オーディオ・アクセサリーを使いこなそうオーディオボードオーディオ機器で最も大きく振動するのは、「スピーカー」です。 スピーカーのキャビネット(筐体)は、楽器の胴(共鳴体)と同じようにユニットの振動を受けて響きを生じます。スピーカーを「美しく響かせ音質を改善する」ために、音の良い「ボードやインシュレーター」を使いましょう。 スピーカーの「置き方」で良くないのは、「柔らかいもの」、「響きの悪いもの」の上に乗せることです。 畳やカーペットの上にスピーカーを置いた場合、中高音の明瞭度が上がらず、低音がブーミーになりがちです。ソルボセインやゴムのような、柔らかい材質のインシュレーターをスピーカーの下に置くのも止めましょう。 柔らかくはありませんが、煉瓦やコンクリートブロックのような多孔質で響きが鈍いものの上にスピーカーを置くと、やはり中高音の明瞭度が低く低音がブーミーになります。音場も濁り、広がりません。「御影石」も音が暗くなるので、なるべく使わないようにしましょう。 お薦めは、響きが明るく適度な内部損失(制振能力)を持つ人造大理石やコーリアンのボードです。 オーディオボードを機器の下に敷くとよけいな振動が抑制されて、音の広がり、明瞭度、低音の力感などが大きくアップし、見た目もグレードアップします。 人造大理石ボード 人造大理石ボードは、端材を利用しているので品質の割に価格が安くお薦めです。明るく快活な音質です。6mm厚は標準モデル、12mm厚は、より性能を高めたハイグレードモデルです。 ボードのサイズを標準的なオーディオラックに合わせてありますので、主要メーカーラックの棚板の上に敷くだけで簡単にオーディオ機器の音質を向上させられます。価格が安いので複数枚購入しても「お財布に優しい」のも魅力です。 若干の寸法誤差、反りなどはご容赦ください。 若干の傷は付きますが、スパイクベースを使わずにスパイク付きの機器を設置できます。 AIRBOW ウェルフロートボード用の強化天板としてもお使い頂けます。 サイズは、35*45 / 44*49 / 40*60(cm)の3種類からお選び頂けます。 コーリアンボード コーリアンボードも端材を利用しているので価格は安いですが、人造大理石に比べ強度がさらに高く粘りがあり、制振性に優れます。 重量級スピーカーの設置にはもちろん、一般的なオーディオラックなどに重量級のパワーアンプを乗せるときなどにお使いください。棚板が「強化」されることで機器の脚に「均等に荷重がかかり」音質が飛躍的にアップします。 若干の寸法誤差、反りなどはご容赦ください。
お薦めの一手間 オーディオボードをフローリングの床の上に設置するとき、その下にKripton Mystic Whiteを敷きましょう。大きさは、ボードよりも小さいくらいがちょうど良いです。床とボード間の振動干渉が低減され、音の広がり感や高域の伸びやかさが改善します。 床とボードの滑りも良くなるので、スピーカーの移動(精密セッティング)もやりやすくなります。 Kripton Mystic White メーカー希望小売価格 8,800円(2枚入り・税抜き)(商品詳細はこちら) ウェルフロートボード 振動するものは、「動かないように押さえつける」よりも「自由に振動できる」ほうが、「振動は綺麗に消える」のです。 この理想的なフローティング機構を備えるのが、「ウェルフロート・ボード」です。 スピーカーを例にあげてこのボードの働きを説明します。 スピーカーユニットは前に動いた後同じ量だけ後に戻ります。スピーカーキャビネットが従来のバネやゴムを使った「フローティング・システム」で支えられていると、キャビネットに加えられた力が元に戻るとき「バネ」あるいは「ゴム」の「復元力」が加わって、戻り運動に遅れ(バネ歪み・ゴム歪み)が発生します。この余分な運動がスピーカーの音を「バネ臭く」あるいは「ゴム臭く」する原因となっていました。 東大阪「ジークレフ音響の永田氏」が発明した特許のフローティング・システムは、前に動いたユニットが元に戻るとき、完全にストレスフリーの状態を保ちます。