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dali oberon1 menuet Wharfedale Diamond 12.1 JBL 4312M2,TANNOY Platinum B6,QUAD 11L CS,Focal Chora 806,B&W 607/606 AE S2 音質比較 試聴 評判 レビュー2021年 人気ブックシェルフ型スピーカー 9モデル聞き比べ2021年前半のお手頃価格の小型ブックシェルフ・スピーカーから、逸品館おすすめの9モデルを「QUAD Vena2」と「AIRBOW SingingBox 6」の2台のレシーバーでじっくり聞き比べました。 ※ 2012年に行った小型スピーカー8モデル聞き比べのページはこちらからご覧いただけます。 聞き比べの概要説明
”DALI” OBERON 1、MENUET ”JBL” 4312M2 Black Ash ”Wharfedale” Diamond 12.1 ”B&W” 607/606 AE S2 ”TANNOY” Platinum B6 ”QUAD” 11L Classic Signature ”Focal” Chora 806 QUAD Vena2 (ご紹介ページへのリンク) Vena Uは、アナログトランジスターAB級45W(8Ω)のスピーカー出力と、標準ステレオジャック/1系統のヘッドホン出力を備える幅約30cmのDAC内蔵・小型プリメインアンプです。 アナログ入力は、RCA/2系統の他、レコードプレーヤーが接続できるフォノ(MM)/1系統。デジタル入力は、PCとの接続に対応するUSB入力が1系統、従来タイプの同軸/1系統、光/2系統のデジタル入力、さらにスマホとの接続に便利な高音質ワイヤレスデジタル入力(Bluetooth
/apt-X)”が装備されます。さらに、同軸/光それぞれのデジタル出力が各1系統備わります。 外径寸法は313W×93.5H×302Dmm(ターミナル、脚部を含む)で、質量は木製ケース付きモデルが7.5kgケースなしのシルバーとグレイが6.1kgです。 価格は、美しい木製のケースに収められた「ブラック・ハイグロス」と「サペレ・マホガニー」が、\188,000円(税別) QUAD Vena U(Black High-Gloss、Sapele-Mahogany) メーカー希望小売価格 188,000円(税別)
AIRBOW SingingBox 6 「交響曲が十分楽しめる音質を実現するオールインワンのコンポーネント」を目標として、AIRBOWが作り続けているのが「SingingBox」しりーずです。その6代目となる"SingingBox 6"は、充実した多機能と出力50Wの高音質デジタルアンプを搭載する「marantz MCR-612」を母体に、AIRBOWの高音質化技術を駆使して妥協なき音質に仕上げた自信作です。 SingingBox6は、CDの再生が可能なだけでなく、ネットワーク(有線/無線)入力による「ネットワークミュージック」の再生や、Bluetooth入力による「スマホとの接続」、さらに搭載するUSB端子に、メモリーやHDD/sSSDなどのストレージを接続するだけで、収録されている楽曲がライブラリ化して便利にプレイできるなど、家庭にある「音楽ソース(音源)」のほとんどすべてを思うがままに再生できる機能を備えています。 もちろんその音質は、外観からは想像のできないきめ細やかで伸びやかな高音と、艶やかな魅力的な中高音、さらには小型軽量ボディーから出てくるとは信じられないほど充実した重低音を兼ね備え、SingingBoxシリーズで最高音質に仕上がっています。 今回は、その「良さ」をお伝えするために、同じ価格帯で逸品館も高く評価し、全国的な大ヒットとなっている「QUAD Vena2」と聞き比べることにしました。 AIRBOW SingingBox6 販売価格 148,000円(税別)
