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ELAC エラック スピーカー BS72 BS73 試聴 音質評価 販売 展示 価格2014年10月発売された、ELAC 70LINEの製品のBS72、BS73、FS77に、在庫処分特価の話が出てきました。ちょっぴり安くなるだけですが、実力派のELACエントリーモデルに手が届きやすくなるのは大歓迎です。 ELACと言えば、ハイルドライバー型の特殊なツィーター「JET」の搭載が有名です。ウーファーも銀色をしたコーンがアイデンティティーになっています。日本国内でも人気の高いELACですから、これまでに度々試聴レポートを掲載してきました。 2013年1月:「BS403とFS407の音質比較テスト」 ・ 2014年3月:「FS407とBS312の音質比較テスト」 ・ 2014年7月:「BS263の音質テスト」 これらのモデルは、すべて「JET」と呼ばれる特殊なツィーターが搭載されたモデルです。このJETという特殊なツィーターに代表されるように、ELACはドライバー・ユニットを自社開発する数少ないメーカーの1つです。 しかし、今回試聴する70LINEが使うのは、このモデルのために新開発された一般的な25mmシルクドーム型ツィーターと、BS72に搭載される116mm口径の、さらにBS73/FS77/CC71に搭載される150mm口径の黒いコーン紙が使われるウーハーです。しかし、見かけは一般的になっても、自社開発ユニットにはELACのこだわりが詰まっています。 70LINEのコンセプトに最も適したドライバー・ユニットとして設計されたこれらのユニットは、ボイスコイルを巻くボビン素材の選定に始まり、振動板素材とその構造、磁気回路の種類とサイズ、フレームの材質まで徹底的にテスト吟味されています。このようにセッティングを詳細に詰めたドライバー・ユニットは、ネットワークに無理な回路設計を求めることがなく、比較的シンプルなネットワーク回路を使うことができ、パーツ点数軽減により、低価格価格と高音質の両立が可能となります。70LINEの仕上げは、コストを抑えるためすべて「サテン・ブラック」で統一されています。 このように70LINEには、ELACが培ってきたスピーカー設計技術と、成功を収めた50LINEから得られたノウハウが詰め込まれ、エントリークラスであってもドイツを代表するブランドに相応しいパフォーマンスに仕上げることが出来たと彼らは説明しています。溌剌と伸びやかに音楽を鳴らすために、低コストで最小のサウンドを目指すELACの健全な物作りの思想から生まれた70LINEについて、彼らはシンプルで虚飾を配した道具としての価値観を実現したとしています。 70LINEのシリーズは、2Wayブックシェルフの「BS72」、「BS73」、2.5Wayトールボーイの「FS77」、そしてセンタースピーカーの「CC71」の4モデルで構成されますが、試聴したのは、「BS72」と「BS73」の2モデルです。 試聴環境 今回の試聴は、AIRBOW SR7010 Specialにi-Pod Touchを組み合わせて行いました。 試聴したソフトは、次の3曲です。ファイル形式は「WAV」でCDをリッピングしてi-Pod Touch(第4世代)に取り込んでいます。
2016年1月 逸品館代表 清原裕介 |
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