ユニットの慣性力は、キャビネットの重量によってほぼ完全にキャンセルされ、不要な共振や共鳴が発生しません。さらにこのボードは、上下方向のフローティング機構も備えるため、床との共振(スピーカーによる床鳴りのフィードバック・ループ)も効果的に遮断します。 ウェルフロートボードを使えば、スピーカーの音が見違えるほど伸びやかに、軽やかに響くようになります。 ウェルフロートボードをレコードプレーヤーに使うと、ハウリングを完全に消せます。CDプレーヤーにも大きな効果があります。仕上げが美しく高級感のあるウェルフロートボードに機器を乗せれば、見かけもグッと良くなります。 唯一欠点があるとすれば、筐体の振動を音作りに使っている機器との相性の悪さです。このような製品をウェルフロートボードに乗せると、振動が完全にキャンセルされ「製品の味わい」が薄くなることがあります。このような場合には「ビートボード」をお使いください。味わいを濃くできます。 ウェルフロートボードの詳しい説明 オーディオ機器のは、前後左右対称に振動します。これは「振り子」が「元に戻ろうとする」のと同じ原理です。 エアフロートボードは「ゴムが変異するときのエネルギー分」だけ、振動を取り去ることができず、設置した機器には「ゴムの響き」が付いてしまいます。マグネットフロートボードは「近いと強く、離れていると弱く」なる磁石の性質で「振動が繰り返される」という問題があります。ウェルフロートボードは、板バネとワイヤーを組み合わせることで「共振点と摩擦抵抗のない理想的なフローティング」を実現します。過去のフローティングボードよりも音が良いのはそういうことだったのです。
(すべてのウェルフロートボードはこちらからご覧いただけます) ウェルフロートボード効果の検証ビデオ 1. JBL S3900を使って、スピーカーボードの音質比較を行いました。 ウッドボード 強度の高い集成材の表面に10mm厚のウォールナットを張り込んだ、響きの良いボードです。TannoyなどのVintageスタイルフロア型スピーカーにベストマッチします。特注サイズも承ります。
ビートボード ウェルフロート・ボードの登場により、難しい「スピーカーの位置調整」を行わなくても、十分な明瞭度と音の広がりが得られるようになりました。またこのボードは、レコードプレーヤーやCDプレーヤーの音質改善にも大きな効果を発揮しました。しかし、100kgに近い重量級のスピーカーや一部のアンプにウェルフロート・ボードを使うと「重低音」が僅かにふわりとして感じられる事がありました。 そこで私は、フローティングとまったく逆の考えでボードを開発することにしました。 ウェルフロート・ボードの考え方は、スピーカーや機器に発生する振動を「ボードが動くことでキャンセル(打ち消す)」というものですが、違う考え方とはスピーカーや機器が発生する振動を「音楽に変換する」という考え方です。 Quadraspireなどのラックも同じような思想で作られていますが、素材と形状を吟味しコストをかけて作ったBeat Boardは比べものにならないくらい大きな音質改善効果を持っています。 このボードを使うことで音質は飛躍的に向上します。楽器の音色はより濃く鮮やかになり、音の密度も向上します。ウェルフロート・ボードが実現した「開放感」とはひと味違う「高密度で濃厚な音」をビート・ボードは実現します。ただし、スピーカーに使う場合にはレーザーセッターを使う精密なセッティングが必要になりますので、ビート・ボードはアンプなどオーディオ機器の置き台としてご活用下さい。 このボードを使うだけで、オーディオ機器が「楽器」のように鳴り始めます。価格は高いですが、それだけの価値がある逸品です。 真空管アンプに使うと、特に素晴らしい効果を発揮します。
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