DALI OBERON 1 メーカー希望小売価格 68,000円(ペア・税別) OBERONシリーズには、比較的大口径の29mmテキスタイル・ドーム型ツィーターが共通して使われます。口径 230/180/130mmの3種類で構成されるスコーカーやウーファーの振動板には、DALIの外観的な特徴にもなっている「ウッドファイバーで強化した振動板」が採用されます。また、OBERONシリーズから磁気回路に、DALIの高級モデルに使われている歪みの少ない「SMCテクノロジー」をこのクラスで初めて採用することで、従来モデルに比べて中音域の歪を劇的に低減していると説明されます。 OBERONシリーズで最も小さく、最も安い「1」を聞いてみてもウーファーとツィーターの自然な繋がり、濁りのない空間再現能力には驚かされます。この価格帯のスピーカーで、こんなに素晴らしい音、美しい仕上げが実現するようになったのは驚異です。 今回は、QUAD Vena2との組み合わせでは、高域がやや強めに出ましたが、他のアンプと組み合わせても高域のエネルギー感は、ややや強いようです。AIRBOW SingingBox6との組み合わせでは、Vena2で聞いていたときよりも低音がよりしっかりと出るようになり、さらにスケール豊かな音で音楽を聞かせてくれ、さすがベストセラーモデルだけのことはあると納得させられました。 DALI MENUET メーカー希望小売価格 200,000円(ペア・税別) MENUET(メヌエット)は、OBERON 1より小型・軽量ですが、価格は10万円以上高価です。 コストは音質に反映され、高域の透明感や質感の高さ、中音域の密度の高さに価格の違いを感じられます。しかし、OBERON 1に比べてると低音がやや少な目で、帯域バランスが明確に高音よりに感じられます。 室内楽やボーカルメインのソフトを中心に音楽を楽しまれていらっしゃるなら問題はなさそうですが、JAZZ/ROCK/POPSなど低音の力感がポイントになる音楽をお聞きになる場合には、低音の量感を確認してからの購入をおすすめいたします。
Wharfedale Diamond 12.1 メーカー希望小売価格 68,000円(ペア・税別) (Diamond 12 シリーズ詳細へのリンク) イギリスのスピーカーメーカー「Wharfedale(ワーフデール)」は、世界で始めてスピーカーを量産した由緒あるブランドです。現在は、大阪発祥のオーディオメーカー「Luxman(ラックスマン)」以下、QUAD、LEAK、Audiolab,Electroacoustics, Mission, Tag McLaren, Castle Acoustics など多くのメーカーを傘下に収める、中国のオーディオ・ファンド「IAGグループ」に所属しています。Wharfedaleのスピーカーは、イギリス人のチームにより設計されますが、ユニット、キャビネット、ネットワークに至るすべての生産をIAGグループの中国工場が行い、高音質・低価格を実現します。 シリーズは、全6モデルで構成されます。 ※価格はペア 25mm口径のポリエステル素材のテキスタイルドーム型振動板を採用するツィーターは、スムースに高音が拡散するように設計されたウェーブガイドが備わります。さらに、バッフルの響きで高音が濁らないように複数のプレートが組み合わされた制振構造が採用されるなど、高音質実現のために多くの工夫が凝らされています。 口径150/130/100mmの3サイズで構成される中低音ユニットには、軽さと強度を両立するために彼らが「Klarityコーン」と名付けた、ポリプロピレンとマイカ(雲母)のハイブリッド振動板が使われています。磁気回路には、このクラスでは贅沢な強力ネオジウムマグネットが使われ、ボイスコイルにもエポキシ樹脂を含浸させたグラスファイバー製の強固なボビンが採用されるなど、このクラスで比類なきパワーアハンドリングと正確なストロークを実現したと標榜されます。 過去には、大型の高級スピーカーも製造していたWharfedaleですが、もともと「コストパフォーマンスが抜群の小型〜中型スピーカーを得意とするメーカー」だった伝統を裏切らず、Diamond シリーズも価格を超える滑らかで透明な中高域と、サイズを疑うほど量感のある良質な低音の再生を可能としています。 