連続でリピート再生してから行いました。スピーカーには、Audiopro
FS-20 ピアノブラック仕上げとMAGICO
Q-1を使い、いつも試聴に使っている「CD-R」の試聴後、同じデーター(WAV
44.1kHz/16bit)をAIRBOW MSS-i3 MsHD6.7に取り込み、搭載する高音質再生ソフト「HQ
Player」を使って「WAV 354kHz/24bit」のハイレゾデーターにアップサンプリングを行い、USB接続(Wireworld
USB Violet 3.0mを使用)でArtera
playで再生して、その音質を比較しました。
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Della
「せせらぎ」 |
Decca
「Your Best Tunes」 |
Grace
Mahya
「Last Live at DUG」 |
noon
「500 Miles」 |
DENON
「新世界」 |
システムのメンテナンスにも使える、川の流れる音を収録した自然音のソフトです。
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どこかで聞いたことがあるクラシックを集めたソフトです。弦楽セレナードを聴きました。 |
試聴によく使います。録音が最高!もちろん演奏も素晴らしいです。 |
音質と演奏に優れる楽曲が集められたダイジェスト盤。"500Miles/noon"
を聞きました。 |
ワンポイントステレオマイクで録音された、良質なソフトです。納得の音質、納得の演奏。第2楽章を聞きました。 |
2016年3月 逸品館代表 清原裕介