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ヘッドシェル・昇圧トランスでレコードを手軽に音質アップ!audio-technica(オーディテクニカ)ヘッドシェル AT-HS10、AT-LH15H
Phasemation(フェーズメイション) 昇圧トランス T-300AIRBOW(エアボウ) 昇圧トランス T4-291DENON DP-500MにPro-Ject ULTRA 500を組み合わせて行った、audio-technica 新型MCカートリッジ「AT-OC9 Xシリーズ比較試聴」の後に、ヘッドシェルと昇圧トランスでどれくらいの音質アップが実現するかを試してみました。 AT-HS10 メーカー希望小売価格 4,400円(税別) 使いやすさと高音質が織りなす軽量アルミ製ヘッドシェル。 AT-LH15H メーカー希望小売価格 11,500円(税別) T-OC9X/VM95シリーズなどに最適な高品位アルミニウム製ヘッドシェル。標準タイプ:約15g
Phasemation T-300 メーカー希望小売価格 45,000円(税別)
AIRBOW T4-291 販売価格 88,000円(税別)
試聴環境 Pro-Ject フォノイコライザーアンプ PHONO BOXシリーズ、audio-technica MCカートリッジ AT-OC9Xシリーズの聞き比べに続いて、カートリッジを取り付けるヘッドシェルとMCカートリッジをMM入力(低いゲイン)で使用するために使う昇圧トランスによる音質変化(お手軽グレードアップ)を試してみました。 引き続き、レコードプレーヤー DENON DP-500Mを使い、フォノイコライザーアンプ Pro-Ject PHONO BOX ULTRA 500、プリメインアンプ AIRBOW PM12 Master、スピーカーには Vienna Acoustics Lisztを使用して聞き比べました。 この聞き比べをMusic
BirdのYouTubeアーカイブで見る DENON DP-500M メーカー希望小売価格 93,500円(税別)(詳細はこちらから) Pro-Ject PHONO BOX ULTRA 500 メーカー希望小売価格 60,000円(税別)(詳細はこちらから) AIRBOW PM12 Master 販売価格 415,000円(税別)(詳細はこちらから) Vienna Acoustics Liszt メーカー希望小売価格 2,000,000円(ペア/税別)(詳細はこちらから) 試聴したレコード ダイレクトカッティングで録音された、高音質の女性ジャズボーカル曲。 超高音質でダイレクトカッティングされた、シェフィールドのカントリーミュジック。
ボーカルは、歌手の息づかいが伝わるほど繊細で細かく、雰囲気が抜群ですが、ウッドベースは、響きが少し膨らんでいます。ピアノも高域の響きが少し濁っているように感じられます。 ギターもボーカルも生々しく、さらにバンジョーが入ってくると、かなり上級のハイレゾやDSDでもここまではなかなか出ないだろうという音が出ます。 音が重なってくるところでも分離に優れ、楽器の響きが団子になったりしません。 目を閉じると、かなり生演奏を聴いている雰囲気に近い音が出ています。 バイオリンの音が少し細いので、この部分をなんとかできればと思います。
ピアノの音抜けが改善し、ウッドベースの濁りがとれました。ボーカルはさらに抜けよく、力強く鳴ります。 響きの濁りがとれて、それぞれの音の特徴がより明確になります。ギターの音が引き締まり、ハーモニーで一人ずつの声を聞き分けられるようになりました。バイオリンは弓の動きまで見えてきました。 リズムの走り過ぎ(せわしない感じ)が抑えられ、演奏に余裕と落ち着きが感じられるようになりました。
解像度は若干落ちたようにも感じますが、透明感と分離感、音色の再現性が向上しました。 ギターの音が生々しくなり、ハーモニーの分離と透明感が向上しました。 バンジョーの音の変化が大きくなっています。ボーカルも口の中の舌の動きまで見えるようです。落ち着いた曲調ですが、リズミカルで、これまで聞いた中では最も生演奏に近いイメージです。
やはり「耳で聞き分けられる音」には、大きな差がありません。けれど、ボーカルの表情の細やかさ、ウッドベースの厚み、ピアノのタッチの伝わり方などには変化があります。 中低音の厚みが増し、楽音の量感と質感が向上しました。ギターは「余裕」が違います。 音数はどんどん増えて、デジタル機器なら3桁万円の機器でなければ出ない音が、ここまでの投資で実現しています。 2020年2月 逸品館代表 清原裕介 |
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