今回は、Wharfedaleの主軸であり、逸品館が自信を持っておすすめするDiamond シリーズの最新モデルから、「DALI OBERON 1」のライバルの立ち位置にある「Diamond 12.1」を聞くことにしました。 Diamond 12.1の価格は「68,000円(税別・ペア)」と「57,000円(税別・ペア)」のOBERON 1よりも、約2割ほど高価ですが、Diamond 12.1は OBERON 1よりもすこし大きく、重量も重いので価格差は納得できる範囲だと思います。 スペックの違いから読み取れるように、Diamond 12.1はOBERON 1よりも低音がよく伸び、濁りや膨らみも少なく感じられます。低音と同じように、中高域の透明感や質感もOBERON 1よりも好印象で、音質は価格差以上の違いがあるように感じられました。 OBERON 1は、明るい雰囲気でカジュアルの音楽を鳴らしてくれます。Diamond 12.1は、広帯域できめ細かく、透明度の高い癖が少ない音質で、いわゆる「モニターライク」なサウンドに仕上がっています。一般的な音楽ファンならどちらを選んでも後悔はしないと思いますが、オーディオファンならDiamond 12.1もチェックしてみて下さい。
JBL 4312M2 Black Ash メーカー希望小売価格 68,000円(ペア・税別) 今回聞き比べたスピーカーの中で、4312M2だけが「3Way」構成です。しかし、さすがにこの価格では満足なコストがかけられなかったのか、ユニット別の音量調整(ボリューム)も備わりますが、「パルプ」という昔ながらの素材をそのまま使うミッドレンジ・ウーファユニットからは盛大にコーン紙が分割共振して発生する「紙くさい響き」が聞こえ、逆に19mmと極端に小さすぎるツィーターの音はあまりにも鋭く、金属的すぎます。外観からわかるように、キャビネット形状設計を変えていない(40年以上前のまま)のも問題で、エッジが内側に折り曲げられたバッフルがユニットからの音を反射し、他のモデルに比べて音が広がりません。 結論から申し上げると、このスピーカーは良くも悪くも「モニュメント」から脱していません。けれど、あこがれのスタジオモニターを正確に縮小したそのデザインは魅了的ですし、昔ながらの「JBLっぽい音」で「ジャズ(クラシックはあきらめて下さい)」や「歌謡曲」を聞いていると、ローファイのラジオで音楽を聞いているような、なんとも言えないレトロな味わいが感じられるのも事実です。 4312M2は、最新のトレンドを取り入れた現代的ハイファイスピーカーではありませんから、他の8モデルと比べてはっきりと「音は悪い」です。けれど、お部屋のインテリアとして、またミニチュア・モニュメントとしての価値を認めるなら、4312M2の「佇まい」は、ありだと思います。
TANNOY Platinum B6 メーカー希望小売価格 88,000円(ペア・税別) TANNOY(タンノイ)は、過去にペア1000万円を超える製品をラインナップし、現在もペア700万円を超える高額スピーカーを発売していますが、普及価格帯のスピーカーは、設計も製造も別な部門で行われているため「音色」が明らかに違います。 高級モデルが調和のとれた美しい音楽を再現するのに対して、普及価格帯はかなり「ドンシャリ」で大雑把な音に聞こえます。今回試聴したPlatinum B6も価格の割にサイズを頑張ったのが災いしたのか、DALIやWharfedale、QUAD、B&Wなどと比べるとかなり「箱なり」が多く中低域が濁っています。高域は硬く、中低域は膨らんで遅れます。外観はスタイリッシュですが、出てくる音はかなり「旧態依然」としていて、DALI、Wharfedale、QUAD、Focal、B&Wの水準には及ばないと感じました。
QUAD 11L Classic Signature メーカー希望小売価格 120,000円(ペア・税別・ピアノ仕上げ) QUAD 11L Classic Signature メーカー希望小売価格 90,000円(ペア・税別・マット仕上げ) QUADといえば「衝立」のように大きい静電(コンデンサー)型スピーカーが有名ですが、IAGの傘下に入ってからは、ダイナミック型スピーカーも精力的に発売しています。 その「QUADダイナミック型スピーカー」の最も小型なモデル「11L」の第3世代に当たる「11L Classic Signature」は、音響デザインディレクターにPeter Comeau氏(ピーター・コモー氏)を迎え、Signatureモデルとして発売されました。 11L Classic Signatureは、その名に恥じない、透明度が高く鮮やかなサウンド表現を実現しているだけではなく、このクラスではあまりお目にかかれない「多層塗り」により深みのある光沢を実現するピアノフィニッシュ(マット仕上げを除く)の採用や、さらに、「グリルを取り付けるための穴」が見えない「マグネットキャッチ式グリル」の装着など、価格を疑うほどの細部へのディテールへのこだわりを感じさせます。極めつけは、サイン入りの認定書の添付ですが、あらゆる部分に彼らの「このスピーカーへの思い入れ」が反映され(詳細はこちら)ています。価格は10万円程度ですが、特別なスピーカーを所有する喜びを与えてくれます。 今回の聞き比べは、他のモデルと条件を合わせるため「グリルを外した状態」で行なったため、高域がやや強く音の広がりにも問題が発生してしまいました。発売時にに行った試聴での判断「グリルを装着したベストの状態」で行うべきだったと後悔しています。
Focal Chora 806 メーカー希望小売価格 90,000円(ペア・税別) 私がお気に入りの創業40周年アニバーサリーモデル「SPECTRAL 40th」に続き、今年9月に発表された新たなベーシックラインナップが「Chora(コーラ)」です。このモデルの特徴は、4年以上の研究を重ねて新開発された、炭素繊維に熱硬化性ポリマーを含浸して成形して作られた新たな複合材"Slatefiberconeは”を口径16.5cmのウーファーの振動板に採用していることです。この素材により、Chora 806のウーファーはダイナミックで豊かな低域再現を実現したとされています。 ツィーターには、振動板に軽量で高剛性、優れた振動減衰特性を備えるアルミマグネシウム合金を使う、Focal伝統の「インバーテッドドーム型ツィーター」の搭載し、「2,000Hzから3,000Hz帯域における歪みを大幅に改善」、伸びやかで素直な高域を獲得したと説明されています。仕上げは、ブラック、ダークオーク、ライトオークの3種類から選べ、専用スタンドChora 800 Standが用意されます。前作の「Chorus(コーラス)」から製造拠点が中国に変わり価格がぐっとお求めやすくなったところも魅力的に感じます。 経験的に2Way型スピーカーは、ウーファーのサイズが「口径 130mm」よりも大きくなるとツィーターとの繋がりに違和感を覚えることが多いのですが、新素材の振動板を採用したウーファと、比較的低い周波数まで良好に再現する金属逆ドーム型ツィーターの効果なのでしょう、Chora 806は低域から高域まで見事に滑らかに音が繋がります。その繋がりの良さ、きめ細やかさ、開放的で定位の良いブックシェルフ型ならではの「スピーカーの存在を感じさせない、立体的な音の広がり」は、今回聞き比べた9モデルのスピーカーではB&W 607 S2/AEと並びずば抜けていました。 中高域の澄み切った音の心地よさは、607 S2/AEと変わりませんが、口径165mmサイズのウーファーとブックシェルフ型としてはやや大型のキャビネットから繰り出される豊かな低音は、当然607 S2/AEよりも良く伸びて、フロア型スピーカーに匹敵するほどの低音再現を実現しています。中国製と言うことで懸念される仕上げも十分Focalの水準に達していて美しく、価格はすごく安いと感じられました。
B&W 607 S2 Anniversary Edition メーカー希望小売価格 100,000円(ペア・税別) B&W 606 S2 Anniversary Edition メーカー希望小売価格 125,000円(ペア・税別) 金属振動板を使うツィーターは、テキスタイル振動板を使うツィーターに比べて芯の強い高域を発生し、シンバルやTriangleなど金属系の音が得意なのはもちろん、弦楽器のアタックも明瞭に出ます。その反面、テキスタイルドーム型ツィーターよりも高域が伸び足りないように感じたり、人間の声がややハードに感じられるなどの弱点もあります。 特にB&Wが、800シリーズのツィーターに採用する「ダイアモンド振動板」は、他の金属振動板を使うツィーターに比べると高域がやや硬い「独特な癖」がより強く感じられるように思います。けれど、2018年に発売された700シリーズは、アルミニウムの表面にカーボンを薄くコーティングしたツィーターを採用することで、B&Wらしい明瞭度と高解像を備えながら、これまでのB&Wの高級機で不満を感じた「滑らかさ」や「艶やかさ」も実現した素晴らしいスピーカーにリファインされていました。 700シリーズ(705/702 S2 Signatureの評価はこちらからご覧いただけます) 今回試聴する、607/606 S2 / Anniversary Edition(AE)は、2020年9月に「B&W600シリーズスピーカーの発売25周年記念モデル」として、特別なクロスオーバーネットワークが搭載され発売されたモデルです。口径25mmのアルミ振動板ドーム型ツィーターが共通して使われますが、ウーファーのサイズが異なります。607には130mm、606には165mmの口径のユニットが組み合わされます。 700 シリーズが搭載するカーボンがコーティングされたツィーターの音は、金属振動板を使っているとは思えないほど滑らかで暖かく、厚みも感じられますが、アルミ合金がそのまま使われる600シリーズの高音は、700 シリーズと比べるとやや冷たく硬いように感じられることがあります。それでも、600 S2/AEの癖が少なく細やかな高音の再現性は、このクラスでトップクラスです。 しかし、これまでにもB&Wは低価格モデルにアルミ合金のツィーターを使っていましたから、700/600シリーズの音質が一気に良くなったのは、ツィーターの変更だけだとは思えません。実は最新の700シリーズから、高級モデルに引き続き導入された「銀色の振動板(コンティニュアムコーン)」がウーファーに採用されるようになったのです。 コンティニュアム・コーンを採用する口径 130mmの607 S2/AEのウーファーは、応答速度が速くツィーターとの繋がりに不満や不自然さが一切感じられません。低音は膨らまずクリアで、低音楽器のタイミングや音階が明瞭に再現されます。606 S2/AEだと、暴れてしまうリズムも、607 S2/AEだとまるで別物のようにまとまって、演奏が上手に聞こえます。 ボーカルも、606 S2/AE だとややダラダラ歌っているように感じられる曲が、607 S2/AE だと見事に調和したボーカルに聞こえます。つまり、同じ演奏を聞いたときに607 S2/AE の方がずっと上手く、心にジーン染みる音楽として再現されるのです。 607 S2/AEは、これまでに私が聞いたこのクラスのブックシェルフ・スピーカーの中で間違いなくトップクラスの水準です。DALI OBERON 1と比べると「音の精度(精緻さ)」がまったく違って感じられます。価格差以上に納得できる音質差があると感じます。 これに対して、ウーファーの口径が165mmと面積比で60%も大きくなる607 S2/AEは、ウーファーの応答速度がツィーターに追いつかず、中域高域に濁りが生じ明らかに音の繋がり感が悪化します。ユニットの止まりも遅いため、バスレフで発生する低音の遅れや濁り、膨らみも大きくなります。低音の応答が悪い606 S2/AEは、607 S2/AEに比べて低音の量は出ますが、低域楽器のパンチ力や音階の明瞭度が劣化し、音楽的には低域が効かない印象です。この悪状況を改善するには、今回使ったよりもかなり高価な、電源がしっかりしているアンプとの組み合わせが望ましいと思いますが、スピーカーの価格を考えると、そこまでの投資が必要なのかという疑問も生じます。おすすめはズバリ、607 S2/AEです。
2021年8月 逸品館代表 清原 裕介 |
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